ほんとうの憲法: 戦後日本憲法学批判 (ちくま新書 1267)(http://amzn.to/2tSzuiO) 篠田 英朗 筑摩書房 ★★★★★ 日本政府のエリートのほとんどが東大法学部卒なのは、世界でも珍しい現象である。それは彼らの偏差値が高いのだから当然だと思う人が多いだろうが、ほぼ偏差値の同じ東大経済学部はエリートになれない。経済官庁や中央銀行の幹部に(経済学の基礎知識をもたない)東大法学部卒が多いのは異常で、日本の経済政策が失敗する原因だ。 彼らがエリートになるのは、東大法学部が法解釈を独占しているからだ。公務員試験も司法試験も、東大教授の解釈を書かないと合格できない。それは彼らの解釈が正しいからではない。閣議決定がクーデターだ(http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51976442.html)という石川健治教授の解釈は、笑い話に
19日にNHKがスクープした「萩生田発言」文書が波紋を広げている。 翌20日文部科学省がその文書の存在を明らかにしたものの、松野文科大臣が「メモの内容は正確性が著しく欠いている」として、萩生田官房副長官に謝罪。 【関連】“報復人事”に文科省は戦々恐々?総理は支持率急落で陳謝 萩生田氏も「強い憤りを感じている」と全面否定している。 新たな文書は、「10/21萩生田副長官ご発言概要」と題され、萩生田氏が文科省の高等教育局長に伝えた内容を記録したとされている。 その内容は、「和泉補佐官からは、農水省は了解しているのに、文科省だけが怖気づいている、と言われ」、「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」、「何が問題なのか、書き出して欲しい。その上で、渡邊加計学園事務局長を(担当の)浅野課長のところにいかせる」との記述があった。 10月21日と言えば、国家戦略特区諮問会議が「広域的に
菅官房長官が“怪文書みたいな“と一蹴した文書について、文科省が一転再調査することになった。民進党が入手した「国家戦略特区(獣医学部新設)に係る想定問答」という文書や、朝日新聞やNHKなどの取材に現役職員が文書共有を証言したこともきっかけとなり、世論に押された形だ。 さらに民進党が入手した新たな文書(メール)の宛先には、文科省職員の名前やメールアドレスが14人分記載されており、「昨日の内容を共有します」との記述があり、“あの文書“のデータも添付されていた。現役の文科省職員たちからは「今回のメールは書式を見て、一目で本物だとわかった」「今の官邸に不満を持っている人は多い。内部資料はまだ出てくると思う」との証言が出てきている。 前川喜平・前文科事務次官はインタビューに対し「(去年9月)和泉洋人総理補佐官に呼ばれて、訪ねた時にはっきりと『対応を早くして欲しい。総理は自分の口からは言えないから私
学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画を巡る問題で、菅義偉官房長官(衆院2区)は10日、「たまたま(同学園の理事長が)総理の友人だったが、元々地域から(申請が)出されていた」と述べ、改めて問題ないとの認識を示した。神奈川新聞社の取材に答えた。 【写真】菅官房長官インタビュー詳報 菅氏は、今治市(愛媛県)などが2007年から加計学園を前提に提案していた新設計画が、民主党政権時に「速やかに検討」に格上げされながら実現されなかった経緯を説明し、「私たちの政権で、きちっと行うことができた」と成果を強調。農業改革などの取り組みも例に挙げ「現実問題として、そういうものに風穴を開けていくのが私たち。まさに岩盤規制をぶち破る政権だ」と述べた。
10代の少女の胸などを触ったとして、強制わいせつの罪に問われている北海道旭川市の小学校教師の男に対し、旭川地裁は懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。 旭川市の小学校教師、菅野博之被告(42)は、2016年7月から12月にかけて、小学校内で10代の女子児童3人の上着を脱がせて胸を触るなどした、強制わいせつの罪に問われています。 旭川地裁で開かれた6月5日の判決公判で、佐藤英彦裁判官は、「被告は自己の性欲を満たすために教師の立場を悪用した」としました。 さらに「10年ほど前からわいせつ行為を繰り返し、強い常習性が認められる」と指摘、菅野被告に対し懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
