北九州市八幡東区の遊園地「スペースワールド(SW)」の閉園から31日で丸2年。SWのバックヤードで野ざらしになっていた「ロケット」の行方を知りたいと宇宙ファンの男性から特命取材班に依頼があった。専門家に聞くと、SWの担当者もロケットだと思っていたものは、米軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるという。遊園地になぜミサイルが-。背景を探ると、冷戦時代の米国と旧ソ連の「デタント(緊張緩和)」がきっかけとなったようだ。...
宇宙に挑んだレバノンの大学教授と学生の青春物語 冷戦時代、宇宙開発と言えばアメリカとソ連の2大国が推進したものというイメージが強くありますが、中東の小国レバノンは、1960年代に独自に宇宙技術の開発に着手。 予算も経験もない中で試行錯誤を続け、なんと中東初の大気圏に届くロケットの打ち上げに成功しました。これは隣国イスラエルよりも早いもので、経済規模から考えると驚異的な偉業でした。 この事実はしばらく忘れられてしまいますが、2013年にドキュメンタリー映画「レバノンロケット協会」が公開され、再び日の目を浴びることになりました。 1. アルメニア系アラブ人マヌーク・マヌーガン Photo from KOSOVE SOCIETY AT THE UNIVERSITY OF SOUTH FLOLIDA 「小国レバノンでも、アラブ世界で誰もできなかったことをやってのけたんだ」 「僕たちは20代前半で若
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