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批評に関するnamawakariのブックマーク (209)

  • 東浩紀伝2

    非モテ論壇は、小谷野敦の「もてない男」 (1999年)に始まり、田透に引き継がれるが、ものすごく盛り上がっているというほどでもなかった。田は消息が分からなくなり、小谷野も2017年頃から売れなくなった。ツイッターでは雁琳のような第三波フェミニズムに応対できる論者が主流となっているが、そういうのの影に隠れたかたちであろう。大場博幸「非モテ独身男性をめぐる言説史とその社会的包摂」(2021年、教育學雑誌 (57) 31-43)というレビュー論文がある。ロスジェネ論壇も盛り上がった印象はない。氷河期世代はそれどころではなかったのだろうか。雑誌「ロスジェネ」は迷走してしまい、第3号は「エロスジェネ」で、第4号で終刊した。 東のゼロ年代はゼロアカ道場で幕を閉じる。東チルドレンを競わせるという企画であり、ゼロアカとは「アカデミズムがゼロになる」という意味らしい(「現代日の批評2001-2016」

    東浩紀伝2
    namawakari
    namawakari 2024/08/05
    “東は多くの人と関係を断ってきたため、周りに人がいなくなっている。東も自身の気質を自覚している”自覚あったんだな。自己の癖を制御できないという意味では、少しかわいそうかもな。
  • 笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也

    突然過ぎて意味がわからなかった。ギタリスト・笹久保伸が3月11日、Xにてジャズ評論家の柳樂光隆氏を名指しで批判し始めたのである。いわば音楽家から評論家へのカウンターだ。 ミーハーで口だけのクソみたいなやつに褒められても喜ぶフリをしないといけないんだから音楽家の人生も大変だよ。 若い人々は評価を無視して作品を作った方がいい。 近年自分の歩みの中で何か恥じることがあるとしたら、それは評論家・柳樂光隆みたいな中身のない人間に『良い』とか書かれたこと。 pic.twitter.com/2wvFFEJEPX — SHIN SASAKUBO (@shinsasakubo) March 11, 2024 私個人としては、柳樂氏が監修する『Jazz The New Chapter4』でディスクレビューを担当させてもらったし、主宰した『ネオホットクラブ13』にもゲスト出演してもらった。好意でインタビューさせ

    笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也
  • ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀

    ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈したハミッド・ダバシ(試訳=早尾貴紀) 2024年1月18日 もしイラン、シリア、レバノン、トルコが、ロシア中国に全面的に支援され、武装し、外交的に保護されながら、テルアビブを現在のガザと同じように、3カ月間昼夜を問わず爆撃し、何万人ものイスラエル人を殺害し、数え切れないほどの負傷者を出し、何百万人もの家を失い、この都市を人が住めない瓦礫の山と化す、そのような意志とその実現手段があったとしたら、と想像してみてほしい。それから、イランとその同盟国が、テルアビブの人口の多い地域、病院、シナゴーグ、学校、大学、図書館、あるいは実際に住民のいるどんな場所であれ、そこを意図的に標的にし、民間人の犠牲者を確実に最大化するということがあり、そしてイランと同盟国が、「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と彼の戦時内閣を探していただけだ」と世界に言ったとした

    ハミッド・ダバシ「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」|早尾貴紀
    namawakari
    namawakari 2024/01/23
    “ヨーロッパの道徳的想像力の圏外にいる私たちは、彼らの哲学的普遍の中には存在しない…解読する任務を負った奇異な存在であり、物体であり、知覚対象であるのだ。”物自体が喋った的な。この批判は当然出てくる。
  • 2023年に見ていたアニメ - Close To The Wall

    毎年のやつだけど、2022年の記事の文字数が9万5000字を超えてしまい、書く方も大変だけど読む方も厳しいだろうしさすがに反省したので今年は各項目をできるだけ短くするよう心掛けた。去年は一作5000字とか4000字とかあったけど今年は一作1000字台で収めております。そうして減らしたのに今年は異様にアニメ数が多く、取り上げる作品数も増えたため結局分量を減らせなかったどころか1万字増えてしまった。週に何見ているかを毎クール数えているけれど、冬で週に50を超えたのは初めてだし秋にも50を超え、週ごとアニメ視聴数の4クール総計は187で、去年の154の二割増しでかなり増えている。去年はとりあえず項目を立てたのが計93作で今年は概ね毎期30近くで計111。減ったけど減ってない。なんたる。 2023年アニメ10選 冬クール(1-3月) 人間不信の冒険者たちが世界を救うようです もういっぽん!

