ktaro_89のブックマーク (13)

  • タンザニアでは日本車が余生を送っている【タンザニア旅行記①準備~登山開始前】 - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    2024年3月にタンザニアに行った。キリマンジャロに登るためである。ノウハウをまとめたブログはほかにたくさんあるので、このブログでは取り扱わない。ここでは現地で日々つけていた記録を写真とともに振り返る。 同行者は友人Tの1名だ。 今回は準備~登山開始前まで。 準備 日程を確保できた友人Tが北朝鮮入国履歴のせいでESTA(アメリカの電子渡航認証システム)を申請できない状態だった。入国できないわけではないが、ESTAではなく正式なビザを取得しなければならず、けっこうめんどくさい。乗り継ぎも対象になるらしい。そのため行先から北アメリカや南アメリカを除外した。残りで検討した結果、タンザニアのキリマンジャロに行くことになった。 こちらから誘ったにも関わらず、友人Tが飛行機や宿の予約などほとんどの手配をしてくれた。大変ありがたい。 タンザニアのビザの申請をオンラインで行った。料金をクレジットカードで払

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    ktaro_89 2024/05/31
  • 登山と飲み会の代替性について - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    登山に行くと膨大な時間を人と話すことに費やすことになる。誰かといっしょに山に行けば、その人と一日中、泊まりがけであれば複数日いっしょにいることになるからだ。結果としてその人の内面まで深く知れることが多く、割と親密になりやすい。 一方でコミュニケーション自体が主目的の行為として、飲み会がある。こちらは人と話すために集まる行為であり、飲という目的もありつつ、私の認識ではコミュニケーションが目的の上位にくる。 登山と飲み会は別のカテゴリーであり、その対象となる人はそれぞれ分かれる。ほとんど山でしか会わない友人もいるし、山に登らない友人もいる。ただし一部の友人はどちらのカテゴリーにも属している。そうなるとその友人と会う機会は、登山と飲み会の半々になりそうだが、多くの場合は登山が圧倒的に多くなる。これは登山でコミュニケーションが十分とれているからだと考えられる。特にコロナが流行っていた際は、飲み会

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    ktaro_89 2024/03/09
  • 山で使うフィルム撮り比べ【MARIXカラーネガ編】 - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    フィルムカメラが流行っている。それに伴いフィルムの種類が増えてきた。そんな新しいフィルムのなかでも特に見かけることが多いのがMARIXシリーズである。映画用フィルムを転用したフィルムのようだが、同じく映画用フィルム転用のCinestillと比べて圧倒的に安い。写りはどんな感じなのか、カラーネガを山で使ってみることにした。 今回紹介するフィルムは以下のとおりである。 ・MARIX100D ・MARIX400D ・MARIX800T ・MARIX aircolor 100D では早速紹介していこう。 ※この記事の情報は2024年1月時点の情報である。 ※写真のキャプションは使用したレンズを示している。比較するなら同じ場所で同じレンズを使えという話だが… marixfilm.com MARIX100D 映画用フィルムとして人気のkodak vision3を一般現像のC-41処理可能にしたもの。「

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    ktaro_89 2024/03/09
  • 現代社会は地面が硬すぎるので長く歩けない【徒歩中山道④】 - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    ③はこちら gendarmes.hatenablog.com 4日目 中山道はまだまだ残りが長い。間に合わない感が強くなってきたので、睡眠時間を前日よりもさらに1時間削って6時間としてみた。少し眠い。 いつものことだが、足の裏が痛くなってきた。正確な表現をすると、すべての指の根のあたりの骨が軋んでいる感じだ。これは街道歩きの3日目や4日目あたりでいつも起こっているお馴染みの痛みである。膝や足首の痛みは繰り返すことによってどんどん改善し、もう痛くなることはなくなったが、この足の裏の痛みは改善される気配がない。そのため街道歩きの肉体的な限界は足の裏に依存し、ボトルネックとなっている。 足の裏が痛いと立っていても休めている気がしないのでとにかくベンチに座りたくなる 足の裏の痛みには改善の気配がないので、どうも筋力のような成長する項目ではないようだ。人類の限界感がある。しかし、膝や足首などの可動

