国連総長、南スーダンPKO増強勧告=軍・警察要員6000人増派 【ニューヨーク時事】国連の潘基文事務総長は23日、南スーダン情勢の悪化を受け、安全保障理事会に書簡を送付し、展開中の平和維持活動(PKO)の国連南スーダン派遣団(UNMISS)を大幅に増強するよう勧告した。軍事要員5500人、警察要員423人の増派が勧告の柱。24日午後(日本時間25日午前)に開く安保理会合で、増強に必要な決議が採択される見通し。 勧告に合わせ安保理では23日、緊急会合が開かれ、国連PKO局のミュレ事務次長補が情勢報告を行った。増強は要員の他に、攻撃用を含むヘリコプター6機とC130軍用輸送機1機など。事務総長は増派について、コンゴ(旧ザイール)やスーダン西部のダルフール地方で活動中のPKOから、要員や装備を一時的に振り替える形での実施を求めている。 会合後、安保理議長国フランスのアロー国連大使は記者団に、