    2023年に見ていたアニメ - Close To The Wall
    namawakari
    namawakari 2024/01/05
    相変わらずすげえ熱量だなと思ったが、批評家たるもの、この程度の量をこなせるだけの胆力がないとダメなんだなやっぱり。
  • アニメファンはアニメから何を学ぶことができるのか。 - Something Orange

    よくいわれることだが、ここ数年、Twitterなどのソーシャルメディアにおける言論の過激化が凄まじい勢いで加熱しているように見える。 Twitterなんていつでもそういうものだろ、と思われるかもしれないが、10年前はたしかにもう少し落ち着いた場所だったはずだ。 それが、いつのまにか日の分裂と対立を象徴するような過激な言論空間になってしまった。 もはやTwitterにおけるツイートが単なる「つぶやき」にしか過ぎないことなど、だれも記憶していないようだ。 その結果、タイムラインを見ているとココロが痛むのでほとんど利用しなくなってしまったのだが、たまにそこを見ているとひとつ思うことがある。 フィクションはしょせん人の心を涵養しないのだろうか、ということだ。もっとはっきりいってしまうなら、多数の素晴らしい内容のフィクションに日夜触れているはずのオタク読書人が、まったく素晴らしい人間になっていな

    アニメファンはアニメから何を学ぶことができるのか。 - Something Orange
    namawakari
    namawakari 2023/10/04
    少しズレるかもだが、山形浩生の『日出処の天子』評を思い出したhttps://cruel.org/cut/cut199404.html。あと、先の大戦時、複雑な現実に屈服して戦争に熱狂した文学者をはじめとしたエンタメ関係者たちも。
  • 東浩紀『訂正可能性の哲学』|KIRA Takayuki

    つい昨日に発売された、東浩紀『訂正可能性の哲学』(ゲンロン、2023年8月)と『観光客の哲学 増補版』(ゲンロン、2023年6月)を読んだ。 私はこの著者のよい読者ではない。『訂正可能性の哲学』もよいだと思えなかった。ルソー、プラトン、ポパー、ウィトゲンシュタイン、アーレント……といった有名な哲学者の代表作をいきなり読んで(つまり近年の研究などはほとんど参照せず)、過度に単純化しながら連想ゲームで「ゆるいつながり」を作っていく。確かに読みやすいし、なるほどこういうふうに読ませるものかと感心させる部分はある。しかしそれは哲学的には意味のないレトリックを超えるものでない。もちろん一般向けの著作だから細かい解釈でどうこう言わずとも、何かオリジナルなアイデアが展開されていればそれでよいのだが、今回は「訂正可能性」という言葉でなんでもつなげている(たとえば第一部の鍵となる「家族」という言葉だが、こ

    東浩紀『訂正可能性の哲学』|KIRA Takayuki
    namawakari
    namawakari 2023/09/09
    撫で斬り。でも的確。
  • ララビアータ:永井均氏の「批評」 - livedoor Blog(ブログ)

    namawakari
    namawakari 2023/08/29
    “「きれいは汚い、汚いはきれい」というマクベス的世界では、自然にあるがままを受け取ることが、真実の隠蔽に加担する欺瞞的イデオロギーになってしまうからである”
  • 市川沙央『ハンチバック』 - Close To The Wall

    文學界(2023年5月号)(第128回 文學界新人賞決定発表) 文藝春秋Amazon文學界新人賞と芥川賞受賞作。難病により背骨が曲がっており人工呼吸器を使って生きる主人公が、中絶という「障害者殺し」が日常化したなかにあって、それなら「殺すために妊娠する障害者がいてもよくない?」と計画する。生きることと殺すことの挑発的な問いを投げかけるばかりか、作品の大枠には「当事者性」についての問いも込められている。 作者が作中人物と同様の疾患だということで「読書バリアフリー」についての問題意識を投げかけ、障碍「当事者」の芥川賞受賞としても話題になった。 健常者社会への批判 作は子供の頃「ミオチュブラー・ミオパチー」という遺伝性筋疾患を発症し、「右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲したS字の背骨」を持つ「ハンチバック(せむし)」となり、車椅子を使用し仰臥時には人工呼吸器を装着した語り手の生活と困難が具体的に

