2024年にサービス終了を予定しているISDNとは ISDN回線は、アナログの電話回線を使用したデジタル通信網で「総合デジタル通信網」と呼ばれます。1つの回線で2つ以上 の電話回線が使用可能で、企業向けには23回線使用可能なサービスが提供されてきました。電話とFAXを同時に使用できることから、1990年代には一般にも広く普及したサービスです。 しかし、2000年代以降はIP電話の利用率が高くなり、また設備維持が今後困難になるとの理由で、2024年1月に終了すると発表されています。 ここで問題になるのが、企業内でのIPへの移行です。すでに一般家庭ではIPがメインとなっているものの、企業では未だにISDN回線を利用した業務が多くあります。特に業務上重要なバックエンドでは、ISDN回線の終了が大きな影響を及ぼすとされています。 これらの問題は「2024年問題」と呼ばれ、企業が早急に対応すべき問題