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危うくて掲載を却下されたコラム「中国ビジネスと売掛金」 お友だちの坂之上洋子さんのブログに「品がなくて朝日新聞の連載却下されたブランド論」というエントリーがあって、楽しく読ませていただきました。坂之上さんのボツ原稿は、しっかり単行本に収められているようです。実は私も、日本の某金融機関のPR誌向けにコラムの執筆を依頼されたことがあったのですが、「品が無い」というよりは、コンプライアンス重視の日本の金融機関ではとても出せない内容だったのか、ボツになってしまいました。ほとぼりも冷めた頃ですし、せっかくなので初稿のままブログのほうで公開させていただきます。出資先の中国企業の会議室に入ると、普段なら整然としている空スペースに、使い古されたサーバーが山積にされた異常な光景に遭遇しました。その会社のCEOは「ちょうど今日、運び出してきたんだ」と上機嫌に説明します。その日は、その会社の売掛金の評価について
2011.06.24 中国のソーシャルメディア「開心網」における外国ブランドのファン数 (1) カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ facebookへのアクセスが規制されている中国で、企業がfacebookみたいにオンライン・プロモーションやブランディングに活用しているのが「開心網」。いまのところ「公式ファンページ」(ブランド・ページ)を設けているのは、外国ブランドが中心です。外国ブランド系のファンページのファンの数をまとめてみました(2011年6月24日現在)。 中国での人気やビジネスの大きさが、ファンの数を比例するわけではありません。ブランドそのもののパワーだけではなく、インダストリーや、そのブランドのファンページへの取り組み方、ファンへのインセンティブなどが、定量的に大きな影響を及ぼすからです。 とはいえ、中国のネットユーザーにおけるブランドのプレゼンスや、企業側のウェブ・
2011.06.22 アリペイ問題で露呈した中国政府のネット企業対する生殺与奪権 カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ ほんらい中国のネット企業には外国資本が出資できませんし、外国市場に上場もできません。 インターネット産業は外資規制の領域になっているからです。厳密に言えば、インターネットによってコンテンツを発信しその対価として収益を得るようなビジネスモデルが対象ですが、ウェブサイトで様々な種類のコンテンツを発信するたびに、当局にお伺いを立てて「許可証(ビジネス・ライセンス)」をいただかなければならず、外資企業だとだろいろ邪魔されたりするので、実質的には中国国内資本の企業でなければ、中国でウェブビジネスをうまく進めていくことができない仕組みになっているのです。 けれども、百度、SINA、SOHUをはじめ、中国の主要なネット企業は海外市場に上場していますし、多くのネット企業は中国国外
2010.12.08 【最新版】中国ECプラットフォームの来客者数トップ10 テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ ついでもあったので、中国のECプラットフォームの最新情報をまとめてみました。 まず、1日あたりの来店者の推計から。Alexaなどのデータを元に独自にページビューやユニークユーザー数を算出しているChinazの直近1ヶ月の平均ユニークユーザー数を来店者数とみなしています。 1位 淘宝網(TAOBAO) 約2億5,000万人 2位 京東商城(360Buy) 約210万人 3位 拍泊網(PaiPai) 約180万人 (Tencent) 4位 アマゾン中国(卓越網) 約120万人 5位 当当網(DangDang) 約100万人 6位 VANCL(凡客誠品) 約100万人 7位 拉手網 約82万人 8位 美団網 約52万人 9位 麦
2005.01.24 日本側は"有名"で"大きい"中国企業を合弁パートナーにしたがるのですが.... カテゴリ:中国の日本企業・日本人 上海カネボウの騒動は、どうも中国での新たな合弁会社設立の話が遠因になっているようです。合弁相手と言われているのは、広東省に本社を持つ中国トップクラスの製薬会社で、日本でも販路を開拓しています。 「中国のトップクラスの企業と合弁会社を作れば、きっとビジネスもうまく行く」日本にいるとそんな風に思ってしまいます。逆に、日本では無名であまり大きくない中国企業から合弁を持ちかけられたりすると、調べもしないでお断りしたりしてしまいます。 日本企業が中国で合弁会社を設立する大きな理由は二つあります。 一つは外資規制という消極的な理由からです。業種によっては100%外資による企業の設立が認められていないので、中国企業からの出資を得て合弁会社にしなければならないのです。もう
