安倍晋三首相(自民党総裁)は11日に行う内閣改造で、小泉進次郎元復興政務官(38)を環境相として入閣させる意向を固めた。首相は「安定と挑戦の強力な布陣」を目指すとしており、第2次内閣発足から続投する麻生太郎副総理兼財務相(78)と菅義偉官房長官(70)以外の、19閣僚中17人を交代させる大規模改造を行う。発信力のある若手の小泉氏起用で政権のイメージ刷新と「挑戦」の象徴とする一方、党役員の多くを留任させて政権の「安定」も図った。 小泉氏は、首相が総裁3選を果たした昨年9月の総裁選で石破茂元幹事長に投票し、首相と距離があるとされる。一方、同じ神奈川県が地盤の菅氏と近い。