紅葉の名所として毎年人気の高い香嵐渓(こうらんけい)。江戸時代初頭、香積寺(こうじゃくじ)の三栄和尚が巴川沿いの参道から境内にかけてカエデやスギを1本1本植えていったことが始まりとされる、歴史あるスポットだ。巴川に架かる赤い橋、待月橋(たいげつきょう)は、香嵐渓のシンボル。撮影ポイントとして多くの人でにぎわう。紅葉した飯盛山の全景を一望できる巴橋も、待月橋と並ぶ人気撮影ポイントだ。この飯盛山のモミジは大正終わりから昭和初頭にかけて地元住民により植えられたもので、今では4000本ほどになるといわれる。 毎年11月に行われるもみじまつりは2018年で63回目。1カ月に渡る期間中は週末や祝日を中心に、飯盛山の紅葉ライトアップをはじめ和太鼓やジャズの演奏、お茶会、竹灯りの香積寺&願掛けろうそくなどさまざまなイベントが行われる。 秋の一日、紅葉ドライブを楽しもう。