書籍発行のご案内 徹底調査・生活保護バッシングで隠された真実 「餓死・孤立死」の頻発を見よ! 発行:あけび書房 発行日:2012年8月1日 概要:A5版・152頁 価格: 1冊1680円(税込) http://seikatuhogotaisaku.blog.fc2blog.net/blog-entry-68.html 「貧しき者は死ねと言うのか!」 悲劇の根底には、あまりに貧困な高齢者介護、障害者福祉政策、そして、非人間的な生活保護行政の姿がある。各分野の専門家で結成した調査団がその真相を徹底究明する。 ~生活保護バッシングの問題点徹底整理の諸声明も収録 ——————————————————— 目次 はじめに 井上英夫 第1部 総論 いま、貧困と生活保護はどうなっているのか?(尾藤廣喜) 第2部 札幌市白石区姉妹孤立死はなぜ起こったのか 第1章 白石区姉妹孤立死事件の経緯と現地での取り組
東京都豊島区の都営団地で先月二十八日、発見された七十代の母親と四十代の長女の孤立死は、一人暮らしより安心と思われがちな「二人暮らし」があだになった状況が、関係者の話から分かってきた。長女には精神障害があり、高齢の母親との暮らしはかえって社会的な孤立を深めやすかったのではという指摘もある。 (柏崎智子) 池袋駅の北西約一・五キロ、周辺には各線の駅も多い豊島区高松三の都営団地。林京子さん(77)と長女崇子さん(42)は、死後数日たった状態で見つかった。先に崇子さんが死亡した可能性が高いとされるが、死因は不明なままだ。 団地住民によると、親子は取り壊しが決まった区内の別の都営団地から数年前に引っ越してきた。一緒に移ってきた女性は「前から近所付き合いのない家だった。訪問しても顔を出さないので、配布物をドアの下から入れた」と話す。 区は、二人に生活保護の受給歴はなく「生活に困っていなかった」とみる。
母娘の孤立死を受け、自治会でアンケートを行ったアパート=東京都立川市で2012年4月10日、平林由梨撮影 東京都立川市の都営アパートで3月、95歳と63歳の母娘が死後約1カ月たった遺体で見つかったことを受け、このアパートの自治会が入居者にアンケートを実施したところ、回答した世帯の約5割が「明日は我が身」と受け止め、「誰とも付き合いがない」世帯が1割以上あった。自治会の約8割は65歳以上で、「孤立死」の不安を抱えながら暮らす都市の高齢者の姿が浮かぶ。 アンケは田村拓次自治会長(63)が作成し3月中旬〜下旬に138世帯に実施。半数の78世帯が答えた。本人や家族の健康状態を聞いたところ、約6割(44世帯)が持病などで通院や服薬をしていた。いざという時に頼れる存在については「毎日、もしくは毎日のようにおつき合いしている隣人・友人がいる」「時々会ったり出かけたりする隣人・友人がいる」が合わせて約7割
札幌市やさいたま市、東京都立川市など全国で「餓死」「孤立死」が相次ぐなか、生活保護などの貧困問題にとりくむ民間団体が12日、厚生労働省内で会見し、「全国『餓死』『孤立死』問題調査団」の結成を発表しました。調査団は生活保護問題対策全国会議、全国公的扶助研究会(公扶研)、全国生活保護裁判連絡会議の3団体で構成しています。 公扶研の吉永純会長(花園大学教授)が、「餓死」「孤立死」が起きた自治体に公開質問状の送付や実地調査を行い、実態と責任の所在を明らかにして、防止のための提言を行うとのべました。 また、厚生労働省が警察官OBを福祉事務所に積極的に配置するよう1日に指示した問題で、小宮山洋子厚生労働相あてに指示の撤回を求める要望書を提出したと報告されました。 要望書は、▽社会福祉主事の資格を持たない警察官OBの福祉事務所への配置は、社会福祉関係法に違反する▽保護行政からますます住民を遠ざけ、「餓死
東京都立川市の都営住宅で90代と60代の母娘とみられる2人が死亡しているのが見つかったことを受け、都の都市整備局は8日、会見し、「今回の件を重く受け止め、区市や自治会などとの連携を強め、対応を検討していく」としている。 同局によると、都営住宅では誰にも看取られずに死亡していたことが判明するケースが自殺も含めて、年間約400件あるという。都営住宅は都内に約26万戸あり、平成23年度末現在で約43%が65歳以上の世帯という。 アパートを管理する都住宅供給公社は居住者の安否確認にあたって、「入室判断基準」を策定。それによると、室内から応答があるが扉が開かない▽応答がないのに電気メーターが激しく動いている▽居住者の年齢が高い▽居住者が在室しているのは明らかだが応答がない▽室内から異臭がする-などの場合には、警察立ち会いのもとで、鍵を壊して立ち入ることも検討されるという。 ただ、今回は娘とみられる女
札幌市白石区で42歳の姉と知的障害のある40歳の妹が孤立死した問題で、市は6日の市議会特別委員会で、生活保護の相談に訪れた困窮者に、1日当たり3食分のアルファ米を支給する方針を示した。 しかし、孤立死問題の根本は、区役所窓口の対応や、行政と事業者の連携不足などで、生活困窮者に支給する食料の内容ではない。根本を見失っているとの声もあるが、電気やガスの事業者、道などと生活困窮者の把握方法を協議する対策会議を7日に開く市は「庁内外との連携を強化し、困窮者のすくい上げに努めたい」としている。 孤立死では、2011年4月に姉が生活保護の相談に区役所を訪れた。姉は申請の意思を示さず、1週間後に二十数万円の教育訓練給付金が入ると話したことから、同区は姉妹に合わせて14食分のパンを支給した。パンは、災害備蓄用で、ほかの生活困窮者に支給するケースがあった。
3人の遺体が見つかった部屋の玄関=さいたま市北区吉野町2で2012年2月21日午前10時35分、平川昌範撮影 さいたま市で親子とみられる3人の遺体が見つかった事件。一家で孤立して死亡するケースは東京都や北海道でも相次いだ。現場はいずれも都市部の集合住宅で、近所の住人や管理会社が異変に気付いて発見された。専門家は、料金滞納の情報を業者と行政が共有するなどの仕組み作りが必要だと指摘する。 さいたま市で親子とみられる3人の遺体が見つかった20日、東京都台東区下谷3の3階建てアパート1階で90歳の父と63歳の娘がそれぞれベッドで死亡しているのが発見された。警視庁下谷署によると病死の可能性があり、父親が先に亡くなったとみられる。2人は父親の年金暮らし。郵便受けには2月7日以降の新聞がたまっており、近所の住人が大家に連絡した。 一方、札幌市白石区のマンションでは先月、無職の女性(42)と知的障害のある
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