「ウクライナの正義」対「一刻も早い和平」のどちらを選ぶか、という勝手な要求を設定しておいて、和平が大事だ、という主張をして、結果として、戦争の責任を、降伏しないウクライナに押し付ける。「親露派」の面目躍如の内容だ。 東郷氏と言えば、外務省で「ロシア・スクール」の重鎮であり、やはりウクライナを糾弾し続けている日本維新の会の鈴木宗男議員と交際が深く、北方領土をめぐる対ロ交渉でも大きな影響力を発揮していたことで有名な人物である。 東郷和彦 – Wikipedia 「プーチンにある程度『お土産』を渡した形で収めない限り、戦争は終わらない」という東郷氏に従うと、「プーチンにお土産を渡していない」、という理由で、ウクライナが責められることになる。 それにしても「お土産」は、どこかで聞いたことがある言い回しだ。橋下徹氏である。橋下徹氏は、「中国にお土産を」という主張を揶揄されて、ジャーナリストの有本香氏
なぜロシア領への攻撃が、「勝利計画」の根幹をなしているのか。ゼレンスキー大統領が「心理戦」による形成挽回を目論んでいるからだ。 すでにゼレンスキー大統領は、クルスク侵攻作戦が「勝利計画」の一部である、という見解を披露している。なぜかと言えば、クルスク侵攻作戦を通じて、プーチン大統領が自国民を守らない人物であることが明らかになったからだという。 ロシアの安全を守っているというプーチン大統領の神話は、ウクライナの攻撃によって傷つけられる。特にロシアの一般市民に被害が及ぶ攻撃によって、プーチン大統領への信頼感は消滅する。ロシア国内に政権批判の声が高まると、厭戦気運も高まる。焦ったプーチン大統領は、ウクライナから撤退せざるをえなくなるだろう。 ゼレンスキー大統領は、このような楽観的な仮説にもとづいた「心理戦」の計算に基づいて、ロシア領の攻撃こそが、ウクライナが求める「公正な平和」を実現したうえでの
「沖仲士の哲学者」として知られるエリック・ホッファー氏は、真の言論人に避けがたい悲哀を見ていました。かれは神聖な大義のために心身を捧げる人間の集団的行動を解明した社会学の古典『大衆運動』において次のように語っています。 真の言論人はけっしてみずからの批判能力を、心からまた長期にわたって抑制することができないので必然的に異端者の役を与えられることになる。 (『大衆運動』紀伊国屋書店、1961年、167頁) なぜ言論人は「異端者」の烙印をおされてまで、批判をしなければならないのでしょうか。それは、間違った主張や言説、仮説、常識、思想などを批判により地道に退けることが、われわれを正しい判断に近づけてくれるからです。 政治の世界において、ある主張が絶対に正しいと確証することは、ほとんど不可能です。ましてや、多種多様な政治的価値に優先順位をつけるなど、どうすればできるのでしょうか。 国家主権、独立、
マラソン協議の末の合意2月12日、ベラルーシのミンスクで行われていたロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの4カ国による首脳会談が終了した。 ウクライナ東部の停戦に向け、独仏が仲介者となって開催されたこの会談は実に16時間という驚異的な長時間に及び、この間、4首脳(プーチン露大統領、ポロシェンコ宇大統領、メルケル独首相、オランド仏大統領)は、睡眠はもちろん、ほとんど休憩もとらずに議論を続けたという。 協議がこれだけ長時間にわたった理由の一つは、ウクライナ側が親露派武装勢力との直接対話をあくまで拒否したことによる。 このため、紛争当事者の一方であるウクライナが4か国首脳会談の枠組で独仏露の首脳と話し合う一方、親露派武装勢力「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の代表者は別の枠組(3者コンタクトグループ)でウクライナ代表と話し合いを行うという非常に複雑な形がとられた(ほかにロシア代表と
Bloombergはゼレンスキー大統領が提示する勝利計画について「驚くような内容はなく戦争の流れを変えるようなものでもない」「これは希望リストに過ぎない」と報じ、これを受けてウクライナメディアも「一部の西側当局者は勝利計画に多くの期待をしないよう忠告した」と報じている。 参考:Ukraine’s Allies Play Down Hopes for Zelenskiy’s ‘Victory Plan’ Breakthrough 参考:Союзники не чекають прориву від Плану перемоги Зеленського – ЗМІ 参考:Президент Чехії пояснив слова про “обмін українських територій на мир” після обурення Києва 仮に人口の半分を犠牲にしてロシアを倒しても
