はじめに「ネーミングセンスが欲しい」という投稿をXで見かけ、私も同じ悩みを抱えていたため共感していたのですが、ふと疑問が浮かびました。 「自作キーボード製作者の方々は、どのように名前をつけているんだろう?」 早速ネットで調べてみると、意外なことに、こだわりポイントや制作秘話などは書かれているのに、名前の由来が紹介されているケースが少ないことに気づきました。 「もしかしたら、名前の由来をまとめたら面白いのではないか?」と思いつき、自作キーボード界隈の方々にインタビューを行いました。 今回は、インタビューを通して得られた、名前の由来に関する興味深いエピソードをご紹介したいと思います(五十音順)。 algさん:Teihai70Hキーボード名:Teihai70H(テイハイナナジュウエイチ)Gateron Low Profile 2.0 スイッチのバリエーションが増えてきたころに「今後ロープロファイ
rubykaigi.org ざっくり感想 沖縄まで行ったのに会期3日中2.3日くらい体調崩してしまいました。しかし参加できた0.7日分くらいだけでも充実していてやはりRubyKaigiは最高だなーと思いました。 トークの感想 Writing Weird Code オープニングキーノート。Quine作品の数々、意味がわからなかったけどテンション爆上がりしました。 しかもペンさんはストーリーテリングのスキルまで異様に高くて、テンションが上がっただけでなく、RubyとRubyコミュニティーって素晴らしいな最高だなということを再認識したのと、この日に至るまでとこれからの様々な人の様々な日々に想いを馳せる時間になりました。めちゃくちゃ感動的でした。 ペンさんって何者なんだろう。 The grand strategy of Ruby Parser 去年のRubyKaigiは自分の不手際でkanekoさ
私は2024年5月15日から17日まで、沖縄の那覇で開催されていたRubyKaigi 2024に参加し、登壇をしてきました。 RubyKaigiへの参加はRubyKaigi 2022からなので今年で3年目です。 もう2週間が経とうとしていますが、少しずつ気持ちを整理してようやく現実に戻ってきました。 この記事自体は帰りの飛行機の中で書き始めたのですが、つらつらと書いていると凄まじい長文となってしまいました。(6/2現在までずっと書いているとは思いもしませんでした。) 本文章内に、他の方の旧Twitterでのポストを引用していますが、もし問題がございましたらお手数ですがお知らせください。 これはゆいレールのはじまり 発表では、Lramaに新たな文法を拡張するというアプローチでparse.yのメンテナンス性を向上させるというお話をしました。 rubykaigi.org 言葉にするのは非常に難し
STORESでフルタイムRubyコミッタをやっている遠藤(@mametter)です。 最近Rubyインタプリタのとある問題の修正に成功した(と思う)ので紹介します。といっても格好良い話ではなく、とても泥臭い話です。 問題 RubyのCIで不定期に次のようなエラーが発生していました。いわゆるflaky test。 1) Failure: TestSymbol#test_inspect_under_gc_compact_stress [.../ruby/test/ruby/test_symbol.rb:126]: ":testing" expected but was ":\"\\x00\\x00\\x00\\x00\\x00\\x00\\x00\"". 発生確率が絶妙で、しばしば起きるのですが、デバッグのために狙って再現しようとしても起きないという代物でした。 問題の分析 エラーが起きていた
TL;DR 楽しかった! 本編 おはようございます。手札事故(twitter:@hand_accident)と申します。 Ruby知識ゼロから初参加したRubyKaigi 2024レポート、略してルゼロ*1という感じでやっていきたいと思います。 < Day 0 自己紹介でもしとくか。生まれ育った愛媛県松山市*2に帰って非IT企業でパソコン係をやっている過程で、すべてが個人開発の労働環境で趣味全ブッパ技術選定をした結果HaskellとNimを書くようになりました。すこしSvelteもします。 Rubyは名前を聞いたことがあるしちょっとニッチなPythonライブラリ探そうとしたら時々検索にgemが引っかかってそちらにはあるのねえという感想を抱くなどしていましたが何の因果か触ってみるには至らず、沖縄に来て初めてコードを見たまであります。 愛媛県松山市で趣味の音楽ゲーム(DDR)に高じていたところ
徳永英明については、バラードおじさん?みたいな印象がある程度 壊れかけのレディオは好きだが、曲はそれしか知らない。年齢だけ調べた。63歳。父より歳上 知らんおじさんの怒涛のバラード。無論、十中八九ラブソングだろう。正直、最後まで聞いていられるか心配だ。寝てしまうかもしれない。二日酔いだし そうした不安が杞憂となるまでに有した時間は約6秒だった。一発目の、歌い出しの、出だしの、最初の、その、一声。おじさんはその一瞬で分からせた。耳が気ん持ちぃいイイぃ良いざます♡ おかしくなっちゃう 還暦を超えないと発することのできない、恐ろしく深みのある高音。それと完全な調和をなす、計算され尽くした掠れ声。喉から特殊な超音波でも出してるのか。目の前のおじさんの歌声が、ありえないことになっている。 この人... まさか、歌に自信ニキ...? 知れず「うわ、エッっぐ...」ともらしていた。岩場でゲジゲジを見た時