中国のソーシャルメディア「開心網」における外国ブランドのファン数 facebookへのアクセスが規制されている中国で、企業がfacebookみたいにオンライン・プロモーションやブランディングに活用しているのが「開心網」。いまのところ「公式ファンページ」(ブランド・ページ)を設けているのは、外国ブランドが中心です。外国ブランド系のファンページのファンの数をまとめてみました(2011年6月24日現在)。中国での人気やビジネスの大きさが、ファンの数を比例するわけではありません。ブランドそのもののパワーだけではなく、インダストリーや、そのブランドのファンページへの取り組み方、ファンへのインセンティブなどが、定量的に大きな影響を及ぼすからです。とはいえ、中国のネットユーザーにおけるブランドのプレゼンスや、企業側のウェブ・マーケティングへの姿勢が、ある程度読み取れるのではないかと思います。半年後、1年
2009.11.22 中国向けEC(オンラインストア)は参入障壁が高い。けど... テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ 最近日本のマスメディアなどでも、盛んに中国のEコマースが取り上げられています。 確かに、中国のインターネット・ユーザーは3億3,800万人(09年6月・CNNIC発表)、Eコマースの市場規模は1,800億RMB(約2.5兆円・iResearch2009年予測値)で、毎年2倍近い成長を遂げています。国土が広大な中国マーケットをカバーするには、オンライン・ストアなどの無店舗販売のシステム構築が効率的でもあります。 オンライン・ストアは、多数の実店舗や小売店網を整備する必要が無く、販売スタッフも用意する必要が無いので、一般的には参入障壁が低いと考えられています。もちろん、自社でシステムを用意したり、物流(納品の仕組み)を整
2009.11.27 中国市場でも踏ん張っている日本のデジカメ。いっぽうケータイは全滅。 テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:ブランディング・マーケティング 仕事ネタの流用で恐縮ですが、面白いと思ったので載せてみます。 以下は、DCCI(Data Center of China Internet)が、2009年6月までに中国全土約9万人の調査対象者に実施したインターネット調査の結果を、各商品のカテゴリーごとに、現在の所有状況、所有者の満足度、半年以内に購入意向がある人が購入しようと考えているブランドを数値化して並べたものです。 私も日本人なので中国でも日本ブランドに頑張ってもらいたいと思って、日々仕事に励んでいるつもりですが、苦戦を強いられています。その中にあって大健闘しているのが、デジタルカメラですね。 購入意向のトップ10ブランドのうち、6つが日本ブランドです。所有
2005.02.28 中国が支えるオーストラリアの"プチ・バブル" カテゴリ:中国関連ニュース 春節(旧正月)のお休みを利用して、ほぼ7年ぶりにオーストラリアのシドニーに行ってきました。シドニーは私が北京に来る前の赴任地で、1997年のほぼ1年間をシドニーで過ごしたので、懐かしい土地です。 街並みや風景はオリンピックを挟んでいるのに、7年前とあまり変わっていませんでした。もちろん、以前良く通ったレストランや日本風の居酒屋が店の名前を変えたり、無くなっていたりしていましたが。ただ、97年の頃と比べて街に活気が溢れているような感じを受けました。街を走る自動車は、以前はポンコツ車や良くてオーストラリア製のGMかトヨタが中心だったのに、ベンツやBMWなどの高級車を多く目にしました。 シドニーに住むオーストラリア人ジャーナリストの友人に話を聞くと、いまオーストラリアは"プチ・バブル"になっている、と
2005.11.16 日本企業は未だ"腰が引けている"「エレベータ広告」 (6) カテゴリ:ブランディング・マーケティング 中国都市部のテレビ広告料金は総じて高いと言われます。 テレビ広告の値段を比べる指標として、CPRP(Cost Per Rating Point)があります。その放映エリアにおいて1%の視聴率を獲得するための料金です。 でもこれでは、放映エリアの大きさ(そのチャンネルを視聴可能な人口など)がバラバラですから、国や地域別の比較ができません。 それを可能とする指標がCPM(Cost Per Mill, Cost Per Thousandとも言います)で、その広告を1,000人に視聴してもらうためにかかる費用です。これでも、日本と中国では現時点で経済力が違いますから、同じ1,000人でもモノが買える人がすべてなのか、そうでない人も含まれているのかで、実際の広告効果は違ってきま
