世界三大宗教の聖地、イスラエル アラブのイスラム教国家に囲まれた国、イスラエル。迫害を受けてきたユダヤ人が第2次大戦後に作った新しい国だ。 イスラエルが建国されてからまだ70年弱。なのに歴史は相当に古い。というのも、イスラエルはユダヤ教、キリスト教、イスラム教という三大宗教の聖地が集まる、世界史のルーツともいえるすごい地域なのだ。 中でもキリスト教の聖地はイスラエル国内にたくさんある。それは、イエス・キリストが処刑された地に建てられた聖墳墓教会のあるエルサレムのほか、マリア受胎告知で知られるナザレ、イエス生誕の地ベツレヘムなどだ。 黄金ドームが美しい「岩のドーム」はエルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地。予言者ムハンマドが天使を従え天馬に乗って昇天した地メッカ、メディナに続くイスラム教第三の聖地なんだとか。 「嘆きの壁」はエルサレム旧市街にあるユダヤ教の聖地。岩のドームがあった場所にかつて