ダッカ人質事件でバングラデシュ軍による突入が行われた後、現場の内部の状況がTVのニュースで初めて伝えられた時、私は泣いてしまった。 土曜日の夕方、TVを観ながら泣いている母親を見て下の子は、 「お母さん、どうして泣いているの?死んだ人の中に知っている人がいたの?」 と尋ねた。 「ううん、知っている人はいないよ。お母さんは…ただ…この事件のせいで日本の人たちがバングラデシュの人たちのことを悪い人だと思うんじゃないかと思ってそれが嫌なんだと思う」 「ISを潰したらどうなるの?みんな殺したらどうなるの?(こういう事件はなくなるんじゃないの?)」 「今現にそれをやっているところで、ある程度は成功してると言われてる。でもそういう時期には逆にこういう事件が増えるよ。潰される側も必死だから。それにISがもしなくなったとしてもまた次が出てくる。ISの前にもいたし、今だってISだけじゃないんだもん。戦うこと