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ブックマーク / www.megamouth.info (8)

  • シフトJISを使い続ける上場企業をまとめてみた - megamouthの葬列

    srad.jp こういうニュースがあった。世界のWebサイトの90%がutf-8を使用している、という。 昔、シフトJISでエンコードされたPHPファイルを編集させられた時、「表示」が表示できず(文字通りの意味である)バイナリリテラルを書いていたことを思い出す。 文字コード断絶の歴史を乗り越え、世界はようやくUnicodeの元に集結したのである。 日の上場企業のcharset指定状況 さて、美しいニッポンである我が国はどうであろうか、 www.pathfindergate.com 私は上記のサイトより早速日の上場企業のHPのリストをダウンロードさせていただくと、さらっとクローラーを書いてHTTPヘッダのcharsetとmetaタグのcharset、ついでにDOCTYPE宣言を集計することにした。 というのは実は嘘で、去年の12月頃にクローラーは出来上がっていたのだ。この記事が出る前にと

    シフトJISを使い続ける上場企業をまとめてみた - megamouthの葬列
    tyru
    tyru 2017/10/21
  • プログラマをクソコードで殴り続けると死ぬ - megamouthの葬列

    ここにクソコードがある。 誰が作ったかはわからぬ。それが、どのような経緯でクソコードとなったのか、 あるいは、最初からクソコードであったのか、それらは全てクソコード自身が知るのみである。 ファーストコンタクト ある日、営業からシステム案件を打診されたので見積もりして欲しい。というメールが来る。 とある企業の既存システムに機能を追加する簡単な案件ですが、なななんとソースや仕様書をご支給いただけます! と、それはサンタにプレゼントが貰えると信じて疑わぬ子供のような真っ直ぐなメールである。 ソースコードが入った圧縮ファイルを受け取ったプログラマは、早速、コードを読んでみる。 そのシステムが当にいいコードで書かれているかを判断するには時間がかかるが、 クソコードであるかはおおよそ30分でわかる。 インデントがタブとスペースどちらかに統一されていないとか、フレームワークの誤用があるとか、またはフレ

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    tyru 2017/08/02
  • ディス オールド マン - megamouthの葬列

    1 夜の街に降るはずだった雨は、この寒さで雪になってしまったようだった。 人材エージェント会社の営業を待っていた関口は、折りたたみ傘をさしていたが、風に巻き上げられた粉雪のいくつかは、彼の野暮ったいコートに吹き込んでしまう。 地下鉄の入り口から息せき切って営業の男がやってきた。時間ギリギリだ。 「急ぎましょう」 遅くなったのは自分のせいなのだが、彼は高そうな時計を一瞥すると早足に歩きだした。 「お電話でも言いましたが、どうも、難しいお客さんのようですから。関口さんも気をつけてください」 クライアントのオフィスに向かう道すがら、息を弾ませながら営業は言った。 どう気をつけろと言うんだ。関口は心の中で溜息をついた。 年度末の繁忙期に入ろうとしている中、大抵のエンジニアはすでに現場にアサインされていて、あぶれているのは自分のような40代以上のエンジニアなどの「訳あり」物件だけだ。 関口としては、

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    tyru 2017/02/23
    こんな物語を最後まで読む人間の気が知れないな。オチは良かった
  • プログラマの奇妙な待遇 - megamouthの葬列

    クソ雑魚フリーWebエンジニアである私は、求人サイトが見るのが好きである。 自分のスキルや経験を登録しておくと、中年の私にさえスカウトオファーが来るし、そこで提示される最高年収を見てほくそ笑んだり、たちの悪そうな人買い企業がユーザー企業に常駐させるプログラマをかき集めようとあの手この手で自社の魅力を訴えてくるのは微笑ましい。 昔は冷やかしで面接にまで行ったりしたものだが、よほどの好条件が提示されない限り就職する気はないので、最近はさすがに自重している。 そういう悪趣味を通して知ったことだが、プログラマの募集要項において以下のような記載が増えてきている。 2台以上のディスプレイ支給 ハイスペックPC使用可 開発はGitHubCircleCIなどの最新の開発環境を用意 バランスボールに座って仕事しています! などである。 しかしこれは奇妙なことに思える。 バランスボールはともかくとして、プロ

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    tyru 2017/02/03
  • 沈黙のプログラマ - megamouthの葬列