2009.07.22 中国ネット系企業の「勝ち組」と「負け組」(途中経過ですけど....) テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ 中国内地以外の株式市場に上場している中国のネット系企業の「勝ち負け」が明確になってきているような感じを受けています。 「勝ち組」は、何と言っても世界最大シェアのインスタントメッセンジャーQQのプロバイダーで中国トップPVのポータルサイトのオペレーターでもあるTENCENT(騰詢)で、時価総額は2兆円を越えています。 そして、お馴染み中国での実質シェアが80%を越える検索サイトのBAIDU(百度)。TAOBAO(淘宝)打倒のために立ち上げたC2C型のECモール"Youa"のほうは、なかなか軌道に乗っていない様子ですが、一時低迷した株価は復活の兆しを見せています。 更には、ALIBABA(アリババ)。中国のECプ
2008.09.15 危うくて掲載を却下されたコラム「中国ビジネスと売掛金」 テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:マネージメントとコンプライアンス お友だちの坂之上洋子さんのブログに「品がなくて朝日新聞の連載却下されたブランド論」というエントリーがあって、楽しく読ませていただきました。坂之上さんのボツ原稿は、しっかり単行本に収められているようです。 実は私も、日本の某金融機関のPR誌向けにコラムの執筆を依頼されたことがあったのですが、「品が無い」というよりは、コンプライアンス重視の日本の金融機関ではとても出せない内容だったのか、ボツになってしまいました。ほとぼりも冷めた頃ですし、せっかくなので初稿のままブログのほうで公開させていただきます。 出資先の中国企業の会議室に入ると、普段なら整然としている空スペースに、使い古されたサーバーが山積にされた異常な光景に遭遇しました。
2008.08.23 中国語サイト向けSEOって、重要なのだろうか....。 テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ 最近、日本のインターネット広告会社などが、中国語サイト向けのSEO(検索サイト最適化)サービスを売り込んだりしています。 うん、確かに日本やアメリカではSEOが花盛りですね。GoogleやYahoo!の検索結果のできるだけ上位のクリックされ易い位置にウェブサイトのリンクを表示することができるか、これは見込み客をウェブサイトに呼び込むためには、たいへん重要な施策と言えるでしょう。中国関連のキーワードでググったときに、偶然にも自分のブログが検索結果の上位に表示されたりすると、何となく嬉しくなったりもします。 いまは日本の大企業だけではなく、温泉旅館やブランドショップまでが、中国の人たち向けの中国語サイトを用意しているくらいです
2007.04.15 日本のマザーズに上場する北京の広告会社『アジア・メディア』とは....。 テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:OHTERS 香港などを除く中国本土の企業として初めて(香港系資本と経営陣が上海に設立した新華ファイナンスが2004年に上場していますが)日本の株式市場に上場を果たす『アジア・メディア・カンパニー・リミテッド』。"ケーブルテレビ関連事業を手掛ける"などと2007年3月22日付けNIKKEI NETでは紹介していますが、実態は広告会社です。しかも、上場するアジア・メディアと言う会社は中国本土には存在しません。イギリス領バミューダで登記された持ち株会社なのです。 これは主として中国の外資規制や海外市場上場障壁をクリアするために用いられるストラクチャーで、NASDAQに上場している百度(BAIDU)も新浪網(SINA.com)も分衆伝媒(Focu
2006.11.12 CCTVに奇策有り!?7.5秒のテレビ広告が登場!! (4) カテゴリ:ブランディング・マーケティング 日本のテレビCMは15秒が基本になっています。番組の中で放送CMは30秒が多いのですが、番組と番組の間に放送される"スポット"と呼ばれるCMはほとんどが15秒です。放送時間帯に柔軟性のある"スポット"のほうが回数も多くなり易いので、CMのクリエイターは15秒を基本にアイディアを考えることが多いのです。 中国では15秒CMは日本ほど多くありません。5秒、15秒、30秒、60秒といろんな長さのテレビCMが放送されています。特に5秒や30秒のCMが日本と比較すると多く放送されています。ゴールデンタイムでも放送される欧米系のブランドを中心にした60秒CMは見応えがありますが、ブランドや企業の名前を叫ぶだけの5秒CMが立て続けに何本も続くと、ウンザリしちゃいます。 だからなの
