そもそもメディアは、これからの社会の中で、どういう役割を担っていくのか?、目の前の市場環境の激変に目を奪われてしまって、「そもそもメディアとは」という、一番肝心な議論がどうも抜けているようにも思う。そもそもメディアは社会にとってどういう価値があるのか? 世界中のもっとも新しい情報を提供し、もっとも洗練されたデザインとクオリティを持っているメディアの一つである『WIRED』日本版の若林編集長に、「そもそものメディアの役割」についてお聞きしてみた。 Interview by Shusaku Hirota | Photos by Jun Matarai 2015.12.24[Thu] 高度情報消費社会の問題 廣田:いま、話題のアメリカのシンギュラリティ大学の人たちが提唱しているような指数関数的な成長モデルって、ビジネスや、文化、その国の歴史的背景のことをじっくり落ち着いて考え抜く、ということをあ
現在、メディア(業界)論が盛んだ。マスメディアが勢いをなくし、業績を落としていることを論じる議論が一方にあれば、他方では、企業は自らのプライベートなウェブメディアを持ち、顧客に有用な情報を提供するコンテンツマーケティングと呼ばれる新しい手法論に夢中になっている。また、数多ある情報を編成し、読みやすくならびかえ、「キュレーション」するための洗練されたアルゴリズム技術を持つスタートアップ企業に注目が集まり、モバイル時代の新しいメディアプラットフォームは誰が握るのか?といった議論もされている。 しかし、そもそもメディアは、これからの社会の中で、どういう役割を担っていくのか?、目の前の市場環境の激変に目を奪われてしまって、「そもそもメディアとは」という、一番肝心な議論がどうも抜けているようにも思う。そもそもメディアは社会にとってどういう価値があるのか? 世界中のもっとも新しい情報を提供し、もっとも
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