「これを話さないと前に進まない」三井氏は講演の冒頭から検察の裏金問題と解決への道筋を語った。 《THE JOURNAL》では度々取り上げているが、三井氏は2002年4月、検察の裏金問題をテレビで内部告発しようとしたところ逮捕された(詳細はNews Spiral「元大阪高検公安部長が18日、満期出所。さっそく検察批判を。」)。 三井氏は検察が本来の使命を果たす組織になるためには「検察が裏金問題を謝罪し、使った金を返し、身体を清くすることから始めなくてはならなりません」として、 ・千葉法務大臣が検事総長及び事務次官に対して行政上の指揮権を発動すること ・樋渡検事総長が裏金作りの有無を法務委員会の証人喚問で明らかにすること でしか「自浄能力がない」検察は変わらないと2つの具体的な解決策を提起した。 会場は臨時に設置された席も埋まり立ち見が続出した 三井氏が「自浄能力がない」としているのは約8年間