2005.12.09 『伸びる会社ダメな会社の法則』の中国的検証!? (5) テーマ:中国&台湾(3293) カテゴリ:ビジネス習慣 ヒルズ系証券会社のファンドマネージャー藤野英人氏の著書『スリッパの法則』が、『伸びる会社ダメな会社の法則』と言うタイトルの新書になりましたので、読ませていただきました。(たぶん)日本企業を対象に投資に適しているかどうかを、分かりやすく述べた書物です。 「スリッパに履き替える会社(除く半導体、食品、医療等の研究所) に投資すると不思議に儲からない」と言う"スリッパの法則"が、日本では的を得たようですが、さすがに中国では"スリッパに履き替える会社"をなかなか見つけることはできません。 企業だけではなく"社長"に関する検証も多いので、中国でも当てはまりそうかどうか、いくつかについて私のこれまでの経験でコメントしてみたいと思います。"社長"を中国側パートナー或いは取
2007.03.04 エレベータ広告屋だったFOCUS MEDIAが中国最大のネット広告会社を300億円で買収!! テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ 以前、エレベータ広告屋としてこちらのブログでも取り上げたことのあるFOCUS MEDIA(分衆媒伝)という、自社で設置した液晶モニタで広告を流す、スクリーン広告を手掛ける中国の広告会社が、中国最大のインターネット広告会社であるAllyes(好耶)を2.25億USドル(約300億円)で買収したそうです(eNet.com.cnほか)。 2006年の中国のネット広告市場は60億RMB(約900億円=iResearch発表)くらいで、Allyes(好耶)は5億RMB(約75億円)ほどの売上があったと考えられ、売上高では中国トップのネット広告会社です。 ちなみに、日本のネット広告市場はモバイルも
2008.01.25 "非正規"の日本製品が出回っていることをチャンスと捉える発想。 テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:ビジネス習慣 中国のヤフオクとも言えるC2Cサイト、つまり個人ユーザー同士の売り買いサイトに「淘宝網(Taobao.com)」があります。淘宝網は先日、Yahoo!中国などとともに香港市場に上場した中国発の世界的B2Bサイト・Alibaba.com(アリババ)の傘下にあります。そのせいもあってか、厳密に個人同士の取引ばかりを集めているのではなく、メーカーや販売店が出店したりもしているので、「楽天市場」のほうに近いのかもしれません。 5,000万人のアクティブな登録ユーザー、取引成約金額が1日平均1.8億RMB(約27億円)と、中国ではもっとも影響力のあるECサイトだと言えます。 とある日本企業から相談を受けました。 並行輸入或いは個人輸入された自社製
2008.01.09 上海株の"底値"を最初に言い当てたのは、このブログだったかもしれない....。 テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:OHTERS むかし自分がこのブログでどんなことを書いていたのか、振り返っていました。 2005年6月8日のエントリーは" [速報]上海株底値脱出!いよいよ上がり始める!?"でした。 その翌日の産経新聞は「上海株下落止まらず 国有株放出、不安誘う 『国際市場』へ険しい道」と言う記事を掲載していたようです(当時の記事が阿修羅というサイトに引用されていました)。中国の代表的な株式指数の上海総合株式指数が六日午前、一時的に一〇〇〇の大台を下回った。一〇〇〇を割り込んだのは一九九七年二月以来だ。相次ぐ企業不祥事による市場不信感に加え、先月から始まった国有の「非流通株」の放出などによる需給関係の悪化懸念や不動産価格抑制政策、繊維貿易問題など不安
