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ブックマーク / note.com/prof_nemuro (2)

  • 「女性が活躍する最強国家」とは退化した社会|Prof. Nemuro🏶

    この番組ではアイスランドとモソ人社会を「最強」として取り上げていたようである。 「女性の天下」中国少数民族モソ族 北欧アイスランド…男女が世界一平等な国 しかし、国力や他民族を圧する力という点では、アイスランドとモソ人は最強どころか最弱というのが客観的な評価になる。アイスランドは人口36万人、モソ人は人口5万人に過ぎず、辺境の地でなければ異民族に征服されて消滅していたことは確実である。孤島のニュージーランドにいたために絶滅を免れたキーウィのようなものである。 先日の記事で取り上げたFinancial Timesの記事では「女性が首脳を務める国では新型コロナによる死者数が少ない」として、特にアイスランド、ノルウェー、フィンランド、ニュージーランドを成功例に挙げていたが、これら辺境の4小国とモソ人の社会は見方を変えれば「社会を統率する有能な男」を失った社会であるとも言える。 生物が「ある能力を

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  • 育児先進国フィンランドが少子化で国家存亡の危機に直面|Prof. Nemuro🏶

    フィンランドの7月の出生数(速報)が44か月連続で前年同月比マイナスとなった。1~7月累計では前年同期比-6.3%で、通年でも2018年を下回ることがほぼ確実である。 2018年の出生数は過去180年間で大飢饉の1868年に次ぐ少なさであった。1/7を占める移民系の母親によるものを除くと1868年を下回っている。 合計出生率(TFR)も過去最低の1.41で日の1.42を下回った。 2010年代に若い世代の出生率が急落している。 TFRの低下には、閉経するまでに産んだ子供の平均人数(コーホート完結出生数)が前の世代よりも少なくなるquantum効果と、出産年齢を遅らせることによる一時的低下のtempo効果がある。フィンランドでは、19世紀末から20世紀半ばにかけての5→2への低下はquantum効果で、大飢饉の1868年や内戦の翌年の1919年の低下はtempo効果である。 1973年の1

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