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bookに関するRe-KAmのブックマーク (196)

  • 日本料理大全/JAPANESE CUISINE | 京都府立大学

    ユネスコ無形文化遺産登録から10年を経て、登録当時には約5.5万店だった海外の日料理店が、2023年には約18.7万店にまで増えるなど日々関心が高まっています。 京都府立大学、日料理アカデミーでは京都から国内外を問わず和のさらなる発展と和文化を担う人材の育成を目指し、「日料理大全 デジタルブック」を公開します。 ある料理を知るためには、まずその背景を知らないと始まりません。「日料理大全」シリーズは手法のみを解説するのではなく、考え方の基礎を示していくことを目指しています。経験や勘に頼るのではなく、なぜこの味が生まれるのか、どうしてこの調理法になるのか、といった根拠や科学的な理由を示しています。それらをもとに料理する人が考え、取り入れ、オリジナルの料理を生み出す手助けとなることを目指しています。 このシリーズが日料理の発展・普及の一助となり、多くの人々の健康と喜びを導くことにな

    日本料理大全/JAPANESE CUISINE | 京都府立大学
  • 銭高老人はえらい人じゃ、わしゃ前から知っとった - つるんとしている

    デイリーポータルZで、を紹介しました。 dailyportalz.jp (DPZで記事を書くのはしばらくお休みなのですが、休止前にトーク収録したものが記事になりました。興味関心領域が似通ったデイリーライターのお二人と、わちゃわちゃとを紹介しあうのはたいへん楽しかったです) 紹介したのは、1969年にソ連を団体旅行した旅行記、『犬が星見た』(武田百合子著)。 新版-犬が星見た-ロシア旅行 (中公文庫 た 15-9) 作者:武田 百合子 中央公論新社 Amazon これは文庫の背表紙にある解説。 生涯最後の旅と予感している夫・武田泰淳とその友人、竹内好とのロシア旅行。星に驚く犬のような心と天真爛漫な目を以て、旅中の出来事、風物、そして二人の文学者の旅の肖像を、克明に、伸びやかに綴った紀行。 星に驚く犬のような心と天真爛漫な目ときたか。同じことかもしれないけど、この紀行文には”ウソ”がなさ

    銭高老人はえらい人じゃ、わしゃ前から知っとった - つるんとしている
    Re-KAm
    Re-KAm 2024/08/15
  • 1969年、別に行きたくなかった人によるソ連旅行記~犬が星見た-ロシア旅行

    デイリーポータルZのライター、関係者が愛読しているを語ります。 今回はライターの拙攻さん。レコメンドは「犬が星見た-ロシア旅行 (中公文庫)」 聞き手はまこまこまこっちゃん、こーだい、石川です。 では拙攻さん、お願いします。 拙攻: 1969年の旅行記なんですよ。旅行した人は武田百合子さんっていう文筆家の方で、旦那さんが武田泰淳さんという小説家。ご夫婦で、当時のソ連を旅行するという内容です。 石川: 海外旅行がまだ一般的じゃない時代ですよね? 拙攻: そうですね。 百合子さんは昭和の奥様なんで、基的にずっと旦那さんに付いていくような感じなんです。旅行自体も旦那さんが急に行きたいと言い出してパック旅行に申し込んだもので、百合子さんは終始、テンションがずっと上がらない。当時としては相当レアな経験のはずなのに。 石川: ははは。 イケイケの中年女性という感じでかっこいいですね(著者紹介ページ

    1969年、別に行きたくなかった人によるソ連旅行記~犬が星見た-ロシア旅行
  • 『やし酒飲み』エイモス・チュツオーラ - 隠し階段、踊り場

    尊敬する読書家の知り合いが「やっぱり『やし酒飲み』みたいな小説の語りが最強だよ」的なことを言っているのを聞き、翌日図書館で単行版を手に取り、すぐにこれはとんでもない作品だと確信したため生協で岩波文庫版を買った。 わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった。わたしの生活は、やし酒を飲むこと以外には何もすることのない毎日でした。 p.7 常体と敬体が混ざっていて不思議な語り。これ原文の英語どうなってるんだ? 父は、わたしにやし酒を飲むことだけしか能のないのに気がついて、わたしのため専属のやし酒造りの名人を雇ってくれた。彼の仕事は、わたしのため毎日やし酒を造ってくれることであった。 p.7 最高じゃん。酒好きだったらもっと楽しいのかな。 父が死んで六ヶ月経ったある日曜の夕方、やし酒造りは、やし酒を造りにやし園へ行った。やし園に着くと、彼は一番高いやしの木に登り、やし酒を採集していたが、

