授賞式では、貢献者賞受賞者によるこれまでの活動を紹介するプレゼンテーションも行われた。 平松雅巳氏 Linuxのカーネルの動作を記録する機能「カーネルトレーサ」の開発に取り組んだ平松氏は、構想からカーネルに採用されるまでの5年間の活動を紹介。同じようにアップストリーム活動(OSSなどに自ら考えた機能を標準機能として組み込むよう働きかける活動)を行う人たちに向けて、「あきらめず続けること」「ほかの技術者と一緒に考えること」「必要なら今の実装にこだわらず一から考え直すこと」「夢中になること」が大事だとアドバイスを送った。 法林浩之氏 続く法林氏は発表の冒頭で、自身のことを「口でOSSに貢献した男」と自虐的に評価し会場の笑いを誘った。自らが受賞した理由として、「OSSの活動には開発以外にも多くの仕事があり、ソースを書く以外にも貢献できることはある。自分の場合はそれがしゃべることだった」
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