    市川沙央『ハンチバック』 - Close To The Wall
  • ばらばらにされた1つの権利 - ゆと里スペース

    2023年の1月6日の朝日新聞オピニオン欄「無関心に向き合う」。石原燃(いしはら・ねん)さんの寄稿に胸を打たれたので、記録を書いている。(…ちなみに、新年のオピニオン欄は「「覚悟」の時代に」という統一的なテーマで寄稿やインタビューが掲載されていたが、この「覚悟」云々というテーマはいらなかったと思う。このテーマを掲げることの意図が、分からなかった。) 石原さんの文章は、Twitterでもかなり広くシェアされていたと思う。 digital.asahi.com 今回おそらく多くの人の支持や共感を集めたのは、マイノリティの人権が多数派の意志に左右されることや、人権が「思いやり」にすり替えられている日の公的機関の空虚さと致命的誤解についての論点だったと思う。実際、紙面の大見出しも「理解なき多数者から軽んじられる人権 もううんざりだ」だし、デジタル版の見出しも「うんざりだ、人権を「多数決」で決める無

    ばらばらにされた1つの権利 - ゆと里スペース
  • 2022年に見ていたアニメ - Close To The Wall

    例年通り、そしてこのはしがきも去年のコピペに近いけど、今年見ていたアニメのなかで各クール10作程度をピックアップして、ツイッターにその都度書いていたことを元にしたりしなかったりしながらまとめた。ネタバレを気にせず最終話の内容を書いてるのもあるので各自ご留意されたし。いつものことだけど年始のものを年末にまとめたりしているので年始のものは記憶が曖昧だったりする。基的にクール単位で上にあるものほど高評価だけどそんなに厳密ではないしショートアニメは下の方に置いてる。そして配信が年明けになってるものもあるのでいくつか追記する予定。 2022年アニメ10選 冬クール(1-3月) CUE! スローループ 怪人開発部の黒井津さん ハコヅメ~交番女子の逆襲~ その着せ替え人形は恋をする 明日ちゃんのセーラー服 失格紋の最強賢者 ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン プリンセスコネクト!Re:Dive

    2022年に見ていたアニメ - Close To The Wall
    namawakari
    namawakari 2023/01/03
    すげえ熱量だな。
  • Daily Life:知られざるコンピューターの思想史

    September 21, 2022 知られざるコンピューターの思想史 小山虎さんの『知られざるコンピューターの思想史 アメリカン・アイデアリズムから分析哲学へ』は、いろいろな意味で刺激的なである。もっと話題になってもいいと思うのだが、今のところあまり話題に取り上げられている様子がない。それは理由がないことではないだろうと思う。以下、このを読んで思ったことをつらつらと書き留めておきたい。 1 学術的な思想史のとして いきなりであるが、このを学術的な思想史のとして扱うのは現時点ではむずかしいと思う。「学術的な思想史の」でないとしても、あとで述べるように、ある種の歴史観についての学術書として、あるいは思想史に関する一般むけの著作としてはまた評価が異なってくると思う。しかし、歴史そのものを学術的に扱う場合にはそれなりの作法があり、書がその作法に従っているとはいいがたい。あとがき(p

    namawakari
    namawakari 2022/09/23
    面白そうと思っていたが、今のところ取扱注意本か。
  • コラムニスト・小田嶋隆さん死去 65歳 政治や社会を鋭く批評 | 毎日新聞

    政治や社会を反権力の立場から鋭く批評したコラムニストの小田嶋隆(おだじま・たかし)さんが24日、病気のため死去した。65歳。葬儀は近親者のみで営む。 東京都生まれ。早稲田大卒。品メーカーを退社後、ラジオ局アシスタントディレクター、作詞家などを経験する。雑誌「噂の真相」(2004年休刊)でコラムを…

    コラムニスト・小田嶋隆さん死去 65歳 政治や社会を鋭く批評 | 毎日新聞
  • 無作法と批評性 - 内田樹の研究室

    ある地方紙に月一連載しているエッセイ。今月はこんな主題だった。 毎日新聞の社説が、ある政党の所属議員たちの相次ぐ不祥事について猛省を求める論説が掲載された。新聞が一政党を名指しして、もっと「常識的に」ふるまうように苦言を呈するというのはかなり例外的なことである。 ルッキズム的発言や経歴詐称の疑いなど、いくつか同党の議員の不祥事が列挙してあった。しかし、この苦言が功を奏して、以後この政党の所属議員が「礼儀正しく」なると思っている人は読者のうちにもたぶん一人もいないと思う。この政党の所属議員たちはこの社会で「良識的」とみなされているふるまいにあえて違背することによってこれまで高いポピュラリティを獲得し、選挙に勝ち続けてきたからである。「無作法である方が、礼儀正しくふるまうより政治的には成功するチャンスが高い」という事実を成功体験として内面化した人たちに今さらマナーを変更する理由はない。 「無作

    namawakari
    namawakari 2022/06/15
    実感としては頷かざるを得ない文章。“おそらくこの男性は「こういうやり方」でこれまで難しい交渉ごとを切り抜けてきたという成功体験があったのだろう”クレーム対応とかしてるとこういう人いっぱいおる。
  • 青山真治をみだりに追悼せずにおくために/蓮實重彦|「新潮」編集部