みなさん、引っ越ししてますか?自分はこのたび、なんとなく物件探しをして、会社から徒歩圏内の場所にいい場所が見つかったので、中途半端な時期にも関わらずほぼ勢いで引っ越すことにしました——と書くとめちゃくちゃフッ軽に見えるかもしれません。実際にはこの行間に大きな迷いがありました。 フルリモートで働くこともできるのに、わざわざ地価の上がる都心に向かっていく、ともすれば時代にもライフステージにも逆行しているこの動きに自分自身いくつも疑問が湧く中、なぜ引っ越そうと思ったのか。今回はそんな話を書いてみたいと思います。 TL;DR睡眠やプライベートの時間を犠牲にすることなくフッ軽に動ける状態を日常にしたい むっちゃ迷ったけど、自分に合わせて環境を変えるチャレンジに注力する期間にする ご飯や飲み会のお誘い歓迎です!! そもそものきっかけ昨年の暮れ、妻と一緒に長年付き合いのある友人の家で飲み会をしました。そ
発表について RuboCop から見た Ruby パーサーの世界の今後 廊下会議し損ねた気になり点 今後の 362 日 登壇以外に得られた会話など 今回のRubyKaigiでの気づき RubyKaigi 2024 に登壇した。 rubykaigi.org 当日の発表スライドは以下です。 発表について 今回は、RubyKaigi 2023 の帰り道に Justin Searls とばったり松本駅で遭遇してからの、362 日の Rubyist 活動をストーリーにしたものでした。 もともとは、LSP の話を中心にして Prism の話は少し出るくらいという『RuboCop Evolution with LSP』というプロポーザルを出して通過したところ、Rails/OSSパッチ会で松田さんから「Lrama の話が3本あって、Prism の話がないんですよ。」という感じでタイトルに Prism を入
開発サイクルの終盤に近づくと「今回は優先順位の高いここまでを実装して、残りは優先順位が低いのでまたの機会にしましょう」という話になりがちだ。自分もこれまで何度もそうしてきたし、その場の判断としては正しい。が、このやり方に味をしめて常にこの調子で進めて、なんとなく上手く仕事をこなしている気になってしまうことには危機感がある。 以下、普段考えていることを自戒を込めてメモしておく。(なお、筆者の経験は toB ・Web 系・自社開発が中心なので読者の置かれている状況とは一致しないかもしれない) 優先度が低いタスクに着手する機会が一生訪れない 仮にあるタスクの優先度を下げたとする。バックログを眺めるとそのタスクに着手できそうなのは3ヶ月後だ。そして3ヶ月後、やっとそのタスクに着手できるかというと、そんなことは決してない。3ヶ月の間にそれよりも優先度の高いタスクが積まれているからだ。タスクを消化する
STORESでフルタイムRubyコミッタをやっている遠藤(@mametter)です。 STORESは今回RubyKaigi 2024で、託児所を運営する「ナーサリースポンサー」として参加していました。この様子は後日詳報しますが、それ以外にも参加者に楽しんでもらえる企画をいろいろな形でしていました(予告記事を参照)。 この記事ではその中でも、ブースでやった「Ruby "enbugging" quiz」について、解答や出題意図などを紹介します。 Day 1 終了時のスコアボードです! 3点の方もたくさんいらっしゃいました! Day 2のクイズも楽しんでください😊#rubykaigi https://t.co/RJIBEqsFSf pic.twitter.com/ewp22Cs7jr— STORES Tech (@storesinc_tech) 2024年5月16日 概要 動作しているプログラ
Leaner 開発チームの黒曜(@kokuyouwind)です。 沖縄で開催された RubyKaigi 2024、めちゃくちゃ楽しかったです。 Leaner Technologies では昨年から引き続きドリンクアップを開催させていただき、また自分は Speaker として初登壇させていただきました。 ドリンクアップにご参加いただいた皆様、交流させていただいた皆様、なにより運営の方々とすべての参加者の皆様、本当にありがとうございました。 メンバーに RubyKaigi 2024 の感想を聞いてみよう Leaner Technologies からは総勢 9 名が現地参加させていただきました[1]。 昨年と同様、それぞれの視点から RubyKaigi 全体の感想や印象に残ったセッションなどを聞いてみました。 黒曜(@kokuyouwind) RubyKaigi の参加経歴 汐留で行われた Ru
