県内の図書館が、企業などに雑誌購入費を負担してもらう代わりに、最新号のカバーに広告を掲載する「雑誌スポンサー制度」を相次いで導入している。現在、同制度による雑誌があるのは、県立図書館(富山市茶屋町)のほか、富山、高岡、砺波3市の拠点図書館。県立図書館の担当者は「さらにスポンサーを増やして、閲覧できる雑誌を充実させたい」と話している。 県立図書館が同制度を導入したのは、昨年4月。スポンサーは、原則として図書館側が選定したリストから雑誌を選ぶ。例えば、月額800円の月刊誌のスポンサーに1年間なる場合、年間9600円の購入費を負担する。複数の雑誌のスポンサーになることもできる。 同館では、4月9日現在、大手企業のほか、コンサルタント会社や書店、病院、食品会社、学習塾など計27事業所が、科学や旅行、生活、子育て、音楽、碁など幅広い分野の計32誌のスポンサーになっている。 企業がスポンサーになるメリ