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    ktaro_89 2024/03/09
  • 中山道最大の難所はなぜか誰も知らない【徒歩中山道③】 - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    五街道歩きをライフワークにして早や6年が経過した。残りはもう中山道の下諏訪以西のみである。さっさと片付けてしまおう。大掃除のような気分で出発した。 ②はこちら gendarmes.hatenablog.com https://www.kumagaya-bunkazai.jp/museum/jousetu/nakasendou/01_a01.htm 1日目 東京都府中市の家から始発で下諏訪まで向かった。9時ごろには到着した。甲州街道や前回の中山道で来たこともあり下諏訪は3回目だが、ここから歩き始めるのは初めてだ。 諏訪湖周辺の朝は深い霧に覆われることが多い。この日も例に漏れず濃霧であった。今回歩いたのは11月下旬だ。日差しもなく肌寒いなか歩き始めた。 霧の下諏訪駅 1時間ほど歩くと霧が晴れてきた。快晴だ。道路の電光掲示板によると気温は16℃あり、非常に過ごしやすい。風も弱く環境的ストレスが小

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    ktaro_89 2023/12/17
  • 山の品格とは見た目の美しさ。登ることがすべてではない - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    前回からの続きです。 gendarmes.hatenablog.com 日百名山(新潮文庫) 作者:深田 久弥 新潮社 Amazon まずは、歴史や個性が不足している山の具体的事例から考える。そのような山は北海道に多い(怒られそうだが…)。例えば、斜里岳や羅臼岳は深田久弥の「日百名山」の中でも「歴史が浅い」という趣旨の内容が書かれている。個性がないとは言わないけれど、山の景色や地質に極端な独自性があるというわけでもない。ではなにが評価されているのか。 斜里岳 そこで「日百名山」での両山の記述を見てみると、どちらも共通して評価されている項目がある。周りからみた山の形状である。斜里岳は「左右にゆったり稜線を引いた、憧れの山」や「美しいピラミッド」と評されている。羅臼岳も「山は大きく立派に違いない」と見た目に関する記述がある(”違いない”となっているのは、深田久弥が羅臼岳に行ったタイミング

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    ktaro_89 2023/11/20
  • 深田久弥の言う山の品格とはなんなのか - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    私は2023年8月に日百名山を達成した。スタンプラリー的百名山には賛否両論あることは承知しているが、やはりいい山が多く、次に登る山を選ぶ基準としてはとても有用である。ただし、この百名山は必ずしも景色がいいわけではない。なにをもっていい山としているのだろうか。 スタンプラリー的百名山の極みであるバッジ集めだがこれはこれで楽しかった 日百名山は、深田久弥という小説家が1964年に出版した随筆集に基づいて決まっている。個人が設定しているという点で、「日の滝百選」や「日百景」などとは異なり、私的な選出となる。(花の百名山など、山に関する百選は私的な選出が多いという側面もあるが)。そのため、深田久弥がなにをもっていい山としたかを知れば、百名山の基準を知ることができる。 日百名山(新潮文庫) 作者:深田 久弥 新潮社 Amazon 深田久弥は、日百名山の選定基準について、1961年(昭和3

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    ktaro_89 2023/10/23
  • 山で使うフィルム撮り比べ【廃番フィルム編】 - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    フィルムの種類がどんどん減っている。残ったフィルムは高価なものばかりで、もはや常用フィルムがなくなってしまった。フィルムカメラが人気で売り上げがあがっているという情報もあるが、買うフィルムがなければ人は離れていってしまうだろう。よってこの記事は、過去のフィルムを懐かしむだけのものではなく、廃盤フィルム復活へのメッセージである。もし企業の担当者さんが見ていたら、ぜひ復活させてください。 今回紹介するフィルムは以下のとおりである。 ・FUJICOLOR C200【富士フイルム】 ・業務用400 【富士フイルム】 ・SUPER GOLD 400【Kodak】 ・IRO 200【Film Never Die】 ・Vista Plus400【Agfa】 もちろん試していないフィルムばかりであり、既往のフィルムを網羅しているわけではないので悪しからず。 では早速紹介していこう。 ※この記事の情報は20

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    ktaro_89 2023/09/17
  • 山に登る理由は子どもたちが教えてくれる - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    先日、小学生〜高校生の子どもたちと白馬岳に登る機会があった。この登山は、ボーイスカウトの活動の一環で、大学院を卒業するまでは私自身も所属していた団体だ。私は、就職に伴い家が遠くなってしまったため、ヘルパーとしてスポットでの参加となった。このような大きな行事はとにかく準備が大変である。当日のみの参加は、いいとこどりの状態だ。準備をしてくれた他の指導者には頭があがらない。 小屋やバスの手配がかなり大変、あとは訓練登山をなんども行ったり とはいえ、スポットでの参加であっても、時間もお金もそれなりにかかる。参加にあたって、自分なりの目的を設定してみることにした。参加するまえに設定した目的は、「登山や地質に関わる将来の人材への投資」である。 私は登山が趣味で、仕事は山の地質調査だ。山が人生に与えた影響がかなり大きい。この原点がなにかと考えると、小学生のころからやっていたボーイスカウト活動であろう。そ

