トルコ・イスタンブールのアタテュルク国際空港で現地時間の6月28日午後10時過ぎ、イスラム教過激派組織ISILの関与が疑われる自爆テロが発生した。発生場所は国際線到着ロビー付近で、現地からの報道によれば銃撃戦も発生し、死亡者36名に加えて多数の負傷者が出たという。今回の事件の発生を受けて外務省は、日本時間の29日午前にスポット情報を発出。旅行者に改めて注意を呼びかけている。外務省などによれば、現在までに邦人の被害情報はない。 大手旅行会社の対応については、各社が早期に旅行者の安否確認を終了。ジェイティービー(JTB)、KNT-CTホールディングス、阪急交通社、エイチ・アイ・エス(HIS)、日本旅行は本誌の取材に対し、トルコを訪問または経由するツアーの客の被害はなかったことを説明した。今後は各社ともに、現地や外務省などから情報を収集し、対応を検討する考え。6月30日出発以降で、催行中止や取消