    『やし酒飲み』エイモス・チュツオーラ - 隠し階段、踊り場
  • 『マクナイーマ』マリオ・ヂ・アンドラーヂ(1928) - 隠し階段、踊り場

    マクナイーマ: つかみどころのない英雄 (創造するラテンアメリカ 3) 作者:マリオ ヂ・アンドラーヂ 松籟社 Amazon 24/5/25〜7/6 5/25(土) 第一章 マクナイーマ 誰も足を踏み入れたことのないジャングルの奥で、わたしたちブラジル人の英雄、マクナイーマは生まれました。まっ黒くろの、夜への恐れの子どもです。ウラリコエーラ川の囁きに耳をすますような静けさがとても大きくなったとき、インディオのタパニューマ族の女はみにくい赤ちゃんを産みました。この子を、彼らはマクナイーマと名づけたのです。 小さな頃からびっくりするようなことをしていました。生まれてから六年間は口をきかずに過ごしたのです。誰かが話をさせようとすると、こう叫びました。 「あぁ! めんどくさ!……」 p.5 やばいこれ最高なやつだ。全文章おもしろい。 エロスと暴力と怠惰をむさぼる神話的な子供。ガルガンチュア ラブレ

    『マクナイーマ』マリオ・ヂ・アンドラーヂ(1928) - 隠し階段、踊り場
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    Re-KAm 2024/07/09
  • 無限大のドルを求めた果てに犯罪者になった男の転落記──『1兆円を盗んだ男 仮想通貨帝国FTXの崩壊』 - 基本読書

    1兆円を盗んだ男 仮想通貨帝国FTXの崩壊 (日経済新聞出版) 作者:マイケル・ルイス日経BPAmazonこの『1兆円を盗んだ男』は、『マネー・ボール』や『最悪の予感』で知られるマイケル・ルイスの最新作。彼がテーマに選んだのは暗号資産取引所FTXを立ち上げ莫大な富を築いたのち、2022年に逮捕されてしまった男サム・バンクマン=フリードだ。 マイケル・ルイスといえば複雑な題材であっても見事に筋の通ったストーリーに仕立て上げるノンフィクションの名手として知られている。しかし、書ではさすがにそうもいかなかったらしい。20代で長者番付にも名を連ねた暗号資産の若き天才に幼少期から迫る──というプロローグから、マイケル・ルイスの取材中にFTXは破産。 その後、サムはFTXの破産と関連した詐欺やマネーロンダリングを含む7つの罪で有罪の判決が出て、禁錮25年、110億ドルの資産没収が言い渡されてしまう

    無限大のドルを求めた果てに犯罪者になった男の転落記──『1兆円を盗んだ男 仮想通貨帝国FTXの崩壊』 - 基本読書
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    Re-KAm 2024/07/07
  • 葉山嘉樹 セメント樽の中の手紙

    松戸与三はセメントあけをやっていた。外の部分は大して目立たなかったけれど、頭の毛と、鼻の下は、セメントで灰色に蔽(おお)われていた。彼は鼻の穴に指を突っ込んで、鉄筋コンクリートのように、鼻毛をしゃちこばらせている、コンクリートを除(と)りたかったのだが一分間に十才ずつ吐き出す、コンクリートミキサーに、間に合わせるためには、とても指を鼻の穴に持って行く間はなかった。 彼は鼻の穴を気にしながら遂々(とうとう)十一時間、――その間に昼飯と三時休みと二度だけ休みがあったんだが、昼の時は腹の空(す)いてる為めに、も一つはミキサーを掃除していて暇がなかったため、遂々(とうとう)鼻にまで手が届かなかった――の間、鼻を掃除しなかった。彼の鼻は石膏(せっこう)細工の鼻のように硬化したようだった。 彼が仕舞(しまい)時分に、ヘトヘトになった手で移した、セメントの樽(たる)から小さな木の箱が出た。 「何だろう?

