理化学研究所(理研)は、東京理科大学、大阪大学、早稲田大学、東京工業大学、九州大学、東京大学、日本原子力研究開発機構、ミシガン州立大学、ローレンス・バークレー研究所、INFN研究所、ミラノ大学、ミュンヘン工科大学、ヨーク大学、サリー大学による共同研究として、理研仁科加速器研究センターが推進している大強度重イオン加速器施設「RI ビームファクトリー(RIBF)」を用いて、クリプトン(Kr:原子番号36)からテクネチウム(Tc:原子番号43)までの放射性同位元素(RI:ラジオアイソトープ)を発生させ、38個の中性子過剰なRIの寿命測定を行った結果、そのうち18個は、質量数110近傍の寿命データを標準的な理論予想と比較すると、予想よりも2〜3倍以上速く崩壊することが判明したことを明らかにした。米国の科学雑誌「Physical Review Letters」にされ、オンラインでも掲載されたもので、