毛沢東の像と並べられた習近平国家主席のプレート。中国・北京の天安門広場近くの土産物屋で(2018年2月27日撮影)。(c)AFP PHOTO / GREG BAKER 【3月13日 AFP】中国の全国人民代表大会(全人代、National People's Congress、国会に相当)では今月、国家主席の任期上限を撤廃する改憲案が圧倒的多数で可決され、本来なら2023年に任期が切れるはずの習近平(Xi Jinping)氏が、毛沢東(Mao Zedong)に並ぶ最大権力を持つ「終身国家主席」となる道が開かれた。形式的な議会として知られる全人代での決定について専門家らは、ナショナリストや独裁者が政権を握る流れが世界的に広がっている証拠だと指摘している。 かつて先進国の多くの知識人や政治家は、国際貿易に参入する中国が民主主義体制を確立するのは必然だと考えていたが、今回こうした判断を中国共産党が