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アルテイシア・太田啓子 対談 第1回 “普通の”夫と、子育てが難しいのはなぜ?【アルテイシア・太田啓子】 連載「○○と言われて微妙な気持ちになる私」を更新するたびに、「あるある!」と共感の嵐を巻き起こす、作家のアルテイシアさんとジェンダー問題について考える特別企画。 今回は、8月に刊行されるや否や一気に話題となった『これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン』(大月書店)の著者で、弁護士の太田啓子さんをゲストに招きました。連載1回目では、一向にアップデートされない男性たちのジェンダー感覚と、その中で子育てをする難しさについてお話いただきます。 おじさんたちの耳には聞こえない話 ——お二人はもともとお知り合いで、親しい間柄でいらっしゃるんですよね。 アルテイシアさん(以下、アル):そうなんですよ。Twitterで相互フォローだったところ、2年くらい前に、太田さんからオン
褒め言葉だと思うけど、なんだかモヤモヤする……。そんな微妙な気持ちになる一言について、作家のアルテイシアさんに相談してみました。第5回は「子どもがいるようには見えない!」です。 なぜ私は微妙な気持ちになるの? 職業柄、美容やメイクやファッションには気を使っています。そのせい?なのか「子どもがいるようには見えない!」とよく言われて、そのたびにモヤモヤします。褒め言葉なんだろうけど、素直に喜べないというか…なぜこんな微妙な気持ちになるのか、自分でもよくわかりません。(36歳、美容関係) 女性芸能人のことを「二児の母には見えない美しさ」と称える記事はよく見かけるが、男性芸能人を「二児の父には見えないイケメン」と称える記事はほぼ見ない。 これは「母親は見た目に構わないもの」という、ステレオタイプな母親像があるからだろう。その根っこには「子育ては女の仕事」「母親は子どものために自分を犠牲にするもの」
アルテイシア・斉藤章佳 対談 第4回 あなたは誰を助ける? 社会を変えるカギは「傍観者」【アルテイシア・斉藤章佳】 連載「○○と言われて微妙な気持ちになる私」を更新するたびに、「あるある!」と共感の嵐を巻き起こす、作家のアルテイシアさんとジェンダー問題について考える特別企画。 精神保健福祉士・社会福祉士で、著書『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)『小児性愛という病―それは、愛ではない』(ブックマン社)などで男性の“加害者性”について深く考察してきた斉藤章佳さんをゲストにお招きしています。第4回では、かねてから斉藤さんが違和感を抱いているという「かわいい」というワードをフックに話が弾みました。私たちが普段から安易に口にしがちなこの言葉の裏に潜むリスクとは——? 子どもの頃から「かわいい」を期待され ——斉藤さんは今回、アルテイシアさんと話したいことに「“かわいい”を女性に求める男性たち
コラムニストのジェーン・スーさんが会いたい人と会って対談する企画。今回のゲストはAV監督で『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』などの著書がある二村ヒトシさんです。全3回。 【第1回】自分の傷に無自覚だとどうなる?中年クライシスと「心の穴」の関係 【第2回】「弱さ」を見せるのは男らしくない、「欲望」を語るのは女らしくない? 自分を幸せにするのが自分に課された唯一の義務 二村:人生をよりよくする男女の別れってあると思ってて。男も女も、自分の状態と相手の状態をよくわかっていれば、穏便ではないかもしれないけど、くっついたり離れたりをもっとできるって思うんだよね。 スー:わかります。愛も情もあるけど、幸せじゃないから別れるときって、あると思う。 二村:意地を張ってしまう人は幸せになれない。あと被害者意識ね。これが先に来ちゃうと幸せが遠のく。 スー:恋愛にお
