本書は、社会学から生まれたエスノメソドロジーの誕生と展開を詳述した基本書である。入門的論点から、会話分析の興隆と陥穽、ウィトゲンシュタインに着想を得た独自の視点までも論じる。また、科学実践の社会学の先駆者ラトゥールらの「新しい」科学社会学との相違やエスノメソドロジーの向かうべき方向性も提示する。 正誤表(PDF) 本書はエスノメソドロジー・会話分析研究会のホームページでも詳細をご覧いただくことができます。 http://emca.jp/books_2012scientificPractice.php 日本語版序文 謝辞 序 1.社会学と通分野的な批判的ディスコース 2.断片的プログラムと複雑な織り合わせ 3.本書の構成 第1章 エスノメソドロジー 1.ガーフィンケルによるエスノメソドロジーの考案 2.初期の発想 3.エスノメソドロジーの中心となるテキストとその方針 4.エスノメソドロジーの