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社会学に関するpeanutsjamjamのブックマーク (2)

  • 『「AV女優」の社会学』 鈴木涼美著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    例えば、「なぜこの会社でこんなに頑張って働いているのか」「なんでこんな結婚をしてしまったのか」などと、自分がいま生きる日常の根に疑問を持ってしまった人たちこそ読むべきだ。「AV女優」自体に一切の興味がなかったとしても。 社会学はしばしば多くの人が目を背けたくなるような対象を扱いながら社会の裏に佇(たたず)む普遍的な原理を暴いてきた。E・デュルケムの『自殺論』がそうだし、マリファナ使用者の調査を元に「社会からの逸脱」を考察したH・S・ベッカー『アウトサイダーズ』も古典的名著とされる。社会の特異点にこそ社会全体を構成するモデルが象徴的に現れる。 外からは見えにくい「AV業界の仕組み」を説明しつつ、著者が切り込むのは「AV女優の語り」だ。AV女優はその仕事の過程で度々「自分を語ること」を求められる。プロダクションやメーカーとの面接、作品出演前の打ち合わせ、作品内での一シーンとして。中でも問わ

  • 古市憲寿「創られた『起業家』」@『社会学評論』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『社会学評論』63巻3号に掲載されている古市憲寿さんの「創られた『起業家』」がなかなかおもしろいです。 要するに、90年代半ば以降の起業家言説の分析なんですが、古市さんらしいクールな視線で手際よく料理していて、いろいろと労働問題へのインプリケーションもあり、いろいろと突っ込みネタを示してくれています。 冒頭の要約から: ・・・バブル経済が崩壊し日型経営が見直しを迫られる中で、「起業家」は日経済の救世主として政財界から希求されたものだったしかし、一連の企業を推奨する言説にはあるアイロニーがある。それは、自由意思と自己責任を強調し、一人一人が独立自尊の精神をもった起業家になれと勧めるにもかかわらず、それが語られるコンテクストは必ず「日経済の再生」や「わが国の活性化」などという国家的なものであったという点である。・・・さらに、若年雇用問題が社会問題化すると、起業には雇用創出の役割までが期待

    古市憲寿「創られた『起業家』」@『社会学評論』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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