「二村ヒトシ×ジェーン・スー」第2回 「弱さ」を見せるのは男らしくない、「欲望」を語るのは女らしくない?【二村ヒトシ×ジェーン・スー】 【第1回】自分の傷に無自覚だとどうなる?中年クライシスと「心の穴」の関係 仕事の充実感も性的興奮? スー:アダルトビデオのジャンルって、本当に細分化されてますよね。ピザ食べたくてデリバリーのサイト見ても、あんなにピザのバリエーションないですよ。 食欲より男性の性欲のほうが産業として細分化されてるんだなと思いました。それぞれのカテゴリーにニーズとお客さんがいることを考えると、性欲は心の穴を如実に反映している可能性がありますよね。人の心にあいている穴は、千差万別だろうから。そしてなぜか、男性は自分の欲望の形をよくわかっているんだな。自分が何に興奮するか。私はよくわからないんです。ここにきて、性的欲望と自分というものを捉え直したいと思ってまして。 二村:それ、ニ
「二村ヒトシ×ジェーン・スー」第1回 自分の傷に無自覚だとどうなる?中年クライシスと「心の穴」の関係【二村ヒトシ×ジェーン・スー】 芸能人の炎上や不倫騒動…「心の穴」との関係は? スー:最初に二村さんとお話ししたのは『淑女のはらわた 二村ヒトシ恋愛対談集』で声をかけていただいた時で。犬山紙子さん、まんきつさんをはじめ7人くらいの方と対談されてましたね。 二村:その本が出た後で深澤真紀さんとも対談して、叱られたわけです。「あんたって、あんたが書いた本を読んで『私のことが書いてある!』って思うような女には先生ぶるけど、ジェーン・スーみたいなそう思わなさそうな女に対してはペコペコしてるよね」って。おっしゃる通りで、返す言葉もなかりけりって感じだったんですけど。 スー:ははは。そんなふうには思わなかったけどな。もう6年も前のことですね。 二村:スーさんは、まだ『生きるとか死ぬとか父親とか』を書かれ
連載「○○と言われて微妙な気持ちになる私」を更新するたびに、「あるある!」と共感の嵐を巻き起こす、作家のアルテイシアさんとジェンダー問題について考える特別企画。 今回は、精神保健福祉士・社会福祉士で、著書『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)『小児性愛という病―それは、愛ではない』(ブックマン社)などで男性の“加害者性”について深く考察してきた斉藤章佳さんをゲストにお招きしました。 第1回では、斉藤さんが指摘する「男尊女卑依存症社会」をテーマに、なぜ私たちは男女間の歪な関係性から逃れられないのかお話いただきます。 “男尊女卑”に依存するってどういうこと? ——お二人は実は初対面だそうですね。 斉藤章佳さん(以下、斉藤):はい。以前、アルテイシアさんのコラムで私の著書『男が痴漢になる理由』を取り上げていただき、うれしくて共通の友人にSNSでつないでもらいました。そこからのご縁ですね。 ア
『マインドトーク』みたらし加奈さんインタビュー第2回 「自己肯定感が低いからダメ」って思っていない? 自己肯定感の本当の意味【みたらし加奈】 臨床心理士のみたらし加奈さんによる初の書籍『マインドトーク』(ハガツサブックス)が6月30日に発売されました。“自分との対話”を意識したエッセイで、自身の生い立ちや家族、パートナーとの関係、“顔出し”する臨床心理士としてSNSを中心に発信する理由などをつづっています。 第1回目では、初の著書を執筆した経緯について伺いました。第2回目の今回は最近は日常会話にも登場することが多い「自己肯定感」について伺いました。 「私は自己肯定感が低いからダメ」って思っていない? ——前回「心理学の用語は注目度が高くて手に届きやすい分、間違った解釈をされやすい」というお話がありました。「自己肯定感」が一例として挙げられましたが、ウートピでも「自己肯定感」を見出しに持って