2008.01.09 中国の新労働法に気を遣わなければならないのは、外資企業だけ!? (1) テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:中国関連ニュース 1月1日から中国の"新労働法"が施行されました。 これまでも「中華人民共和国労働法」はありましたが、その中の労働契約規定を改定させて独立した法律にしたものが、「中華人民共和国労働契約法」で、一般には"新労働法"と呼ばれています。 主な改正ポイントを大雑把に挙げますと: (1)労働者と契約を結ばないで働かせると、2倍の賃金を支払わなければならない (2)いつまでも試用社員のままにしておいてはいけない(試用期間は1ヶ月以内) (3)就業規則は、労働者や労働組合と一緒に決めていかなければならない (4)労働契約期間中の解雇する場合は、必ず労働者に補償金を支払わなければならない (5)労働契約を2回更新すると(通常は3年以上働いてい
2007.12.08 究極の(!?)Buz Marketing in China (2) テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:危機管理・PRとメディア ご多分にもれず中国でもBuz Marketing(バズ・マーケティング)が人気を集めています。 もともと、中国では口コミの影響力が大きかったようで、インターネットが広く普及する前でも、認知経路などの調査をするとテレビなどのメディアと同じくらい「友人・知人から」という回答があったものです。最近は、「友人・知人」だけではなく「ネットの掲示板(BBS)」や「ブログ」が影響力を大きくしています。中国語では「口碑営銷」と言いますが、評判による売り込み(マーケティング活動)という意味になります。 日本やアメリカでは、ブログが多く利用されました。 影響力のあるブロガーに企業側が新製品のサンプルなどを提供して実際に試用してもらい、感想を
2007.10.19 中国でオンライン・マガジンの魅力を発見してしまいました.... テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ いま、中国ではオンライン・マガジンが"ホット"です。 POCO(Alexaランキング300位台)をはじめ、ZCOM、ieBookなどのオンライン・マガジンを集めたポータルサイトがたくさんあり、そうしたポータルからたくさんのオンライン・マガジンを購読することができます。 それらのマガジンは、実際に雑誌として販売されているものが多く、"電子版"としてリアルなペーパー仕様マガジンのサマリーであったり、コンセプトを同じくしながらも別編集になっていたりします。たとえば中国の最も売れている女性誌のひとつである中国の"Ray"(瑞麗)もオンライン・マガジン化されていて、上述のポータルサイトなどから無料で気軽に購読することができる
2007.08.31 后奥運:北京オリンピックが終わった後の中国のこと テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ 北京オリンピックまでちょうどあと1年と言う8月8日の夜8時8分、天安門広場では"あと1年"の宴もたけなわの頃、私は北京で結構シビアなお仕事の打合せに参加していました。 中国を代表するネット企業2社の若きCEO2名と、ある意味で日本を支配する大会社の経営企画室の人たちが、業務提携をするかしないかという打合せの場に、何故か"立ち会い"を求められてしまったのです。 この打合せの中で、日本を代表するようなビジネスマンのお一人が、北京オリンピックまであと1年のその日のことを話題にし、この1年が最大のビジネス・チャンスであるようなことを口にしたのですが、北京の若きCEO二人は口を揃えて、「后奥運(ホウ・オウユン)=オリンピックの後」と言う言
2007.07.30 中国人部下にビンタをくらわしたメガバンクの日本人課長はどうなってしまうのでしょう... (6) テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:中国の日本企業・日本人 先週金曜日、三菱東京UFJ銀行深セン支店の日本人課長・勝部聡史さんは、彼の部下で25歳の中国人社員・シューさんの右頬にビンタを一発くらわせてしまいました。 この様子をシューさんの中国人同僚も目撃していたため、勝部課長は即座に(頼んだモノを届けに来てくれたたシューさんがニヤけていたので)不愉快だったから殴った、と一応詫びを入れたそうですが、ビンタを受けたシューさんは納得することができません。そればかりか、この様子を見ていた別の日本人社員が、「勝部課長は君の上司なのだから、君を殴るのは当然だ」と言ったらしい....。 勝部課長はかつてから部下を叱責し罵ることが多かったらしく、前日の朝にも彼に叱られた
