山北町山北の宮地にある室生(むろう)神社では毎年11月3日に例大祭を開催。なかでも流鏑馬(やぶさめ)は約800年の歴史を誇る神事で、源頼朝挙兵の際、平家側について刑に処されるところであった河村義秀が、その流鏑馬の華麗な技により刑を免ぜられたという故事によるとされている。神奈川県指定の無形民俗文化財でもあり、毎年多くの人が見学に訪れている。 11月ともなれば秋も深まり、空気がひんやりと感じられ温泉で温まりたくなる季節。「丹沢ホテル時之栖(ときのすみか)」は、丹沢大山国定公園に位置する中川温泉郷にあるホテル。室生神社から車で約30分、丹沢湖からは車で約5分の距離にあり、日帰りでも利用できる温泉が好評だ。丹沢の自然に囲まれた温泉で、疲れを癒して元気を補給していこう。 疾走する馬に乗り、鏑矢(かぶらや)で的を射る日本の伝統的な騎射のひとつである流鏑馬。その神事は「馬場駈け」から始まり、「流鏑馬開始