    まだまだ元気だった頃のその人影や声の抑揚などをせめて記憶にとどめておきたいという思いから、死化粧を施されて口もきくこともない青山真治――それは、途方もなく美しい表情だったとあとで聞かされたのだが――の遺体に接することなどこの哀れな老人にはとても耐えられそうもなかったので、その旨を伴侶のとよた真帆に電話で告げることしかできなかった。そのとき、受話器の向こうで気丈に振る舞う真帆の凜々しさには、ひたすら涙があふれた。こうして青山真治の葬儀への参列をみずからに禁じるしかなかった老齢のわたくしは、その時刻、式が行われているだろう空間へと思いをはせながら、さる日刊紙のため、映画作家としての彼の特異な魅力と思いもかけぬ素晴らしさをあれこれ書き続けていたのだが、つもる思いとそれを伝えようとする言葉とが、新聞特有の行数と字数の制限に阻まれてひたすら空転するしかなく、思うように筆が進むはずもない。だから、その

    青山真治をみだりに追悼せずにおくために/蓮實重彦|「新潮」編集部
  • 薄い本を読むパート3 - Close To The Wall

    薄いを読むパート2 - Close To The Wall 一年おきにやってる気がするこれ、三回目。今回は厳密ではなく文200ページ前後、とややゆるめに選んだ20冊。冊数も記事も分量が増えて行っている。 フリオ・ホセ・オルドバス『天使のいる廃墟』 ミルチャ・エリアーデ『令嬢クリスティナ』 フランツ・カフカ『変身』 アントニオ・タブッキ『島とクジラと女をめぐる断片』 イタロ・カルヴィーノ『ある投票立会人の一日』 スティーヴン・ミルハウザー『魔法の夜』 パーヴェル・ペッペルシテイン『地獄の裏切り者』 イマヌエル・カント『永遠の平和のために』 閻連科『年月日』 宮内悠介『黄色い夜』 ヴァージニア・ウルフ『フラッシュ』 ティモシー・スナイダー『暴政』 フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』 ウンベルト・エーコ『永遠のファシズム』 アレホ・カルペンティエール『時との戦い』 中井英夫『幻想博物館』 ジ

    薄い本を読むパート3 - Close To The Wall
  • 『EUREKA』、「別のバス」はもう来ない|斎藤環(精神科医)

    すべてではない ユリイカ、この映画にはすべてがあると、まだ言うわけにはいかない。この映画はけっして完璧ではない。なぜならこの種の映画が完璧であるために不可欠な、いくつかの美質が欠けているように思われるからだ。例えばここには「退屈さ」がない、ここには愚鈍さがない、ここにはノベライズという蛇足がある…。しかし、それでも、ここにはすべてがあると言わなければならない。もしあなたが、ここにおいていまだ露わにならざるもの達の影を、声を、リズムを感じられるならば。 そう、すべては潜在する。この作品の特殊な技法、クロマティックB&Wという(マクルーハン的に)クールな着色こそは、「もの」の潜在態を立ち上げるべく開発されたものでなければ何だろうか。この映像のもと、あらゆることはデジャヴュとジャメヴュの相互浸透するかのような薄明に宙吊りにされる。そして広大な駐車場に停泊するバス一台。バスジャック事件そのものの直

    『EUREKA』、「別のバス」はもう来ない|斎藤環(精神科医)
  • 岡﨑乾二郎が日本の現代美術史を徹底解説、転機は1980年代だった | CINRA

    の現代美術にとって、1980年代とはどんな時代だったのか。観念的な1970年代、サブカルチャー的な表現が隆盛した1990年代といったイメージに比べると、その狭間の時代はどこか掴みづらい。しかしこの時代にこそ、現在の美術の源流があるのでは? そんな問いを掲げる『起点としての80年代』展が、金沢21世紀美術館で開催されている。 1980年代に格的に活動を始めた世代を中心に、19作家が出品。「時代」という切り口ゆえに実現した異質な作家たちの並びに、当時のシーンへの想像力が自然と膨らむ。 この展覧会の冒頭で、1981年に開催されたデビュー個展を再現しているのが造形作家の岡﨑乾二郎。岡﨑といえば、絵画から彫刻、建築、絵までを手がけ、旺盛な批評活動でも知られる現代の総合芸術家と呼ぶべき存在だ。今回は、金沢21世紀美術館館長・島敦彦にも同席してもらい、岡﨑に当時の関心や1980年代の美術がもたら