心療内科医 鈴木裕介さん インタビュー 第2回 「自己開示ヤクザ」にならないために、気をつけたいこと【秋葉原の心療内科医に聞く】 「悩みがあるのになかなか人に頼れない」「相談が苦手」という人に送る、心療内科医で秋葉原save クリニック(東京都千代田区)院長・鈴木裕介(Dr. ゆうすけ)さんのインタビュー。 「『感情』は2歳児のゴリラ並みに厄介なので、弱さを打ち明けるにはコツが必要です」と話す鈴木先生。 第2回目となる今回は、「感情をうまく取り扱い、他者に弱さを開示する」ための具体的な方法を教えてもらいました。 感情をジャッジしない ——前回、弱さの開示ができないのは、話す側も聞く側も慣れていないという前提があることを教えていただきました。今回は、弱さの開示に慣れるための具体的なステップについて教えてください。 鈴木裕介さん(以下、鈴木):まずは”ありのままの感情を認める”ことからですね。
「日本兵を殺したことを告白してきた退役軍人」 「罪悪感に悩まされつづけた原爆開発の関係者」 「PTSDに悩まされた退役軍人と結婚した女性」 米国認定音楽療法士*としてホスピスで働いているときに第二次世界大戦を生き抜いたアメリカ人から聞いたストーリーをつづった、佐藤由美子(さとう・ゆみこ)さんによる『戦争の歌がきこえる』(柏書房)が7月に発売されました。 この本に登場するエピソードはもしかしたら「日本人」が思い浮かべる戦争のイメージとは程遠いものばかりかもしれません。国籍も置かれた境遇もまったく異なる人たちの記憶やストーリーをたどる意味とは? 今を生きる私たちの「責任」とは? 著者の佐藤さんにお話を伺いました。前後編。 *音楽療法とは、対象者(クライエント)の身体的、感情的、認知的、精神的、社会的なニーズに対応するために、音楽を意図的に使用する療法。音楽療法は確立された専門職で、トレーニング
司会:安田菜津紀/フォトジャーナリスト 稲葉剛/一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事 上西充子/法政大学キャリアデザイン学部教授・国会パブリックビューイング代表 西谷修/東京外国語大学名誉教授・哲学者 台風、コロナ禍…災害のたびに発生する「行政による排除」 稲葉剛さん(以下、稲葉):日本でも図書館とホームレスの関係は、しばしば議論になっています。今回、コロナ禍の影響で緊急事態宣言が発令されたときには、「図書館が閉まって困っている」という話を路上生活者の方々から聞きました。東京の街では、お金を払わずにいてもいい場所というのが、どんどん無くなってきていて……。図書館は、最後に残された“聖域”のような場所なんです。 安田菜津紀さん(以下、安田):昨年の台風19号では、台東区の避難所で、ホームレスの被災者が受け入れを拒否されるという出来事もありましたよね。 稲葉:ホームレスの方たちに、「台風な
褒め言葉だと思うけど、なんだかモヤモヤする……。そんな微妙な気持ちになる一言について、作家のアルテイシアさんに相談してみました。初回は「いい奥さんになりそうだよね」です。 古臭いジェンダー観の押し付けを察知 “○○と言われて微妙な気持ちになる私”をテーマにコラムを書くことになった。 第1回のテーマとして、担当氏から送られてきたエピソードが以下である。 コロナ禍の前なんですけど、社内でちょっとした打ち上げがあり終了後に片付けを手伝いました。早く片付けて帰りたいって気持ちだったのですが、それを見ていた同僚に「いい奥さんになりそうだよね」と言われました。 相手に悪気はなく、むしろ褒めてるつもりなんだろうけど、なんか無性にモヤる。なぜこんなに微妙な気持ちになるの? 私がおかしいの? 過剰反応なの?? そんな自分でも言語化できないモヤモヤを解説いただければ幸いです。 「わかる!」とヒザを打った女子は
ラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送、4月23日放送)での、岡村隆史さんの女性蔑視発言が問題となっている。AbemaTV Newsチャンネル『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』のプロデューサーで、自身もテレビ業界で経験したセクハラ・パワハラの被害を国内外のメディアで告発するなど、積極的な活動を続けている津田環(つだ・たまき)さん。津田さんが、今「岡村発言」について考えることとは……。 「岡村発言」はこのまま「なかったこと」になるのか 岡村隆史さんがラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送、2020年4月23日放送)で、コロナ禍における性風俗で働く女性について持論を展開し、騒動になっております。 実際のラジオでの発言で、問題視されたのは次の部分と思われます。 「これ、コロナが収束したら、もの凄く絶対おもしろいこと
コラムニストのジェーン・スーさん(46)が会いたい人と会って対談する企画。ゲストは、京大卒の元ニートで文筆家のpha(41)さんです。全3回。毎週木曜更新。 やっぱり一人が好きと気付いた スー:シェアハウスって、社交的な人に向いてるんだと思ってました。 pha:意外とそうでもなくて、台所や風呂は共同だけど、部屋は分かれてるからそんなに四六時中会うわけではないんですよね。同居人と話すのも一日20分くらいだったかもしれない。 スー:友達が友達呼んだりして、知らない人がいることもあるわけですよね。 pha:人と話したい気分のときはリビングに行って話したりするけど、会いたくない場合は自分の部屋に引きこもってました。結局、人と深く付き合いたくないけどなんとなく寂しさを満たしたいからシェアハウスをやってたようなところがあって、それがあまりよくなかったかもしれない。 スー:よくなかった? pha:人と深
コラムニストのジェーン・スーさん(46)が会いたい人と会って対談する企画。ゲストは、京大卒の元ニートで文筆家のpha(41)さんです。全3回。毎週木曜更新。 オタクじゃないことがコンプレックス スー:今は一人暮らしなんですよね。 pha:そうなんです。29歳の時からずっとシェアハウスをやってきたんですけど、11年もやっているとさすがに少し飽きた気がして、40歳になったのを機に思い切ってやめてみました。 今はひさびさの一人暮らしがとても楽しい、という感じですね。完全に一人ではなく、猫を2匹飼っていますが。 シェアハウスをやめたら、なんか時間が増えた感じがありますね。前までは同居人と会話したりとか、誰かが散らかしたものを片付けたりとか、そういうのに時間を使っていたけれど、今は完全に自分のためだけに時間を使う感じですね。一人でいるとひたすらゲームをしてるだけだったりするんですが。 スー:どっちが
『足をどかしてくれませんか。』トークショー・前編 「誰でもいいわけじゃない」って言うけれど…それでも女性の数を増やしたほうがいい理由 エッセイストやタレントとして活躍中の小島慶子(こじま・けいこ)さんと、BUSINESS INSIDER JAPAN統括編集長の浜田敬子(はまだ・けいこ)さんが執筆に参加した『足をどかしてくれませんか。―メディアは女たちの声を届けているか』(亜紀書房)の出版記念イベントが、2月4日に「代官山 蔦屋書店」(東京都渋谷区)で開催されました。 日本のメディアの現状について、インサイダーでもある2人が熱く語ったイベントの様子を、前後編にわたってお届けします。 最近のメディアや広告はなぜ炎上するのか? 小島慶子さん(以下、小島):今、フェミニズムの本がたくさん出版されているということで、この本にも関心を持ってくださってる方が多いようです。 「最近のメディアや広告は、なぜ
コラムニストのジェーン・スーさん(46)が会いたい人と会って対談する企画。ゲストは、京大卒の元ニートで文筆家のpha(41)さんです。全3回。毎週木曜更新。 ジェーン・スーとphaの共通点は? スー:先日、「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ系、日曜午後2時)を見ていたらphaさんのシェアハウスが出てきて。同世代の人たちの話だけど、自分とは接点のない世界だなあ、なんて思ってたらphaさんが出てきて。そうか、この人がオーナーだよなと。で、ツイッターを検索したんですよ。(テレビを見ながら)実況でもやってるかなって。そしたらアカウントが凍結されてて(笑)。 pha:そうそうそう。あの時ちょうど凍結されてたんですよ。理由は分かんないんですけど。 スー:凍結されてなければ、だーっとツイート読んで終わったと思うんです。けど、見られなかったことで逆に探究心が湧いてきた。グーグル検索してインタビューを読ん
