神戸製鋼の山口社長、PBR低迷「ぜい弱な財務体質など理由か」 株主総会 2023/06/21 14:39 【神戸経済ニュース】神戸製鋼所(5406)の山口貢社長は21日午前に神戸市内で開催した株主総会で、同社の株価純資産倍率(PBR)が0.5倍台半ばに低迷している理由について「収益の山・谷が大きく、財務体質がぜい弱であること」「カーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量実質ゼロ)に向けた取り組みなど、今後直面する社会課題が不透明であること」の2点があるとの認識を示した。株主の質問に答えて述べた。 東京証券取引所にはPBRを1倍以上に引き上げることを求められており、これに向けては「中期経営計画でも示してきた安定した収益基盤を確立し、財務体質を改善」するのに加えて、「多様な技術、事業を展開して社会課題に取り組む」と山口社長は説明。さらに「投資家との対話をきちんとしていく」という。 東証からの要請