パナソニック 空質空調社、大阪ガスおよび大阪ガスの100%子会社であるDaigasエナジーは2025年8月7日、オンラインで記者会見を開き、同日発表した水素および都市ガス混焼対応の吸収式冷温水機について説明した。 “打ち水効果”冷やし、暖めるノンフロンの吸収式冷温水機 業務用空調機は各部屋で空調コントロールを行う個別空調と、建物全体の空調を集中的に制御する大規模空間向けのセントラル空調の2つに分類される。パナソニックでは大規模施設/空間のセントラル空調向けに、吸収式冷温水機を1971年から50年以上販売している。 吸収式冷温水機の仕組みは、“打ち水効果”だ。 水が蒸発する際に周囲から熱を奪う特性を利用して、冷水を生成する。打ち水効果を連続的に発揮させるため、水が蒸発した際に発生する水蒸気を連続的に取り除く必要がある。その役割を担っているのが、水蒸気を吸収する特性を有する臭化リチウムを主成分
