犯行日にも謎がある。13件の犯行予告が実行された月日を見ると、共通項が浮かび上がる。 まず、9件が月末か月の始めに集中している。特に、横浜市への無差別殺人予告(6月29日)、大阪市や首相官邸への無差別殺人予告(7月29日)、人気アイドルグループへの殺人予告(8月29日)と3カ月連続で29日が犯行日だ。 残りの4件は、同人誌イベントや天皇陛下への殺人予告(8月9日)、伊勢神宮や任天堂への爆破予告(9月10日)。さらに、真犯人が犯行声明メールを送ったのは、落合洋司弁護士(48)が10月9日、TBSが翌10日だった。 一方で、曜日や時間帯にはばらつきがある。捜査関係者は「日付には、真犯人なりのこだわりがある可能性もある」とみる。 ■ ■ ■ 犯人像を探る上で、年齢層も大きな謎だ。犯行声明や犯行予告文には、「真犯人=年配者」を想起させる表記がある。 人気アイドルグループへの殺人予告には「はだ