『ブレーン』では佐藤可士和さんが美大生からの質問に答える連載コーナー「美大生からトップクリエイターへの質問」を掲載しています。アドタイでは、隔週でこの連載を転載しています。 ※本記事は、『ブレーン』2011年11月号(連載第4回目)掲載分です。 連載「佐藤可士和さんに質問」はこちら Q.佐藤さんが面接官なら、採用試験の際に、学生の何を重視しますか?発想やデザインの実力? 姿勢? 可能性? A.感性の解像度の高さを見ています 自分で几帳面といい切れる人がいい サムライでは毎年インターンの学生を数名、受け入れています。面接の場で、僕はかならずこう尋ねます。「あなたは、几帳面ですか?」。 几帳面という言葉には、神経質なイメージや、ダイナミックな発想ができないといったマイナスイメージがあるようで、学生の多くは「そうでもありません」と答えます。しかしそこで胸を張って「はい、几帳面です」と答えられる人