『暮しの手帖』編集長インタビュー・前編 丁寧な暮らしではなくても…『暮しの手帖』新編集長に聞く、話題のコピーの真意 1948年の創刊から70年以上、暮らしの知恵を伝えてきた雑誌『暮しの手帖』(暮しの手帖社)。2016年には創業者の大橋鎭子さんの軌跡をモチーフとしたNHK連続ドラマ小説「とと姉ちゃん」も放送され、話題になりました。 「丁寧(ていねい)な暮らし」と言えば『暮しの手帖』と思っている人も少なくないのでは? ところが、1月に発売された最新刊(第5世紀4号)の表紙に躍ったのは「丁寧な暮らしではなくても」というコピー。 『暮しの手帖』といえば、丁寧な暮らしを紹介する雑誌の旗振り役ではなかったの? 今号から新編集長に就任した北川史織さん(43)にコピーの真意や同誌が目指すことなど前後編にわたって聞きました。 「丁寧な暮らしではなくても」に反響 ——子供の頃、実家の本棚で『暮しの手帖』に触れ
上野千鶴子×田房永子トークショー・後編 母からの期待に応えてきたけれど…“ガマンしない娘”が増えてきた【上野千鶴子×田房永子】 母からの過干渉に苦しんだ自身の経験をつづったコミックエッセイ『母がしんどい」で知られるマンガ家の田房永子(たぶさ・えいこ)さんと社会学者の上野千鶴子(うえの・ちづこ)さんが母娘問題やセクハラ、結婚、恋愛、子育てなどについて7時間ぶっ続けで語り合った共著『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!」(大和書房)の出版記念イベントが1月16日、東京都内で開催されました。 「フェミニズムとは何なのか?」をテーマに熱いトークが展開された様子を一部編集し、前後編にわたってお届けします。 【前編】“18歳のおっさん”を再生産しないために必要なこと “毒親”は「性格がヘンな私のお母さんの話」ではない 上野千鶴子さん(以下、上野):私が団塊世代で、田房さんが団塊ジュニ
母からの過干渉に苦しんだ自身の経験をつづったコミックエッセイ『母がしんどい」で知られるマンガ家の田房永子(たぶさ・えいこ)さんと社会学者の上野千鶴子(うえの・ちづこ)さんと母娘問題やセクハラ、結婚、恋愛、子育てなどについて7時間ぶっ続けで語り合った共著『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』(大和書房)の出版記念イベントが1月16日、東京都内で開催されました。 「フェミニズムとは何なのか?」をテーマに熱いトークが展開された様子を一部編集し、前後編にわたってお届けします。 【関連記事】「おっさんへの“媚び”に得はなし」働き女子が30歳までに知っておくべきこと 上野千鶴子が東大の祝辞で気付いたこと 田房永子さん(以下、田房):まずは、なぜこの本を作ることになったかというと、上野先生の東大入学式の祝辞*が衝撃だったんです。世の中がザワザワと……。 私の周りでも、「(上野さんの)
わざわざ、生きてる プロローグ 人生は努力でなんとかなると思っていた私が、34歳でがん宣告されて思ったこと 初めましての方も、お久しぶりですの方も、改めましてこんにちは。海野優子です。と、自己紹介しても「誰や?」って感じですよね。かつてプロデューサーとしてウートピに在籍し(社畜の海野Pと呼ばれていました)、六本木にあるIT企業に転職した海野です。 ウートピでは度々連載にも登場(「産むことにメリットって、本当にあるんですか?」「日本一ちっちゃな働きかた改革」)させてもらいましたが、転職直後に妊娠が発覚し、出産と同時に原発不明がんも見つかって死にかけるという、なんとも濃ゆい2年を過ごしておりました。そのことをつづったのが、「34歳OL、がん宣告から復活までの1年間。」です。 振り返ってみれば壮絶な2年間を過ごしたのだけれど、結局戻ってきたのはここ東京のど真ん中、六本木。いつもと変わらない職場で