著書「総理」で安倍政権について書いた元TBSワシントン支局長山口敬之氏(51)から、準強姦(ごうかん)被害を受けたが不起訴とされたのは不当として、検察審査会に審査を申し立てたジャーナリスト詩織さん(28)が30日、日刊スポーツの取材に応じた。 【写真】詩織さん「デートレイプドラッグを混入された」 レイプ被害者は黙っていなければならないのか-。顔を出し、実名で会見に臨んだ最大の理由。「オープンにこの話をしていかないと、捜査も病院も周囲のサポート体制も、社会が変わらない」。 ネット上では29日の会見の服装について「ボタンを開けすぎ」と批判されたが、想定済みだった。 「本当に言いたいのは、スカートをはいていようが、何を着ようが、責められる対象にはなってはいけない。リクルートスーツを着てと言われたけど、なんで白いシャツを着て弱々しく被害者らしく映らないといけないんでしょう。普段着で批判される
前川前事務次官が会見「あったものはなかったことにできない」、「出会い系バーでは“女性の貧困“について話を聞いていた」 学校法人「加計学園」が愛媛県今治市で計画している獣医学部の新設をめぐる文書について、25日夕方、前川喜平・前文部科学事務次官が会見を開いた。 前川前事務次官は会見で「私が在職中に作成され共有された文書で間違いない。文科省の幹部に共有された文書で、自分も受け取った。ちゃんと捜索をすれば出てくるはずだ。あったものはなかったことにできない」「証人喚問に出てもいい」とコメント。民進党の調査チームが示した文書と、朝日新聞が掲載した文書に記述がみられる「官邸の最高レベル」という表現については「官房長官か総理の事だと思った」と振り返った。 文部科学省内での調査の結果について松野博一文部科学大臣は19日の会見で「存在は確認できず」と結論づけている。前川「松野大臣が文書を見た可能性もある
「そんなエキサイトしないで。答弁の最中なんですから。議論するのであれば、みなさんの案を憲法審査会に出していただいて、とずっと申し上げているわけであります」 【この記事のすべての写真を見る】 安倍首相は9日、参院予算委員会で民進党・蓮舫代表の質問に答えている最中に同党議員らから激しくヤジられ、同党に憲法改正の対案を出すように迫った。なぜ、国民の合意なき改憲を前提に、野党が対案をひねり出さなければならないのか理解に苦しむ。 発端は憲法記念日の3日、都内で開かれた改憲派集会に安倍首相が寄せたビデオメッセージだった。唐突に東京五輪が開催される2020年の改憲を目指すと宣言したのだ。 《私たちの世代のうちに自衛隊の存在を憲法上にしっかりと位置づけ、「自衛隊が違憲かもしれない」などの議論が生まれる余地をなくすべきであると考えます。(中略)9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込むという考え
熊本市の慈恵病院が「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を開設して10年。親が育てられない子を匿名で受け入れる異例の取り組みは、幼い125人の命を未来へつないだ。思春期を迎え、出自を知らずに育つ人権上の課題に直面しつつあるが、対応は現場任せで国や自治体の制度的検討は手つかずのままだ。妊娠に関する電話相談は増え続け、母子の孤立や貧困などの現実も浮かび上がる。 ⇒【画像】慈恵病院の新館外壁に設置された「こうのとりのゆりかご」。扉を開けると保育器がある 年間十数件のペースで院内に響く突然のブザーは、ゆりかごに乳幼児が預けられた合図だ。看護師らは階段を駆け降り、保育器へ向かう。竹部智子看護部長(49)は「赤ちゃんの無事を確かめるまでの緊張感は慣れることがない」と明かす。 ある元職員は、育ての親(養親)からの手紙を大切に保管している。成長を知らせる便りもあれば、厳しい現実の内容もある。 数年
