シャープがいよいよ外資系企業の傘下に入ることになります。 日本製品が競争力を失ったといわれてから久しいですが、日本の電機メーカーはどこで間違ってしまったのでしょうか。 同じ電機メーカーといっても、消費者向けの最終製品を製造するセットメーカーと、デバイスを製造するデバイスメーカーでは、そのビジネスモデルはかなり異なっています。 シャープが経営危機に陥ってしまった最大の理由は液晶パネルに対する過剰投資ですが、シャープはもともと個性的な商品を開発するセットメーカーでした。 しかし液晶への大型投資をきっかけにデバイスメーカー型へとかじを切り、これが結果的に同社衰退の原因になってしまったわけです。同社は累計で数兆円の資金を投入し液晶パネルの生産ラインを拡充しましたが、液晶の価格下落が想定以上に進み、投資資金を回収することができなくなってしまいました。液晶そのものには強いニーズがありますから、投資の判
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