これねえ、何が辛いかって、もはや40歳以下の世代の日本人は、自国内で「ツンと澄ましたカルチャー」「ふんだんにお金をかけたラグジュアリー感」を知らずに育ってしまっているということです。もちろんその世代は悪くなく、そんな環境にした上の… https://t.co/p1h4vTk0DL
なぜ日本人は西欧の哲学を理解しにくいのか 西欧の哲学や、思想や芸術を、日本人はいまいち理解できない。 その原因のひとつは、「ネイチャー」をよくわからないことだ。 これは奥行きの深い問題なので、じっくり掘り下げてみよう。 まず、ネイチャー(nature)。キリスト教では、Godがこの世界を「造った」と考える(『創世記』参照)。天も地も、山も海も、植物も動物も、人間も。Godに造られたものを、被造物(creature)という。造られたのだから、造ったGodの所有物。よって人間は、造り主であるGodの言うことを聞かなければならない。 ネイチャーは、Godの造ったそのまんま。「神のわざ」である。おおよそ、日本語の「自然」に重なる。これに対して、人間の活動がうみ出したものは、カルチャー(culture)。「人のわざ」である。もとは、土地を耕す、という意味だった。 さて「ネイチャー」は、日本の「自然」
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