ライターの武田砂鉄さんと放送作家の町山広美さんが11月28日、都内で行われた映画『家族を想うとき』(12月13日公開)トークイベントに登場しました。トークイベントの模様を前後編にわたってお届けします。 『家族を想うとき』ってどんな映画? 『家族を想うとき』は、『わたしは、ダニエル・ブレイク』などで知られるイギリスのケン・ローチ監督の最新作。主人公のリッキーは、マイホーム購入の夢をかなえるために、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立。妻のアビーはパートタイムの介護士として、時間外まで1日中働く日々を送っています。家族を幸せにするはずの仕事が、家族との時間を奪っていき、高校生の長男セブと小学生の娘のライザ・ジェーンは寂しい思いを募らせていく……というストーリー。 なぜ、83歳や76歳をここまで怒らせないといけないのか? ——83歳でこの映画を撮ったケン・ローチ監督の印象からお聞かせください
【参加者】 ミヤケさん:フリーランス。独身未婚。65歳の母と妹がいる ノハラさん:会社経営。サービスユーザーの多くが女性。既婚者。専業主婦の妻と娘がいる タケダさん:会社員。バツイチ独身。所属する部署では、アイドルと仕事をする機会が多い。 子供のうちから刷り込まれるジェンダーバイアス ——前回は、「個人の力では社会の矛盾に勝てない」というジレンマの話が出ました。それで言うと、子供のジェンダー観をフラットに育てるのも難しいなと思います。3歳になる私の甥っ子は、家庭で誰も教えていないのに「お絵かき(クレヨン)の赤は好きだけど、赤い服は女の子の色だから好きじゃない」と言いはじめたんです。保育園とかで「男はこう、女はこう」というのを刷り込まれてしまうなら、家庭の教育だけでは止められないんじゃないか、と思いました。 田中:うちの3歳の息子も、靴売り場などで「ピンクもいいよ」と私が勧めても、かたくなに
【参加者】 ミヤケさん:フリーランス。独身未婚。65歳の母と妹がいる ノハラさん:会社経営。サービスユーザーの多くが女性。既婚者。専業主婦の妻と娘がいる タケダさん:会社員。バツイチ独身。所属する部署では、アイドルと仕事をする機会が多い。 「女性のほうが優秀」はなぜ起こる? ——前回は、ネットの言論がミソジニー(女性嫌悪)や女性へのヘイトを増幅・拡散させている、という話をしました。「ママ虫」や「妊婦様」「ベビーカー様」とまではいかなくても、みなさんの中に「女の人はラクで、トクをしていていいよな」と思う気持ちはありますか? ノハラ:いやあ、妻の大変さを日頃から見ていると、そんなこと絶対に思わないですね。 ミヤケ:母や妹、同級生の話を聞いていても、むしろ女の人は大変だなと思うことが多い。いろんなところに無理解が転がっていて、自分なんかはのんびり生きてるなと思います。 タケダ:逆に尊敬しているし
【参加者】 ミヤケさん:フリーランス。独身未婚。65歳の母と妹がいる ノハラさん:会社経営。サービスユーザーの多くが女性。既婚者。専業主婦の妻と娘がいる タケダさん:会社員。バツイチ独身。所属する部署では、アイドルと仕事をする機会が多い。 “遠くて古い”お話なのか? ——まず田中先生にお伺いします。この小説を読んだ感想はいかがでしたか? 田中:何よりもまず、自分は韓国についてこんなに無知だったのか、ということを思い知らされましたね。「男は仕事、女は家庭」といった性別役割分業や、学歴偏重志向、長時間労働など、日本の社会と同じ問題を数多く共有しているのに、注釈なしには読めないくらい知らないことが多すぎました。 作者のチョ・ナムジュ氏は大学の社会学科を出ている方で、実際の統計を引用してリアリティを出している。主人公の「キム・ジヨン」という名前も、1982年生まれの女性で一番多い名前だそうです。世
