銭形砂絵「寛永通宝」は、観音寺市内の名勝・琴弾(ことひき)公園内にある巨大な砂絵。有明浜の白砂に描かれたもので、東西122m、南北90m、周囲345m、深さ2m以上もある大きさに圧倒される。この砂絵を見れば、健康で長生きし、お金に不自由することがないといわれ、多くの人が訪れる人気スポットだ。寛永10年(1633)に藩主、生駒高俊(いこまたかとし)公を歓迎するためにひと晩で造られたといわれている。 琴弾公園は「日本の歴史公園100選」にも選出されており、広さ約48ヘクタールの園内には銭形砂絵のほか、琴弾八幡宮や観音寺・神恵院(じんねいん)といった神社仏閣もある。園内の山頂展望台からは、銭形砂絵はもちろんのこと、白い砂浜が続く有明浜を一望できる。お金と健康に恵まれる銭形砂絵「寛永通宝」を、ぜひ拝みに行こう。