猫は食べ物の好みがうるさい美食家で、体調や気分によって食が進まない時があります。だからといって次々に新しい味を覚えさせると猫はどんどんワガママになり、同居人は猫の食事に悩まされるようになるでしょう。 室内で飼われている猫は、自分の身体が要求しても自分で必要なものを摂取することができません。飼い主がしっかりとした知識を持つことが大切です。猫の習性を理解した上で猫の餌の与え方、キャットフードの変更方法、猫に必要な基本的な栄養素とライフステージや猫の年齢に合わせた食事の選び方、餌を食べない場合の対処方法などについてご紹介します。 <INDEX> 猫の習性と餌の与え方 ■猫はニオイで食べ物を判断する 猫は食べられるものか、おいしいかどうかをニオイで判断します。ニオイが飛ばないように、缶詰は1回分の食べ切りサイズ、ドライフードも開封して2週間以内に食べきれるサイズを購入し、密封容器に入れるなど湿気な