www.indianpunchline.com M.K.バドラクマール著:23/09/2024 ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領からウクライナの英雄賞が授与された(左)軍事情報部長のキリル・ブダノフ(キエフ、2024年2月9日 ロシアでは2022年以降発禁となっているウクライナのトップ・オンライン新聞のひとつ『Strana』は金曜日に、ウクライナの指導者であるウラジーミル・ゼレンスキーが、キエフの軍事組織の粛清を続ける一環として、ルステム・ウメロフ国防相と強力な軍事情報部長のキリル・ブダノフ元帥を解任する予定だと報じた。 ウメロフは政治的弱者であり、本職は非軍人である。ウクライナ軍がドンバスの戦いに敗れつつある今、「落ちこぼれ」になるかもしれない。しかし、ブダノフはまったく別の惑星に属している。2007年にオデサ陸軍情報大学(もともとは、軍事情報部隊の将校を養成するためのソ連軍のエリート
ウクライナのゼレンシキー大統領は、ロシアとの戦争は多くの人が思っているよりも「終結に近い」との見方を示し、同盟国にウクライナ軍を追加で強化するよう呼びかけた。 ゼレンシキー大統領がABCニュースへのインタビュー時に発言した。 ゼレンシキー氏は、「勝利計画は、ウクライナ強化だ。そのため、私たちは友人たち、同盟者たちに私たちを強化するよう要請している。それが非常に重要だ」と発言した。 同時に同氏は、「私は、私たちは私たちが思うよりも平和に近い、戦争の終結に近いと思っている」と発言した。 さらに同氏は、プーチンはウクライナ軍が遂行しているクルスク作戦を恐れていると発言した。その際同氏は、「それは真実だ。彼は非常に恐れている」とし、ロシア国民はプーチンが自国量を守る能力がないことを目にしたと説明した。 同氏はまた、「強い立場」からのみ、ウクライナは「プーチンを戦争終結へと追いやれる」と発言した。
国際National flag of Ukraine waving outside on a wing facing the bright sky and the Sun ウクライナのゼレンスキー大統領が訪米中だ。兵器工場を視察したり、国連総会で演説したりしているが、大きな山場は26日に予定されているバイデン大統領との会談のようだ。 ここでゼレンスキー大統領は、「勝利計画(victory plan)」と呼んでいる考えを披露することになっている。ゼレンスキー大統領は、さらにハリス副大統領とトランプ前大統領という二人の大統領候補とも会って、この「勝利計画」を説明する予定だと報道されている。 この「勝利計画」の内容について、ウクライナ政府はまだ公には説明をしていない。だがすでに各種の報道で、明らかになってきていることがある。 まず、大きな枠組みとして、これはウクライナ政府が従来から推進してきた「
2024年09月25日05:42 テロリズム ブラザーズ 米国によるテロリスト育成と破壊 カテゴリウクライナ情勢 ロシア・ウクライナのメディア情報地域コミュニティー hara047 Comment(0) すみません、個人的に自分が後でゆっくり見る用のメモです。米国がこれまで中東でどのようにしてテロリストを育成してきたか、そしてそれが今やウクライナと中央アジアと結びついていて、現在ロシアで何が起きているのか、起きようとしているのかというお話しみたい。 Rumbleリンク: https://rumble.com/v5g7j59-329556141.html 埋め込み: (紹介文) 「BROTHERS IN TERROR」 UKR LEAKSの調査ドキュメンタリー 2024年3月22日にクロッカス タウンホールで起きたテロ攻撃は、現代史上最も血なまぐさい事件の1つとなった。この悲劇の背後にキエフ
2024.09.25 ヒズボラの戦闘部門は光ファイバーで通信、ボケベルなどを使うのは社会福祉部門 カテゴリ:カテゴリ未分類 レバノンやシリアでポケベル(ページャー)やトランシーバーが爆破されるテロ攻撃があったのは9月17日と18日のこと。ヒズボラの戦闘員が狙われたとされたが、その話に疑問が生じている。2006年7月から9月にかけてイスラエル軍がレバノンへ軍事侵攻した当時、すでにヒズボラは無線データの送信を回避するために光ファイバー・ネットワークをベイルート南部から南レバノン、そしてベカー高原まで築いていたとイスラエルのメディアが2017年に報じていたのだ。 ヒズボラはポケベルやトランシーバーを社会福祉部門で使用していたことから、イスラエルのテロ攻撃で犠牲になった人の大半は子どもを含む非武装の市民で、戦闘員へのダメージは少なかったと見られている。社会不安を煽ろうとしたのかもしれないが、今
【元アメリカ下院議員 #ロン・ポール 氏:ウクライナを放棄せよ】 「事実は、#アメリカ と #NATO 諸国からの数千億ドルと最高の兵器システムにもかかわらず、#ロシア は戦争に勝っている。 ますます高性能化する兵器の新たな輸送は、#ウクライナ の戦場での勝利をもたらさない。 それはウクライナ兵士の死者を増やし、兵器製造業者の利益を増やすだけだ」 とポール氏はロン・ポール平和繁栄研究所のコラムで述べた。 アメリカ政府のウクライナに対する「執着」は「我々全員の死を招く」とポール氏は述べ、アメリカの兵器製造業者が同国の介入主義外交政策の原動力であると付け加えた。 ウクライナを放棄し、損失を数えろ。 (了) 引用元