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    ktaro_89 2023/08/19
  • 地形的観点から山で水を探す - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    登山業界における料はどんどん軽くなっている。α米やフリーズドライの料はどんどん進化し、持っていくことがあたりまえだ。それにより持っていける料の量は増え、山で料を調達することはまずない(服部文祥さんみたいな人みたいな現地調達派もごくわずかにいるけれど)。日におけるレクリエーションとしての登山の黎明期の記録をみてみると、米は持っていっているものの、普通にライチョウを撃ってべたりしている。運搬量に限界があったのだ。一方で、昔と変わらず現地で調達しなければならないものもある。水である。 ライチョウ、ウェストンによる狩猟の記録がある(現在は特別天然記念物のため狩猟禁止) 日アルプスの登山と探検 (岩波文庫 青 474-1) 作者:ウェストン 岩波書店 Amazon 飲料水は言わずもがなだが、料理にも水は必須だ。α米もフリーズドライも水がなければべることができない。季節にもよるが、一泊

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    ktaro_89 2023/08/19
  • 山で使うフィルム撮り比べ【期限切れフィルム編】 - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    ある日、仕事の知り合いから期限切れフィルムを大量にもらった。引っ越しをしたときに冷蔵庫の奥から出てきたらしい。フィルムの価格が高すぎるご時世なので、非常にありがたい。とはいえ期限切れフィルムは癖が強いものも多いし、個体差も大きく、下手したら失敗する。過去の記事でも扱ったが、血反吐を吐きながら山に登ったときの写真が消えると、その交通費やかけた時間も失われるため、フィルム自体の値段の数倍の損失が発生する。冬のアルプスとかのような貴重な景色を撮影する際に、ギャンブル的撮影をするわけにはいかない。そのため、これを機に手ごろな山でいろいろ比較してみることにした。 今回紹介するフィルムは以下のとおりである。 ・業務用400【富士フイルム】 ・PRO400H 【富士フイルム】 ・Venus800【富士フイルム】 ・Gold100 【Kodak】 ・CENTURIA400 【KONICA MINOLTA】

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    ktaro_89 2023/06/05
  • 人を登山の沼に沈める6ステップ - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    私はすべての人が山に登ったほうが幸せになれるという思想の持ち主である。よって山に登ってみたいという友人がいたら、いや登りたいといっていなくても、積極的に山に連れていくようにしている。そのような活動を関東で10年ほど続けた結果、人を効率的に登山という沼に沈める手法を確立したため報告する。 ※この記事は関東居住者向けである。 ※()は実施する時期の目安である。2か年計画になっているが、あくまで目安であり1か年や3か年で実施しても問題ない。 ステップ1:高尾山か筑波山に登る(4〜5月) とりあえず登ってみることから始めてもらう。高尾山か筑波山であれば、対象者が普段運動をしていない人でも、問題なく登ることができる可能性が高い。ケーブルカーやロープウェイは使わない想定だが、なにかあっても下山に使うことができる。 引率者はバーナー等を持っていって、できる限り対象者を接待することに努める。引率者の大部分

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    ktaro_89 2023/05/11
  • 南アルプス横断の道は公共投資失敗の歴史【伊奈街道文献調査】 - ジャンダルムで揺れた鎖の音

    2年半前の2020年秋に南アルプスを横断する古道である伊奈街道を歩いた。事前情報が不足していたため分からないことが多く、その後も細々と文献調査を続けていた。情報が増えてきたので一度まとめておくことにする。 ※現地踏査の記録はこちら gendarmes.hatenablog.com 名称 伊奈街道(甲州側の呼び方)/甲州街道・甲州新道(信州側の呼び方) それぞれで呼び方が違ったようだ。予算もそれぞれの地域でこの名前でおりている。道を行先の名前にするのはよくある話だが、どちらかの名前をつけるのが一般的で、名前が2つあるのは珍しい。この道がしっかり機能して交流が進めば名前も統一されそうなものだ。名前がいろいろあることも道がまともに機能しなかった証左かもしれない。なお、「伊奈」は、現在の上伊那・下伊那郡のことで、当時の中心地も飯田である。 ルート 信州の伊奈と甲州の河内(今でいう峡南)を最短距離で

    南アルプス横断の道は公共投資失敗の歴史【伊奈街道文献調査】 - ジャンダルムで揺れた鎖の音
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    ktaro_89 2023/05/03
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