一徹さん×清田隆之さん対談 最終回 「勃起するフェミニスト」と呼ばれた20代。ゲスな欲望と向き合って見えたもの 女性向けAV作品に数多く出演し、「エロメン」として人気を博すAV男優の一徹さん。 新著の『セックスのほんとう』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)では、等身大の失敗エピソードを開示しつつ、「男らしさ」「女らしさ」から自由になってセックスを楽しむことを提案しています。 一方、ウートピではおなじみの桃山商事の清田隆之さんの新著『よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門』(晶文社)。こちらも私たちのジェンダー観をアップデートするための補助線となってくれる一冊です。 セックスについて、ジェンダーについて、失敗について。お互いの本を読んだ感想も含めて、じっくり語り合ってもらいました。 あだ名は「勃起するフェミニスト」 ——一徹さんは40歳、清田さんは39歳ですが、20代~アラサーの
#自尊心ブート 長田杏奈さんトークイベント第1回 「自尊心がっつり上げて行くぞー!」長田杏奈さんが初イベントに込めた思い 女性誌やウェブメディアなどで数々の美容記事を手がけるライターの長田杏奈さん。ツイッターでは「おさ旦那/長田杏奈」として、美容のこと以外にも私たちを刺激してくれるメッセージを発信しています。 長田さんの初の著書『美容は自尊心の筋トレ』(Pヴァイン)が6月に出版され、その発売記念トークイベントが2019年6月25日に TSUTAYA TOKYO ROPPONGI(東京都港区)で行われました。ゲストは、劇団雌猫のひらりささんと、She is編集長の野村由芽さん。 出版記念イベントは初めてという長田さんの、記念すべきイベントの様子を全4回にわたってリポートします。 自尊心ブートってどういう意味? 長田杏奈さん(以下、長田):私の初めてのイベントにお越しくださりありがとうございま
車も電車も(もちろん飛行機も)ないなかで、突然、徒歩で都道府県を越えて引っ越しをすることになったら——? そんな今では考えられないようなことが行われていた江戸前期。 その引っ越し(国替え)をテーマにした映画『引っ越し大名!』(犬童一心監督)が8月30日(金)に全国公開されます。 土橋章宏さんの時代小説『引っ越し大名三千里』を実写化した本作。幕府から7回もの国替えを命じられた実在の大名・松平直矩(まつだいら・なおのり)のエピソードを元に、藩士たちが知恵と工夫で難題を乗り越える物語が描かれます。無茶ぶり上司や、仲間、恋愛……中には現代を生きる私たちでも共感できるシーンがもりだくさん。 直矩役を演じた及川光博さんに、本作についてお話を聞きました。完成披露試写会の前に行われたこのインタビュー。「ゆかた似合いますね」というと即座に「分かります」と早速“ミッチー節”が飛び出しました。 籠の中は、狭い!
「周りに求められるまま振舞っていても、時代はよくなりません」 柚木麻子さんの小説『マジカルグランマ』(朝日新聞出版)に登場するのは「理想の日本のおばあちゃん」だ。元女優の主人公・正子は75歳。きれいな白髪&着物姿に柔和な笑顔を浮かべて芸能界に再デビューするものの夫の死をきっかけに仮面夫婦だったことがバレ、世間から手のひらを返すような仕打ちを受ける……。 冒頭のセリフは「理想のおばあちゃん(マジカルグランマ)」から脱皮し、本当に自分が望む人生を突進する正子の言葉。 私たちもいつの間にか、「母親らしく」「老人らしく」「女らしく」と、他者が望む「~らしく」という理想像を引き受けて、周りや世間に都合良く振る舞ってはいないだろうか? これまでも、今の社会や女性が直面している問題を物語に落とし込んで描いてきた柚木さんに、3回にわたってお話を聞きました。 妊娠した途端、弱者の気持ちが分かった ——主人公
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