11月16日、バイオ医薬品大手の米モデルナが非常に有効とみられる新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験(治験)の暫定結果を示すことに成功した。写真はモデルナのロゴとワクチンのイメージ。9日撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic) [ニューヨーク 16日 ロイター BREAKINGVIEWS] - バイオ医薬品大手の米モデルナが非常に有効とみられる新型コロナウイルス感染症ワクチンの臨床試験(治験)の暫定結果を示すことに成功した。これはもちろん世界中の人にとっての勝利だが、特に低所得国には朗報と言える。今回、モデルナが成果をもたらす前には、米製薬大手・ファイザーなどが開発中のワクチン候補も高い効果を示した。両社ともに実用化に動ける公算が強まった。これでワクチンの供給が増えるほど、新型コロナでひどく痛めつけられた途上国が使用できる時期が早まり、経済成長の回復も前倒しされる。