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ブックマーク / synodos.jp (13)

  • 日本人とカルト――橋爪大三郎氏インタビュー/服部美咲 - SYNODOS

    今、政治と宗教の関係が問われている。 政権与党の政治家が、次々と特定の宗教団体との関係を明らかにした。霊感商法などの活動が問題視される団体である。野党は、これを追究していたはずだった。しかし、野党の政治家もまた、同じ宗教団体と関係を持っていたことが次々と明らかになった。政治家を批判する報道が続くものの、何が問題なのかははっきりしない。 政治家が特定の宗教団体と関係することの何が問題なのか。その質は曖昧なままである。 過度な献金を求めるなど、反社会的な活動を行なう宗教団体をカルトと呼ぶことがある。またカルトは、宗教の初期形態を指すともいう。 宗教は、人間にとって、行動を決める考え方そのものである。 日人の多くは特定の宗教を信仰していない。それにもかかわらず、なぜカルトは日で力を持ち続けているのだろうか。 今考えるべきことは、特定の政治家と特定の宗教団体との特定の関係性に留まらない。日

    日本人とカルト――橋爪大三郎氏インタビュー/服部美咲 - SYNODOS
    JULY
    JULY 2022/09/01
    なんか、言い回しが微妙だったり、本当か? みたいな事が多い感じがするけど、それを別途、自分で確認していけば、宗教の歴史や社会への影響を理解する「とっかかり」になりそう。
  • 「ネットは社会を分断しない」? ―― 楽観論を反駁する/辻大介 - SYNODOS

    年1月末、イギリスはついにEUを離脱した。だが、それをめぐって二分された世論の溝は、そう簡単に埋まりそうにはない。ふたたび大統領選挙を迎えるアメリカでも、共和党と民主党の、あるいは保守とリベラルの激しい反目が続いている。トランプ大統領が一般教書演説をおこなった直後、そのスピーチ原稿をびりびり破り捨ててみせたペロシ下院議長のパフォーマンスは、そのことを端的に象徴していよう。 日でも安倍政権シンパとアンチの対立には、これまでになかった根深さが感じられる。たとえば近い将来、憲法改正の国民投票が現実のものとなったとき、はたして私たちは、今のアメリカやイギリスにみられるような社会・世論の「分断」状況を避けることができるだろうか? その意味で、この問題は私たちにとっても決して対岸の火事ではない。 題に入ろう。ネットが、こうした社会や世論の「分断」をもたらす要因のひとつになっているのではないか、と

    「ネットは社会を分断しない」? ―― 楽観論を反駁する/辻大介 - SYNODOS
    JULY
    JULY 2020/03/31
    元の話を読んだ時に、年齢による傾向に関しては疑問を感じていた。論を展開するときは、ネットが社会を分断する、というのは分かりやすいんだけど、それが本当かは、今後もいろいろ考察する必要がありそう。
  • 実質賃金についてどのように考えるか?――「統計不正」と「実感なき景気回復」のあいだ/中里透 - SYNODOS

    実質賃金についてどのように考えるか?――「統計不正」と「実感なき景気回復」のあいだ 中里透 マクロ経済学・財政運営 経済 毎月勤労統計(厚生労働省)をめぐる問題が大きな注目を集めている。この問題は「統計不正」という言葉で一括りにされることが多いが、統計処理の「不正」をめぐる報道には誤解もみられる。そこで、稿ではこの問題について、実質賃金をめぐる議論を中心に論点整理を行うこととしたい。稿の主たるメッセージは、 ・この「不正」をめぐる問題は、統計調査の手続きをめぐる行政上の問題と統計データの処理そのものの問題を分けて議論するほうが話の見通しがよくなる。 ・昨年(2018年)の実質賃金の伸び率(対前年比)に注目が集まっているが、18年の実質賃金の話はやや強調され過ぎというきらいがある。実質賃金が大きく下がったのは13年の年央から14年の春にかけてであり、その背景には円安と消費増税に伴う物価上

    実質賃金についてどのように考えるか?――「統計不正」と「実感なき景気回復」のあいだ/中里透 - SYNODOS
    JULY
    JULY 2019/02/18
  • なぜわれわれは「新しい能力」を強迫的に追い求めるのか? / 『暴走する能力主義』著者、中村高康氏インタビュー | SYNODOS -シノドス-