千葉県我孫子市でベトナム国籍の小学3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の遺体が見つかった事件に絡み、共同通信社(東京都港区)の20代の男性記者が、取材を断った近隣住民の自宅の壁を蹴っていたことが17日、同社への取材で分かった。 同社は「事情を聴いた上で厳しく指導する」としており、幹部とこの記者が住民宅を訪れ直接謝罪したという。 この住民が16日、男性記者が壁を蹴る様子が映った動画をツイッターで公開。記者がインターホン越しに取材を申し込もうとして断られ、立ち去り際に後ろ向きに門柱付近の壁を蹴る様子が映っている。住民は「良識的な取材を切に願います」と書き込んだ。 共同通信社総務局は「許されない行為であり、ご迷惑をお掛けした方に深くおわびします。本人を厳しく指導するとともに記者教育を徹底します」とのコメントを出した。
中東を研究していて、本当に嫌になるのは、中東では政治が人間の邪悪さの競い合いになり、人間の弱さを、あらゆる意味で、無限に創造的な方法で、突くことが、最も有効な手法になることを目撃させられることだ。 「アレッポを陥落させて、米国もアサド政権容認に傾いていた時に化学兵器を使う必要はない」といった論評が聞かれる。アサド政権側も一斉にそう行った論理を用いて述べ立てる。しかし中東の政治の現実を、上辺ではなく、社会の人間関係から見ていれば、実際にはそういった論理では動いていないことがわかる。実際は、米国が容認姿勢に傾いたからこそ、ここで化学兵器を使ってみせ、それでも米国が黙認することを反体制派に見せつけることで、どれだけ残虐な行為をアサド政権が行っても、もはやどこからも助けが来ないと思い知らせ、戦意を挫けさせる。たとえ米国が軍事行動に出たとしても、アサド政権を倒すほどの規模は考えられず、その後は「被
京都府立医大病院が暴力団組長の虚偽診断書作成して収監を免れさせたといわれる事件では、京都府立医大の学長にまで嫌疑がかかっているが、その組長を府立医大病院に紹介したのは、京都きっての名門私立病院である「康生会・武田病院」である。 そして、27日に、武田病院の担当医らが逮捕された。 虚偽診断書作成・同行使の疑いで逮捕されたのは、武田病院の医師、全栄和(チョン・ヨンファ)容疑者(61)、元医事部長、大西義彦容疑者(45)、暴力団組員、山田英志容疑者(48)の3人。 ところが、これを報じた朝日新聞の記事は、名医で人格者として同医師に称賛の言葉を並べ、むしろ、擁護しているとも見えるほどだ。 “「腕利き医師」「病院のヤクザ担当」逮捕に困惑 京都:朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/articles/ASK3Y4CMCK3YPLZB00Q.html)” 「業界では腕がい
“森友学園問題”が国会を揺るがすなか、日本会議に所属する田中ゆうたろう東京都杉並区議会議員(自民党、会派名・美しい杉並)の家業である幼稚園と保育園をめぐり、うさん臭い事実が発覚した。 (1)「公共目的」に使うという建前で幼稚園が国有地の払い下げを受ける、(2)その土地を幼稚園から保育園に貸し付ける、(3)保育園は杉並区に「賃借料」に対する補助金を申請する――といった複雑なやりかたで、計約4800万円(4759万2000円)の補助金が支払われていたのだ。 保育園用地に関する補助金は賃借が対象で購入の場合は認められない。制度を悪用した「値引き工作」である疑いは濃厚だ。 幼稚園の運営主体は学校法人山本学園で、理事長は田中区議の祖母・山本澄氏。田中区議は副園長である。一方保育園は社会福祉法人明愛会で、理事長は田中区議の母親・田中悦子氏。田中区議自身も理事だ。もともと一家で幼稚園を経営していた
年末年始の長期休暇、及び、成人の日を含めた3連休が終わり、ようやく日常生活に戻りつつある人も多いでしょう。しかし、年末年始も最初の3連休も関係なく、それまでと変わらない日常を続けていたと思われるのが受験生です。 特に、1月中旬に大学入試センター試験(以下「センター試験」)を控える受験生には、“最後の総仕上げ”、“ラストスパート”の時期に当たるクリスマスやお正月、その華やいだムードは一切関係ないのかもしれません。 実際、街のあちこちで参考書片手に勉強する若者を多く見かけますが、この光景は今も昔も変わっていないようです。 2017年のセンター試験は、1月14日(土)と15日(日)に実施されます。最新の天気予報によれば、今年最大級の寒波が迫っているため、両日とも北日本や西日本地域で大荒れの天候となるようです。 試験で実力を十分に発揮するためには、体調管理に留意することは当然として、時間的な
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