苫小牧市が昨年3月に閉鎖した支笏湖畔のモーラップ樽前荘(千歳市モラップ)は8月3日から、「モラップ清香ハウス Villa(ヴィラ)」として再出発する。苫小牧市で自動車関連の会社を経営する2人が共同出資し、市から建物を取得。当面はレジャー客の休憩所として開放し、軽食などを販売。来年6月をめどに宿泊事業にも乗り出す。 2人はセルオート(木場町)社長の香川博行さん(67)とボデーショップキヨカワ(錦岡)社長の清川滋さん(同)。古くからのバイク仲間で支笏湖でのヒメマス(チップ)釣りも趣味。ライダーの宿泊場所として人気だった樽前荘の廃止を知り、「何とか残したい」と資金を出し合い昨年10月、市から落札した。 営業再開に向け、家族やバイク・釣り仲間らの協力を得て年明けから建物内の備品を整理。1999年建築のログハウス風の建物は傷みの激しい部分もあり、汚れた床板を削ってニスで磨き上げたり、壁にペンキを塗っ