約3年前に児童買春で逮捕され、その後罰金50万円の略式命令が確定した男性が、Googleに対しそのことを報じたニュース記事の検索結果からの削除を求めて起こした裁判の判決が出た。毎日新聞によると、さいたま地裁(小林久起裁判長)は「事件後の時間の経過や歴史的・社会的意義、当事者の影響力などを考慮し、逮捕歴を公表されない利益が上回る場合は、削除が認められる」とし、「歴史的・社会的な意義はない」「男性は公職の立場にはない」「罪は比較的軽微だった」として、公益性の低さを認め、Google側に削除を命じたという。 幼児・児童に対する性犯罪については世界的にも厳しい対処を行う流れがあるが、日本ではまだまだ「軽微な犯罪」という認識のようです。