和歌山県太地町のイルカ漁を扱った米映画「ザ・コーヴ」をめぐり、上映を予定している横浜市中区の映画館「横浜ニューテアトル」前で抗議活動をした東京都内の団体に対し、横浜地裁は同館付近での演説を禁じる仮処分決定をした。配給会社「アンプラグド」が明らかにした。 決定は24日付で、建物の半径100メートル以内での大声での演説や館内への無許可立ち入りを禁じた。 同館は7月3日から、ザ・コーヴの上映を予定している。この団体は映画を「反日的」と批判し、今月12日に約50人が映画館前で上映中止を訴えるなどしていた。 団体の代表者は「不当な決定。異議を申し立てる」と話している。