    なぜわれわれは「新しい能力」を強迫的に追い求めるのか? 『暴走する能力主義』著者、中村高康氏インタビュー 情報 #メリトクラシー#新刊インタビュー 「現状の高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜は、知識の暗記・再生に偏りがち」であり、「真の「学力」が十分に育成・評価されていない」。こう言われると、素直にうなずいてしまう人は多いだろう。そして、グローバル化し激変する世界に適した「新しい能力」が必要だと説かれると、抜的な教育改革が必要だと思い込んでしまう。だが、こうした言説は現実を反映したものなのか? 『暴走する能力主義』著者、中村高康氏に話を伺った。 ――どのような経緯で書をお出しになったのでしょうか? わたしの専門は教育社会学という、教育を社会学的に研究する分野です。その分野のなかでも、とくにわたしが関心をもって研究してきたのが、「教育と選抜」というテーマでした。若い頃は、大学生の就職

    なぜわれわれは「新しい能力」を強迫的に追い求めるのか? / 『暴走する能力主義』著者、中村高康氏インタビュー | SYNODOS -シノドス-
    JULY
    JULY 2018/11/29
  • 消費増税は「確定」したのか――「19年10月10%」について考える / 中里透 / マクロ経済学・財政運営 | SYNODOS -シノドス-

    先月10月15日の臨時閣議で、安倍総理は2019年10月に消費税率を10%に引き上げることを表明した。このことは新聞やテレビで広く報じられ、大きなニュースとして受けとめられたが、この「表明」が意味することについての認識はさまざまであり、必ずしも共通の理解が得られているとはいえない状況にある。 この閣議での「表明」に際しては、消費税率の引き上げに伴う家計の負担軽減策や反動減対策などについても言及がなされたが、このような対策として検討が進められているものの中には、公平・中立・簡素という租税の基原則からみて妥当とはいえないものも含まれている。 そこで、以下ではこれらの問題について、これまでの議論の経過を踏まえつつ、論点整理を試みることとしたい。稿の主たるメッセージは、 ・10月15日の「表明」の前後で消費税率引き上げに対する安倍総理のスタンスに不連続な変化が生じたわけではない。19年10月の

    消費増税は「確定」したのか――「19年10月10%」について考える / 中里透 / マクロ経済学・財政運営 | SYNODOS -シノドス-
    JULY
    JULY 2018/11/09
    税率を上げることは、ある程度、認知していたけど、軽減税率の話がどこまで決まっていたのかは、自分は知らなかった。にしても、なんで公明党は軽減税率という「手段」にこだわったのか。
  • 「比較しろ」って簡単に言いますけどね――質的調査VS量的調査/岸政彦×筒井淳也 - SYNODOS

    社会学の中でも質的調査と量的調査の間には壁がある!? 生活史を中心とした質的調査を行っている岸政彦氏と、計量を使った量的調査が専門の筒井淳也氏が「ずっと前から内心思っていたこと」をぶつけ合う。遠慮なしのクロスオーバートーク。(構成/山菜々子) 筒井 ぼくと岸さんはなかなか、普段は会う機会が少なくて、こうして二人で話をするのははじめてですね。たぶんパーソナリティも違うし。 岸 同じ社会学の中でも、ぼくは生活史を中心とした質的調査、筒井さんは計量を使った量的調査をしています。 普段はあまり交流のない二つの分野ですが、今日は、お互いに思っていることを遠慮なく話し合ってみたいと思います。社会調査は質的調査と量的調査に分かれていると、筒井さんは感じていますか。 筒井 分かれているんじゃないでしょうか。「あなたは質的の人? 量的の人?」という聞き方をしますよね。もちろん、共通点はありますが、質的と量

    「比較しろ」って簡単に言いますけどね――質的調査VS量的調査/岸政彦×筒井淳也 - SYNODOS
  • ブラックアウトは電力会社のせいか?――北海道ブラックアウトからの教訓/安田陽 - SYNODOS

