◇若冲をめぐる冒険◇ 伊藤若冲(1716−1800)は、京都高倉錦小路の青物問屋「桝源」の長男として生まれるが、家業の経営には熱心になれず早々に弟に家督を譲り絵画制作に没頭する。学を好まず、字も良くせず、百般の技芸なにひとつにも関心を示さず、音楽、女性、宴席にも楽しむことなく、ひたすら絵画のみに耽り遊ぶ人生を送る。 代表作は、釈迦三尊像三幅と動植物を描いた三〇幅のシリーズ『動植綵絵』、大阪、西福寺、「仙人掌群鶏図」、京都、鹿苑寺(金閣寺)障壁画など。 2000年開催、京都国立博物館「没後200年 若冲展」、NHKでの特別番組の影響もあり、,古美術ファンのみならず、村上隆や紀里谷和明(宇田多ヒカル夫)などなど、若手クリエーターにインスピレーションを与える注目の凄い画家。 HP管理人は、この一風変わった江戸時代の画家に深く心酔し、彼をテーマに修士論文を制作するに至りました。ここでは、アカデミズ