    岡﨑乾二郎が日本の現代美術史を徹底解説、転機は1980年代だった | CINRA
    namawakari
    namawakari 2022/02/10
    “絵なんて自分が見ているものがその絵だと無条件に信じてしまっている…違う見方があることに思考が及ばない。作家たちが互いに何をすごいと思って互いに影響しあい、仕事が継承していったか”
  • 追悼チャーリー・ワッツ ~ かつてワッツ夫人が語った「ローリング・ストーンズ」に対する深い怒り - YAMDAS現更新履歴

    rollingstonejapan.com もはや説明の必要はないが、チャーリー・ワッツが亡くなった。ワタシが節約打法と呼ぶ、ハイハット抜きに特徴のある彼のドラミングを愛する者としてとても悲しい。ピーター・バラカンが「チャーリーがいなければ、ストーンズはもう終わりでしょう。それとともに、あのロックの時代、僕らの時代の終わりを感じる」と言うのはよく分かる。 折角なので少し毛色の変わった記事を紹介しようと考え、rockin' on 1990年1月号(表紙はストーン・ローゼズ)に掲載された、「メンバー全員のたちが語るローリング・ストーンズ」という非常に珍しい企画を思い出した。というわけで、久方ぶりに、かつて読者だった雑誌ロッキング・オンのバックナンバーを引用する企画「ロック問はず語り」である。 時期的にはアルバム『Steel Wheels』をリリースし、久方ぶりの全米ツアーに出る前に取材された

    追悼チャーリー・ワッツ ~ かつてワッツ夫人が語った「ローリング・ストーンズ」に対する深い怒り - YAMDAS現更新履歴
    namawakari
    namawakari 2021/09/03
    染みる。
  • 埴谷雄高「政治論集」(講談社)-2 埴谷やレーニンの思想にはこの〈私〉と国家(という観念)だけがあって、その間の組織や集団や大衆、あるいは隣人、外国人などが入ってこない。 - odd_hatchの読書ノート

    2021/06/18 埴谷雄高「政治論集」(講談社)-1 1973年の続き 発行された1973年では共産主義や革命運動の党の問題は重要で深刻だったが、50年もたつと歴史的文書になってしまう。早い時期からスターリニズム批判をしていたということで、この論集は珍重されたのだろう。 作中にあるようにレーニン「国家と革命」と格闘して屈服した経歴を持つので、作家は現在(当時)の党や国家の問題を批判するのに、レーニン主義を利用し、「国家と革命」を引用する。俺のつたない読みでは、レーニンからして問題があると思う。レーニンの革命家の非人間性とか、組織乗っ取りの方法論とか、革命によって人権侵害問題が解決すると考えるようなところ。 odd-hatch.hatenablog.jp 埴谷やレーニンを読んで思ったのは、こういう人たちの思想にはこの<私>と国家(という観念)だけがあって、その間の組織や集団や大衆、あるい

    埴谷雄高「政治論集」(講談社)-2 埴谷やレーニンの思想にはこの〈私〉と国家(という観念)だけがあって、その間の組織や集団や大衆、あるいは隣人、外国人などが入ってこない。 - odd_hatchの読書ノート
    namawakari
    namawakari 2021/06/19
    “埴谷やレーニンを読んで思ったのは、こういう人たちの思想にはこの<私>と国家(という観念)だけがあって、その間の組織や集団や大衆、あるいは隣人、外国人などが入ってこない”セカイ系か。
  • 宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで

    社会学者・宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の『宮台真司の月刊映画時評』などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、書籍化した映画批評集『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』が、リアルサウンド運営元のblueprintより刊行された。同書では、『寝ても覚めても』、『万引き家族』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、Netflixオリジナルシリーズ『呪怨・呪いの家』など、2011年から2020年に公開・配信された作品を中心に取り上げながら、コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す評論集となっている。 このたびリアルサウンド映画部では、著書の宮台真司にインタビューを行った。前作『正義から享楽へ』発表直後に誕生した米トランプ政権に対する評価から、「存在論的転回の再考」に至った学問的経緯、さらに映画批評へと格復帰を果たすまでの思想的変遷につ

    宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで
    namawakari
    namawakari 2021/05/09
    とりあえず、複線回収マニアはクズと。