    2018年9月6日未明に発生した北海道胆振東部地震をきっかけに、苫東厚真石炭火力発電所にある発電機3台が停止し、北海道ほぼ全域が連鎖停電するというブラックアウトが発生しました。これまで、2011年3月の東日大震災および原発事故に伴う広域大停電などはあったものの、いずれも電力システムの全域が停電したわけではなく、いわゆるブラウンアウトと呼ばれる状態です。今回、事実上日で史上初めてのブラックアウトを経験したことになり、それ故、メディアを中心に必要以上の衝撃を以って受け止められているようです。 多くのメディアやネットでは、早速ブラックアウトの原因究明(というより犯人探し)の議論が盛んになっています。中には正義感からか、「再発防止のために」「このような事故を二度と繰り返さないために」というような常套文句も見られます。しかし、事故直後で冷静さを欠く議論も多く見られる中、筆者はここであえて、ブラッ

    ブラックアウトは電力会社のせいか?――北海道ブラックアウトからの教訓/安田陽 - SYNODOS
    JULY
    JULY 2018/09/19
    コンビニでお菓子を買うように、発電所を作れると思っている人が多い。この地震が、石狩の LNG 発電所の稼働後に起きていたら、こうはならなかった。北電がもっと機動的にできた余地はあったが、無策では無かった。
  • 物価はなぜ上がらないのか?――「アマゾン効果」と「基調的な物価」のあいだ/中里透 - SYNODOS

    物価はなぜ上がらないのか?――「アマゾン効果」と「基調的な物価」のあいだ 中里透 マクロ経済学・財政運営 経済 #消費税#デフレ このところ、「物価が上がらないのはネット通販のせい?」という話が注目を集めている。この議論は、6月18日に日銀行から公表されたレポートを機に盛り上がりをみせているが、足元の物価の弱い動きをめぐる議論とも連動するかたちで、引き続き話題となっていきそうだ。こうしたなか、7月30~31日に開催される金融政策決定会合(日銀行)では、物価に関する集中点検がなされることとなっている。そこで、稿ではこれまでの物価動向を振り返りつつ、この議論に関する簡単な論点整理を試みることとしたい。 稿の主たるメッセージは、 (1)ネット通販の拡大による「アマゾン効果」が物価を下押しする要因となっているとしても、その影響は限定的なものにとどまる。物価全体の基調的な動きについては、物価

    物価はなぜ上がらないのか?――「アマゾン効果」と「基調的な物価」のあいだ/中里透 - SYNODOS
    JULY
    JULY 2018/07/23
  • 北朝鮮は国際的に孤立していない!?北朝鮮と深い関係をもつ国々は何を求めているのか/宮本悟×白戸圭一×荻上チキ - SYNODOS

    北朝鮮は国際的に孤立していない!?北朝鮮と深い関係をもつ国々は何を求めているのか 宮悟×白戸圭一×荻上チキ 国際 #荻上チキ Session-22#アフリカ#北朝鮮#経済制裁 日ではその国際的な孤立が取り上げられる北朝鮮。度重なるミサイル発射や核実験を受けて、国連安保理では制裁強化に向けた採決が行われた。一方で、制裁の実態を調査する国連の専門家パネルは、数多くの制裁逃れを指摘している。制裁の背後で北朝鮮と関係を続ける国々とその理由、今後の対策について、専門家の方々に伺った。2017年9月13日放送TBSラジオ荻上チキ・Session22「北朝鮮は国際的に孤立していない!?北朝鮮と深い関係をもつ国々は何を求めているのか」より抄録。(構成/増田穂) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、

    北朝鮮は国際的に孤立していない!?北朝鮮と深い関係をもつ国々は何を求めているのか/宮本悟×白戸圭一×荻上チキ - SYNODOS
    JULY
    JULY 2017/10/18
  • 生物と非生物の境界、ウイルスとは何か/中屋敷均 - SYNODOS

    世に多くある「境界」の中でも、人にとって最も冒しがたく明確な境界というのは、「生」と「死」の境界であろう。「生きている」ことと「死んでいる」こと、あるいは「生物」と「無生物」。その間には相互の往来が不能な絶対的な境界があると、思われがちである。しかし、結論から言えば「生物」と「無生物」の境界は、一般に思われているよりはるかに曖昧なものだ。その曖昧さを生み出している存在の一つが、稿の主役、ウイルスである。 昨年『ウイルスは生きている』(講談社現代新書)というタイトルのを上梓させて頂いたが、このタイトルに対する反応には、正反対の二つのものがあった。一つは「ウイルスが生きてるって、当たり前じゃないの?」というものであり、もう一つは「こりゃまた、ずいぶんと挑戦的なタイトルですね」というものである。典型的には、前者は一般の読者から、後者は生物学に知識がある人からの反応である。 「ウイルスが生きて

