埼玉県南部に多く暮らすクルド人を排斥するヘイトデモが26日、同県川口市のJR蕨駅周辺で行われ、参加者のレイシストが「クルド人は日本から出て行け」というヘイトスピーチを拡声器で発した。ヘイトスピーチ解消法で許されないと定められた差別的言動で、2月のデモに続くもの。市民が求める規制条例の立法事実がまた積み上がった。 ヘイトスピーチを叫んだのは「ガンジー沢田」…
埼玉県南部に多く暮らすクルド人を排斥するヘイトデモが26日、同県川口市のJR蕨駅周辺で行われ、参加者のレイシストが「クルド人は日本から出て行け」というヘイトスピーチを拡声器で発した。ヘイトスピーチ解消法で許されないと定められた差別的言動で、2月のデモに続くもの。市民が求める規制条例の立法事実がまた積み上がった。 ヘイトスピーチを叫んだのは「ガンジー沢田」…
横浜市出身の芥川賞作家・荻野アンナ(67)が4月、神奈川近代文学館(同市中区)の館長に就任した。フランス文学研究の傍ら、小説や評論の執筆、翻訳など幅広く活躍してきた。機知に富んだ文章で読者を魅了する荻野に、文学館の在り方や創作の心得を聞いた。 同館が建つ「港の見える丘公園」のそばで暮らしてきた荻野。館長として地元に貢献できる喜びを明かしつつ、「『長』の付くものは苦手なので『やめてちょう』と言っていた。場所の持つ力や組織の風通しの良さが引き受ける決め手になった」と、ちゃめっ気たっぷりに語る。 2022年に同館主催の特別展「没後50年 川端康成展」の編集委員を務め、職員と共に展示を作り上げる楽しさを知った。「展覧会で粋な計らいをしたり、若年層に来てもらおうとゲームや漫画とのコラボレーションを実現したり、職員の皆さんの発想や企画力を信頼しています」 1984年の設立以降、130万点を超える近代文
横須賀市池上3丁目と同市平作8丁目を流れる水路「池上ふれあい下水道」周辺で日没後、はかなげな光を放ちながらゲンジボタルが舞っている。同所でホタルの再生活動をしている市民団体「いけがみほたるの会」(小出和弘会長)によると、今年は14日ごろから飛び始め、6月上旬まで観賞できるという。同会は「明るい光源を持たないなどルールを守って観賞を楽しんでほしい」と呼びかけている。 ホタルが見られるのは、横須賀署池上交番の裏手で、住宅に挟まれた同下水道沿いの遊歩道約200メートルの周辺。同会が十数年前からホタルが生息できる環境を整備して、今では毎年この時期に観賞できるようになった。今月23日夜にも地域住民らが数多く訪れ、「きれい」「昨年より多いんじゃないか」などとそれぞれ初夏の風物詩を楽しんでいた。小出会長によると、今年は100匹以上が飛んでいるという。 これまでも市内の別の場所でホタルを増やす活動をしてき
旅行ガイド本「地球の歩き方」の横浜市版の表紙がお披露目された。制作には市民ら約2500人が関わり、「横浜自慢」や「横浜あるある」などの企画に協力。表紙には7割の市民が選んだ、みなとみらい21(MM21)地区(同市中、西区)の風景が採用された。8月1日に発売する。 出版社「地球の歩き方」は海外旅行者向けのガイド本を中心に展開してきたが、新型コロナウイルス禍を機に国内版を相次いで出版。横浜市版の制作に当たり、市民の声を生かすために市と連携協定を締結。昨年秋に市民アンケートを実施し、住みたい区やお薦めスポット、表紙にしたい風景などを募った。市民参画型での制作は横浜が初めてという。 表紙のお披露目のため市役所を訪問した宮田崇統括編集長は、ガイド本でありながら土地に根付く歴史・文化もしっかり書き込んだといい、「気付きがたくさんあるので、『うちのまちも載っている』と地元を歩いてくれたらもっと横浜のこと
鎌倉市は23日、深沢地区に建設を計画している新市庁舎の基本設計に関する業者選定に、共同企業体を含む4者から応募があったと発表した。7月以降に各業者からの提案内容を展示・公開し、市民意見を募集。業者選定のための公開プレゼンテーションでは、寄せられた意見に寄り添うことができたのかを評価対象に加えることで、市民参加型の選定を目指すという。 選定は参加業者が新庁舎のコンセプトやイメージ図などを提案書で示し、最も優れた提案をした業者を学識経験者などでつくる審査会が選ぶ公募型プロポーザル方式で実施する。選定後に業者が具体的な設計業務を始める。 【図:新庁舎の計画予定地と新駅の計画予定地周辺】
与野党超党派議員による「アダルトビデオ(AV)出演被害防止・救済法案」についての審議が25日の衆院内閣委員会で行われ、立憲民主党は性行為を伴うAVを禁止する法律の制定を別途、検討していく方針を示した。 法案では撮影時の性交を…