ウクライナ陸軍第72独立機械化旅団はロシアによる戦争拡大から11〜12カ月目の2023年1〜2月に、東部ドネツク州の要塞都市ブフレダルの郊外で2倍の兵力を誇るロシア軍部隊を撃破した。 それ以来、第72機械化旅団はブフレダルを堅持し、ウクライナのおよそ1000kmにおよぶ戦線の重要正面のひとつを守ってきた。ブフレダル周辺は、東西に伸びる南部戦線が北に折れ、東部戦線につながっていくちょうど角あたりに位置する。東部戦線はずっと北まで伸び、先端近くにはウクライナ軍が先月、ロシア西部クルスク州につくり出した1000平方kmほどの突出部がある。 とはいえ、2年近くもブフレダルを守備してきた2000人規模の第72機械化旅団が疲弊してしているのは間違いない。一方、ロシア軍は攻撃を続けている。ブフレダルから第72機械化旅団を押し出すのに何度も失敗してきたロシア海軍第40独立親衛海軍歩兵旅団をはじめとするロシ
チェコのパベル大統領はNovinky.czのインタビューに「戦争を終結させる代償としてある種の妥協的な解決策が必要」と述べたが、New York Timesとのインタビューでも「ウクライナは設定する目標と得られる支援について現実的になる必要がある」と語り「軍事力による占領地奪還は困難」と示唆した。 参考:Ukraine Needs to Be Realistic About Its Goals, Czech President Says 戦場の現実と欧州世論の声に目を向ける時期がやって来ているのかもしれない チェコのパベル大統領はNovinky.czのインタビューに「ウクライナとロシアの戦争は軍事的手段で政治的目標を達成できないという現実を双方が受け入れるまで続く」「もし和平交渉が行われればロシアがウクライナ領の一部を長期間占領する状態が続く」「戦争を終結させる代償としてある種の妥協的な解
ウクライナで即時停戦には「反対」 軍事研究家・小泉悠氏「ロシアに主権奪取を諦めさせなくては」 (msn.com)(6/25、東京新聞) 「ウクライナへの直接の軍事支援について、国民的な議論だけでもしてみてもいいのではないか」と話した。(同記事より直接引用) 即時停戦反対、軍事支援促進の小泉氏ですが、ついには「ウクライナへ日本も軍事支援を」と主張し始めています。即時停戦反対・米欧の軍事支援支持から当然行き着くところと思います。昨年の『世界』10月号では、結論として「日米軍事同盟強化、日本の軍拡こそ」と主張していた立場ですから、小泉氏がこうした主張をするのは必然だし時間の問題だったでしょう。 ただ私が疑問なのはこの小泉氏を礼賛する一部「護憲リベラル層」が存在することです。 例えば憲法学者の青井氏の発言です。 「■青井未帆=憲法 △小泉悠「ウクライナ戦争をめぐる『が』について」(世界10月号)
防衛省は23日午後、ロシア軍の哨戒機1機が北海道礼文島付近で3回、日本の領空を侵犯した。対応した航空自衛隊の戦闘機が「フレア」による警告を実施した。戦争の足音が響き始めている、のだろうか……。 ロシアによるウクライナ侵攻で、日本は経済的に大きな影響を受けた。具体的にはエネルギーや原材料価格の高騰につながった。ロイター通信が2024年3月に配信した記事によると、 ロシアによる2022年のウクライナ侵攻以来、ロシアからの撤退によって外国企業が被った評価損と売上高の減少分が1070億ドルに上るという。 そんな中で、8月27日、ウクライナのゼレンスキー大統領はアメリカのハリス副大統領およびトランプ氏に対し、「9月に戦争終結案を示す」と述べた。この中身は一体どのようなものなのか。 東京大学先端科学技術研究センター准教授で気鋭の軍事評論家・小泉悠氏に聞いた。短期連載全2回の第1回。 クルスク攻撃は何の
X(旧Twitter)には、特定のユーザーのポストを自分のタイムラインに表示させず、同時に自分のプロフィールやポストを見せないようにする「ブロック」機能が実装されています。Xのオーナーであるイーロン・マスク氏はこのブロック機能を廃止したいという意志を示しており、「ブロックされたユーザーでも自分の公開ポストを見ることができるようにするつもりだ」とポストしたことが報じられています。 X will let people you’ve blocked see your posts - The Verge https://www.theverge.com/2024/9/23/24252438/x-blocked-users-view-public-posts Xでは、Twitterだった頃から「Xをより快適に活用する方法」として、ブロック機能がかかわりたくないアカウントとのやり取りを避けるのに効果的
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く