2007.07.06 あのガキャピンがついに中国語にチャレンジ。 テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:OHTERS 私はマトモに中国語のお勉強をしたことがありません。 1997年、北京に赴任したときは、「にーはお」と「しぇえしぇ」しか知りませんでした。着任当日、取引先にお詫びに行く必要があって、「対不起」(すみません)という中国語を覚えました。 前の職場では、赴任地での語学研修として1年間の費用を会社が持ってくれることことになっていましたので、日本語専攻の女子大生に毎週2回、終業後のオフィスに来ていただき、個人授業で学ぼうと目論見まてはみましたが、終業時間が見えないお仕事だったもので、1ヶ月も経たないうちに先生に逃げられてしまいました。 それからは、中国語を正式にお勉強することを諦めてしまったのでした。 それでも今は、中国語でお仕事をしています。 取引先と中国語で交渉す
2007.05.13 遼寧省の某都市、党書記自ら売り込みに必死のようですが....。 (2) テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:ビジネス習慣 中国東北部遼寧省の大都市S市の共産党委員会書記(まぁ市長みたいなもの)兼遼寧省の常務委員でもあるC氏が上海にやってくるので時間を取ってほしい、そんなお仕事があったので、のこのこ出かけてしまいました。 S市のハイテクパークから企業誘致のお誘いを受けたのは、ほんの1ヶ月前。ちょうどオフショアの開発拠点を中国で拡張する必要に迫られていたので、いろいろお話を聞くと、これがなかなか好条件。まぁ、数十億円もの投資をそんな短時間で決められないのが日本企業であるわけですが、こっちがモタモタしている間に、S市のほうからトップ・セールスかぁ、と思いつつ、指定された上海市内の外資系5つ星高級ホテルに赴いたわけです。 指定された時間の30分ほど前にホテ
2007.04.27 中国の現地スタッフ、日本で採用したほうが安く済むケースも。 (1) テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:マネージメントとコンプライアンス アジア・メディアは初値が672円、まぁこれは想定の範囲内だったのですが、その後買い注文が殺到し、上場二日目の4月27日の終値はなんと852円だとさ。公募価格から二日で33%も上昇しちゃいました。ちょっとショック。 最近は、中国のネットやメディアの方々とお仕事をしているのですが、何だかすごくバブルです....。スタートアップ(設立)したばかりで向う1年は赤字見込みのネット系企業に、いきなり1,000万US$(12億円)規模のヴァリュエーション(企業価値算定)がついたりしちゃうのです....ふう。 そんなんですから、マネージメント・クラスの人件費も高騰しています。 ここのところ、北京でリクルーティングを行っています。
2007.04.11 日本企業の中国ビジネスがうまく行かないのも電通(等)のおかげでしょう....。 (1) テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:中国の日本企業・日本人 NIKKEI NETの『中国ビジネス特集』に富士通総研の金堅敏さんという上席主任研究員のインタビュー記事が掲載されていました。タイトルは、「日本企業が中国でつまずく4つのポイント」。金さんのご意見の多くに、私は共感を得ました。 まず日本企業の中国ビジネスは、自動車、デジカメ、コピー機を除くほとんどの分野で、うまく行っていない、との認識。 このニュースサイトの主である日本経済新聞社やNHKをはじめ、多くのメジャーな日本のマスメディアが、中国市場における日本の活躍を伝えています。そのほとんどは、提灯記事或いは広告取引などメディアへの便宜供与と引き換えに伝えられたものと言っても言い過ぎではないでしょう。中国で
2007.04.01 純利益1兆円のチャイナモバイルと中国3Gサービスの行方 (3) テーマ:中国ビジネス/中国でのお仕事(73) カテゴリ:IT・ネット・モバイル・コンテンツ 中国のトップ携帯電話キャリアであるチャイナモバイル(中国移動)が2006年の業績を発表していました(自社サイト。 それによると、純利益は660億RMB、日本円にするとほぼ1兆円だそうです。ニューヨーク市場に上場しているくらいだから、粉飾しているとも思えません。 日本が誇る最優良企業と言われているトヨタ自動車の06年3月期の当期利益が1兆3,700億円でしたから、中国国内でしか稼いでいない企業としては、破格の収益率と言えるでしょう。ちなみに日本のトップ携帯キャリアであるNTTドコモは6,100億円(06年3月期)くらいなものです。 まぁ日本では9,500万くらいの契約の取り合いで一喜一憂する状況ですが、チャイナモバイ
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