川崎市交通局は28日、鷲ケ峰営業所(宮前区)管内で運行する市バスの一部路線で6月10日から減便すると発表した。運転手の労働時間に規制がかけられる「2024年問題」が影響したほか、退職や新規採用で人員を確保できなかった。市交通局によると、運転手不足を理由にする減便は初めてという。 市交通局によると、6月10日から減便されるのは鷲ケ峰営業所が運行する平日・土日の7路線、18系統計144便。鷲ケ峰営業所全体の便数の約3・4%に当たる。通勤・通学客が利用する朝のラッシュには影響が出にくいように、便数を減らすのは、主に日中や夜間にした。運行本数が多く、運行間隔が短い路線から選んだ。市バス全体では1万2089便となる。 新たな時刻表は6月3日までに市バスのホームページで公表する。対象のバス停にも張り出すほか、車内でもアナウンスする。 4月に補充も、適正配置に届かず
神奈川県立湘南台高校(藤沢市)で4月、付け毛(エクステンション)をしていた女子生徒1人が「校則に抵触する頭髪」として、クラスの集合写真から除外されたことが関係者への取材で分かった。生徒は前年度、当時の担任教諭から許可を得ていたが、新しい担任はこうした経緯を確かめずに問題視。生徒がその場で対処すると伝えても撮影に加わることを許さず、排除したという。県教育委員会は取材に「行き過ぎた生徒指導ではない」との見解を示した。 子どもの権利条約を踏まえて施行された「こども基本法」は、子どもが自分に関わる事柄について意見を表明する権利を明記しており、専門家は新担任の非寛容(ゼロトレランス)な厳罰指導を「いじめ」と批判する。同校は県立インクルーシブ教育実践推進校に指定されており、「インクルーシブ=包摂」とは程遠い実態が明らかになった格好だ。 同校は校則(生徒の心得)で「パーマ、染色、脱色など頭髪に手を加えな
京急線三浦海岸駅(三浦市)の改札外トイレ入り口で、ツバメのひなが元気に育っている。トイレは28日から改修工事に入るが、発注者の京浜急行電鉄(横浜市西区)は子育てに影響しないよう、外装工事をひなが巣立った後に行うことにした。 ツバメの巣は女子トイレ入り口の上部にあり、17日にはひなが確認された。24日時点で4羽いて、親鳥がせっせと餌を運んでいる。 同社によると、老朽化が進むトイレの改修工事は7月末までの約2カ月間で実施し、男女とも便器を洋式に替えて内・外装も一新する。 当初は外装工事を先にする予定だったが、ひなを確認した段階で内装工事を先行させることにした。その後も市民からも「巣があるのに工事をするのか」といった問い合わせが数件あったという。 ツバメのひなはふ化して20日前後で巣立つといわれ、順調に育てば6月初めには旅立つ。同社の担当者は「内装工事もできるだけ静かに進め、無事に巣立ちを迎えて
自民党派閥の裏金事件を受けた各党の政治資金規正法改正案を巡り、24日の衆院政治改革特別委員会で、自民案提出者で同党政治刷新本部座長の鈴木馨祐氏(衆院神奈川7区)の姿勢に野党の批判が集中した。自民案への反発に加え、鈴木氏の政党支部が寄付収入を政治資金収支報告書に記載していなかったことが追及され、「火だるまがさらに燃え広がった」(野党中堅)格好だ。 自民は防戦に追われる一方、政治資金パーティー開催禁止法案を提出した立憲民主党に対し「党幹部は開催している」と逆襲するなど泥仕合の様相となった。 「これだけ長年にわたって政権与党であり続けると、どうしても国民の目から見れば癒着、利権、金権を疑わざるを得ない」。日本維新の会の金村龍那氏(比例南関東)は抜本的な見直しに消極的な鈴木氏に「議論が煮詰まらないのであれば、少しでも自重していく姿勢を国民に示していく必要がある」と迫った。 金村氏がまず矛先を向けた
山中竹春横浜市長は14日の定例会見で、政令市が法制化を目指す「特別自治市」構想を巡り、神奈川県が「住民目線から見て妥当でない」との見解をまとめたパンフレットを公表したことを受け、「法制化された上でメリット、デメリットについて議論されるのがいい。今は選択肢がなく、議論の段階にはない」と述べた。 県のパンフレットは表紙に「えっ!独立?」とのキャッチフレーズを掲げ、県が果たす総合調整機能への影響や財源不足による行政サービス低下などの課題を指摘。構想は「県を分断するもの」と主張している。 市長、パンフレットの感想を求められ
小田原市長選から一夜明けた20日、自民推薦の現職・守屋輝彦氏の大敗が「小田原ショック」(同党幹部)として政界に広がった。衆院3補選全敗に続く自民に対しての厳しい結果に、政権内には「地方レベルでも国民に見放され始めた」(同党幹部)との悲観論が漂う。「小田原の次は箱根の関越え?」(閣僚経験者)と静岡県知事選(26日投開票)への波及の懸念も語られ始めている。 「守屋市長は地元メディアと折り合いが悪かったのではないですか」。県内事情に詳しい政界関係者によると、旧知の官邸スタッフから20日早朝、そんな問い合わせを受けた。今年2月の前橋市長選で自民推薦現職が大敗した際も同じような照会があったという。関係者は「岸田文雄首相の周辺は『総理の不人気のせいではない』との世論の火消し材料集めに必死なのだろう」と推測した。 小泉氏ら「スター布陣」で応援も奏功せず
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