ハードウェアのエラーでメモリの内容が化けてしまうことが稀にある。大抵のDRAMエラーはせいぜいプログラムがクラッシュする結果になるだけだが、データ破壊になることもありえるし、悪意のある使い方をすればセキュリティ破りに使うこともできてしまう。ここではメモリエラーとセキュリティの話をしようと思う。 メモリのエラー率は意外なほど高い。データセンターで大規模なマシン群を対象に実際に観測したところ、1年間に1回以上のエラーが発生したDIMMモジュールは全体の8%にのぼったそうだ。DIMM 1枚に数百億個のメモリセルが実装されているといっても、このエラー率はちょっとびっくりするくらい大きな数字ではないだろうか? サーバでは普通はエラー訂正付きのDIMMを使うので1ビットのエラーは問題にならないが、エラー訂正のないコンシューマ機器ではこれは実際的な問題になりえる。 メモリエラーを利用したセキュリティ破り
今回の業界に痕跡を残して消えたメーカーはQuarterDeckを紹介する。いったいどういう基準で会社を選んでいるんだ? と聞かれたのでお答えすると、筆者の個人的な思い入れの部分が少なからず絡んでいる。QuarterDeckは、それはもう大変にお世話になったので、今回はここを取り上げたい。 オフィス関連の謎の企業が 複数のアプリを同時に稼働させるツールを開発 QuarterDeck Office Systems、後にはQuarterDeck Corporationと名前を変えたが、ここは1982年に創業(立ち上げたのは1981年、会社組織化したのが1982年)された。 創業者はTherese Myers氏とGary Pope氏の2人。Myers氏の方はArthur Young & Co.という有名な会計事務所に勤務、次いでLexarの副社長を経て、QuarterDeckを立ち上げる。 ちなみ
As a child, were you ever afraid that a monster lurking in your bedroom would leap out of the dark and get you? My job at Oak Ridge National Laboratory is to worry about a similar monster, hiding in the steel cabinets of the supercomputers and threatening to crash the largest computing machines on the planet. The monster is something supercomputer specialists call resilience—or rather the lack of
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く