こんにちは、おるびーです! 去る2024年5月15日から17日の期間、沖縄県那覇市の那覇文化芸術劇場なはーとで RubyKaigi 2024 が開催されました。 弊社からも初RubyKaigiの若手エンジニアが2名が参加してきたので、その感想を聞いてみました〜 スパイステック事業部 2022年入社 Y.K スパイステック事業部 2022年入社 M.N – RubyKaigiは初参戦と聞いていますが、参加してみてどうでしたか? Y.K:技術のカンファレンスということでお堅く難しい印象がありましたが、Rubyに対する熱量がすごいカンファレンスでした。もちろん技術の話は難しくて20〜30%くらいしか理解できませんでしたが。。。(笑) そんな初級者でもウェルカムな雰囲気が最初から最後まで、さらには夜のイベントでもあったので、初参加でもとても楽しめました! M.N:とても熱量があるイベントだと感じま
今月中旬に沖縄県那覇市で RubyKaigi 2024 を開催した。COVID-19 対応をしていた RubyKaigi Takeout 2020, RubyKaigi Takeout 2021, RubyKaigi 2022, RubyKaigi 2023 とは異なり、今回は配信を伴わないオフラインのみの開催だった。 わたしは Organizer の一人として Sponsor Relations 業などをしつつ、Wi-Fi の支度をしたり、サイネージの支度をしたりしていた。Wi-Fi の話はこれまでもいくつか書いている のでまた今度として、今回はサイネージの話をかきます。 RubyKaigi ではいくつかのサイネージの映像を用意して会場のあちこちに表示している。各セッション会場の横に添えて字幕やチャット, LT タイマーを流すサブスクリーン、お知らせやセッション案内を廊下に設置したモニタ
はいさ〜い!「B/43(ビーヨンサン)」を提供するスマートバンクでコミュニケーションデザイナーをしているmmitoです✌️ 2024年5月に沖縄で開催された「RubyKaigi 2024」。これはプログラミング言語Rubyに関する国際テックカンファレンスであり、今年も世界各国から1,000人以上のエンジニアが集いました。 実は、本カンファレンスのデザインを同僚のゆっきーさんと一緒に担当する機会をいただきました。 https://rubykaigi.org/2024このnoteでは、RubyKaigi 2024デザイナーになった経緯、メインデザイン作成フロー、デザイン意図、その他の作成物などを紹介します! RubyKaigi 2024デザイナーになった経緯2023年10月末、私が働くスマートバンクはKaigi on Rails 2023でRuby Sponsorとして協賛し初ブース出展をし、
本州の南岸を進む低気圧の影響により、 関東甲信を中心に雪による交通規制等が広い範囲で発生し、 お荷物のお届けに遅れが生じております。 また、今後の天候状況により、その他の地域でも遅れが生じる可能性があります。 お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
三重、松本に続き、那覇でRubyKaigiという名の非日常を過ごしてきたので、特に印象的だったセッションや出来事について書き残します。 セッション Exploring Reline: Enhancing Command Line Usability An adventure of Happy Eyeballs Leveraging Falcon and Rails for Real-Time Interactivity Speeding up Instance Variables with Red-Black Trees イベントなど スポンサーブース 観光とか まとめ セッション Exploring Reline: Enhancing Command Line Usability speakerdeck.com irbはある意味1番身近なプログラミングで、この体験が日々快適になっているの
日々の仕事で発生する繰り返し作業、例えばファイルの操作や表計算のデータ更新などは、一度や二度であれば問題ありませんが、数が多くなると手作業では対応が難しくなります。このような作業は、プログラミングの力を使うことで、効率化を図ることができます。 本書では、Rubyを使用して、これらのコンピューターに関する単純作業を自動化する方法について解説します。 Rubyやプログラミングの基礎を習得している方であれば、理解できる内容となっています。 本書の内容 ・作成日を利用したファイルやディレクトリの移動 ・テキストファイル、JSON、CSV、YAMLの操作 ・Excelファイルの操作 ・Googleスプレッドシートの操作 ・PDFファイルの読み取り ・Webスクレイピング ・Open AI APIを使ったチャット 本書の想定読者 ・Rubyを使って仕事を効率化、自動化したい方 ・Rubyについて基礎は
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