勉強している間は不安を忘れられるため、英語は格好の時間つぶしになった。だが3年が経って海外の雑誌がだいぶ読めるようになると、日本への誤解や偏見に満ちた記事に腹が立ってきた。そこで日本人を代表するような使命感に駆られ、英文で反論を送るようになった。これは結果的に英作文の練習になった。気がつけば、私は英語を学ぶことが楽しいと思うようになっていた。今でも学ぶことは楽しい。またお金がたまったら、もう1度引きこもって勉強し直したいぐらいだ。 私の経験から言えることは、「英語学習に近道はない」ということだ。しかし逆に言えば、コツコツやれば誰でもTOEIC 900点はとれる。語学学校や海外留学をする必要はない。たくさん文章を読み、発音を練習し、単語を覚え、忘れたらまた覚える。私が好きな言葉――「愚直」にやることが最高の勉強法だと信じている。 「イングリッシュ・モンスター」高得点を約束する7カ条 1.英語