    プログラマと言えば寡黙、というイメージがある。 実際のところ、彼らは寡黙というよりはプログラム以外の話をするのが苦手なだけで、専門分野について話を始めると、こちらが驚くほど饒舌であったりもするものだが、アルゴリズムの計算量の話をしない普通の人間にとっては、無口な人に見えてしまうのも無理はない。 また、彼らは作業中に話しかけられることを嫌う。プログラムという作業は集中を要する仕事であって、その最中に電話や会話で作業が途切れると集中が切れてしまうからだ。作業中のプログラマに簡単な用事を口頭で伝えようとして露骨に不快な顔をされた経験のある方も多いと思うが、そのへんの自制心のなさもプログラマの特徴であるので、プログラマとはとかくコミュニケーションを取りにくいという印象がある。 しかし、システム構築においては、このコミュニケーションの不足が致命的な事態を招くことがある。 知り合い伝手で、その仕事の話

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    tyru 2016/12/16
  • 例えば勝手に夜が明けてしまうこと - megamouthの葬列

    目が覚めた時は、すでに夜の0時であった。 私は、猛烈に腹が減っていた。 近所の住人に気が付かれないように、玄関の扉を開けると夜の街が静かに開いた。 コンビニにたどり着くと、誰もいない店内で目についた不健康そうな料をカゴに放り込んで、無表情な店員に代金を払う。 弁当と、ペットボトルのお茶が入ったコンビニ袋を持った私の横を、数台の車が通り過ぎる。 家に帰りつくと、すぐにPCの前に座り、ニュースサイトを見ながら事を済ませる。ようやく空腹感は収まった。私は医師から処方された抗剤と、精神安定剤をお茶で流し込んだ。 病と診断されてからの、私の一日というのはこんな風に始まっていた。 ついこの間までひっきりなしに来ていた仕事のメールはもはや来ない。実際、まだ来ているかもしれないが、こうして家にいる以上、それらを確認する方法はなかったし、私宛のメールは全て上司に転送されている筈だった。 私はSkyp

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    tyru 2016/12/11
  • 0円贖罪という儀式 - megamouthの葬列

    システム構築の仕事につきものの話で、なんらかの問題があって、システムが納期に納品できない時、または納品したシステムに問題があった、などの事態が起こった時に、この業界で必ずたまに行われることがある。 まず、下請けである我々の営業とPM、時には私のようなエンジニアがすぐに元請けのオフィスに呼び出され、会議室で先方の担当者にネチネチと嫌味を言われながら、平身低頭、進捗遅れやミスを謝罪し、時には報告書なども提出して経緯を説明する。 「ふむ、ならばその罪、許さぬこともない」と元請けが納得した後、決まってごく稀に行われるのが、元請けによる、スケジュール延期の代償としての追加仕様の実装や、修正ついでの機能追加などの提案である。 よく考えてみればわかると思うのだが、スケジュールが遅れたのでリスケして、スケジュールを正常に戻す、というならわかるが、さらにそこに、ロクに制作期間の見積もりもできていない追加仕様

    0円贖罪という儀式 - megamouthの葬列
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    tyru 2016/12/08
    こんなことあるの…?こわい
  • 消えたプログラマの残したものは - megamouthの葬列

    システム開発の佳境に、開発メンバーが突然出社しなくなってしまう。 携帯にも連絡がつかず、3日ほど音信不通になったので、さすがに心配になった上司が大家と共に自宅を訪れると、夕日が差し込む部屋の真ん中に、当の人が何の表情も浮かべずにただ座っていたりする。 そういう事は大して珍しいことではないので、ある程度経験のあるIT業界人なら、同僚が「消えて」しまってもそれほど驚くことはない。 プログラマというのは、とかく「消えて」しまうものなのだ。と彼らは思っている。 「消えた」プログラマは、意識的にしろ無自覚にしろ自分の人生をちょっとばかり台無しにしながら、プロジェクトに虚無の穴を空けるわけだが、そうした「工程の穴」は他のメンバーが残業したり、派遣会社から来た代替の人員が埋めてしまったりする。ビジネス的には人月で数えられた我々の「数字」などというものはちょっとした帳尻あわせでなんとかなってしまうらしい

    消えたプログラマの残したものは - megamouthの葬列
    tyru
    tyru 2016/11/27
    文学だ
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