    生物と非生物の境界、ウイルスとは何か/中屋敷均 - SYNODOS
    JULY
    JULY 2017/07/07
    例えが面白い。
  • なぜベースロード電源は消滅しつつあるのか?――「メリットオーダー」の観点から/安田陽 - SYNODOS

    なぜベースロード電源は消滅しつつあるのか?――「メリットオーダー」の観点から 安田陽 風力発電・電力系統 科学 #再生エネルギー#ベースロード電源 「ベースロード電源編」第2回です。前回は、世界では実はベースロード電源は既に消え去りつつある、ということを各国の系統運用の実測データを提示しながら例証していきました。また、その理由として再エネの大量導入が挙げられることを示唆しました。 今回は、なぜベースロード電源消滅という現象が発生しているのかを解明していきたいと思います。まずは経済学的な考察を行います。今回のキイワードは「メリットオーダー」です。メリットオーダーという概念を用いると、再生可能エネルギーの大量導入によりベースロード電源が消滅することが、明快に理論的に説明できるのです。 このメリットオーダーという用語および概念は、おそらく日では非常にマイナーで、限られた分野の研究者や実務者以外

    なぜベースロード電源は消滅しつつあるのか?――「メリットオーダー」の観点から/安田陽 - SYNODOS
    JULY
    JULY 2015/06/16
    経済的側面より、技術的側面だと思うなぁ。発電能力ばかりに目が行きがちだけど、送電系統の問題の方が厄介な気がする。道北で風力発電を増やせば、かなりの発電量が見込めても、送電能力が足りない、とか。
  • リアルでポジティブな原発のたたみ方/橘川武郎 - SYNODOS

    昨年12月に総合資源エネルギー調査会基政策分科会が新しい「エネルギー基計画」の骨子となる意見書(正式名称は「エネルギー基計画に対する意見」)をまとめた。この意見書にもとづき、新「エネルギー基計画」が近々、閣議決定される予定である。 新「エネルギー基計画」のもとになる意見書は、各エネルギー源の重要性を、以下の通りまんべんなく指摘している。 石油:利用用途の広さや利便性の高さから、今後とも活用していく重要なエネルギー源。 天然ガス:シェール革命などを通じて天然ガスシフトが進み、今後役割を拡大していく重要なエネルギー源。 石炭:供給安定性・経済性に優れたベース電源であり、環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源。 LPガス:シェール革命を受けて北米からの調達も始まった、有事にも貢献できるクリーンなガス体エネルギー源。 原子力:安全性の確保を大前提に引き続き活用していく重要なベース電

    リアルでポジティブな原発のたたみ方/橘川武郎 - SYNODOS
    JULY
    JULY 2014/02/06
    同意。タイトルの通り、リアルでポジティブ。
  • 一人一票を実現するための一案 /山口浩 - SYNODOS

    前回の衆議院総選挙に関して各地で争われていた、いわゆる1票の格差訴訟の高裁判決が相次いで出た。16件すべての判決でいずれも選挙は違憲ないし違憲状態で行われたとするもので、とくに選挙無効まで踏み込んだ厳しい判決が初めて出たのは特筆すべきだろう。政治の怠慢に対し「司法判断の甚だしい軽視」と判決は断じ、「司法の忍耐が限界に達した」とメディアは伝えた。しかし、軽視され、忍耐の限界に達したのはむしろ、自分の1票を軽く扱われてきた有権者だ。 「衆院選訴訟、無効2・違憲12=16訴訟の判決出そろう―最高裁が統一判断へ」(時事通信 2013年3月27日) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130327-00000085-jij-soci 2012年衆院選の「1票の格差」をめぐり、全国で起こされた16件の訴訟の判決が27日、出そろった。同日判決の仙台高裁秋田支部は、選挙

    一人一票を実現するための一案 /山口浩 - SYNODOS
    JULY
    JULY 2013/04/18
    てっきり大選挙区制や完全な比例代表制の話でもするのかと思ったら、国会での議員の一票に重み付けをする、という話。現実的かどうかはともかく、ちょっとおもしろい。
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