日本国内でも車の運転ができる台湾の運転免許証を国内では通用しない中国のものと思い込み、大阪府警泉南署が道交法違反(無免許運転)の現行犯で台湾人女性(51)を誤認逮捕していたことが2日、府警への取材で分かった。逮捕後の照会ですぐに誤りに気づき、同署は逮捕から約40分後に女性を釈放した。 府警によると、6月26日午後4時50分ごろ、同府泉南市幡代の府道交差点で、赤信号を無視して走行する乗用車を、取り締まり中の泉南署員2人が見つけた。 運転していた台湾人女性は日本語が話せず、住所もあいまいにしか答えられなかった。署員らが「ノーライセンス?」と英語で尋ねると、女性は中華民国と書かれた運転免許証と日本語の翻訳文を提示した。 道交法では、台湾の免許保有者が免許証と翻訳文、旅券を携帯していれば国内でも車の運転ができると規定。一方、中国の免許は認めていない。 署員らは女性が「中国人」と名乗ったため、免許証