  • 死の恐怖をめぐって――中島義道、大江健三郎、森岡正博を中心に - 翻訳論その他

    ホリエモンが収監される前、あるインタビューで、こんなことを語っていた。 ボクは6歳の頃から、死について考えていました。いつか死ぬ、明日かもしれない。そう考えると怖い。でも気付いたんです。考えるから怖い、考えなければ怖くないと。しかし何かの拍子にふと心の隙間に入り込む。だから自分を忙しくしてきた。 (アエラ2011年6月6日号) 堀江貴文を「6歳の頃から」捕らえて放さないこの恐怖は、哲学者の中島義道を「六歳のころから」捕らえて放さない恐怖と、たぶん同じだろう。 私は六歳のころから、心のうちでたえず「死ぬのが怖い!」と叫んでいた。何が怖かったのか。それは、けっして父や母と別れるから怖いという感情ではなかった。幼い私が震えていたのは、私が完全に「無」になるということ。それは何なのかわからないながらに、ほんとうに冷や汗が出るほど怖かったのである。 (中略) 私が何億年のあいだ「無」であり続けるとい

    死の恐怖をめぐって――中島義道、大江健三郎、森岡正博を中心に - 翻訳論その他
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    Re-KAm 2024/05/12
  • 幻の「サンリオSF文庫」、国立国会図書館デジタルコレクションで無料公開中【やじうまWatch】

    幻の「サンリオSF文庫」、国立国会図書館デジタルコレクションで無料公開中【やじうまWatch】
    Re-KAm
    Re-KAm 2024/05/02
  • 『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』で大流行!最近話題の概念「ワイドスクリーンバロック」ってなに!? - 水槽脳の栓を抜け

    現在絶賛公開中のアニメ映画『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』 www.youtube.com では、物語のキーワードとして「ワイルドスクリーンバロック」というものが多用されています。 「ワイルドスクリーンバロック」の元ネタは、おそらくSFのサブジャンル「ワイドスクリーンバロック」でしょう。 この記事では「ワイドスクリーンバロック」とは何かをサーベイして、はたして『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』が「ワイドスクリーンバロック」なのかを考えたいと思います。 【簡単な要約】:「ワイドスクリーンバロック」のもともとの意味は規模が大きくてハチャメチャなスペースオペラくらいの意味合いだったが、日に輸出されたことで意味合いが変わりアイデアがすごくたくさん出てくるSFくらいの意味になった。『劇場版レヴュスタ』は前者の意味合いには当てはまらないが後者には当てはまるかもしれない。 「ワイドスクリ

    『劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト』で大流行!最近話題の概念「ワイドスクリーンバロック」ってなに!? - 水槽脳の栓を抜け
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    Re-KAm 2024/04/23
  • おれは功利主義者になりたい。あと、ベンサムではなくベンタムでいきたい - 関内関外日記

    寄稿させていただきました。上タンべ放題の話から功利主義の話をしようと原稿を書き始めたら難しくて、構成を逆にしてみました。 blog.tinect.jp 功利主義。反出生主義者をやっていると、そう指摘される。では、功利主義はなんだろう? ということで、何冊かを読んだ。 功利主義とは何か 作者:ピーター・シンガー,カタジナ・デ・ラザリ=ラデク 岩波書店 Amazon まさにこのタイトル、さらにピーター・シンガーは現代功利主義者の代表的な人……だけど、いきなり読むにはちょっと難しかった。いずれ再読する日はくるのか。 倫理学入門-アリストテレスから生殖技術AIまで (中公新書 2598) 作者:品川 哲彦 中央公論新社 Amazon 功利主義も倫理学の一つかもしれない。そもそもおれは倫理学を知らなかった。ここに入門するのが先じゃないか。なるほど、倫理学には規範倫理学、記述倫理学、メタ倫理学で

    おれは功利主義者になりたい。あと、ベンサムではなくベンタムでいきたい - 関内関外日記
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    Re-KAm 2024/04/12
  • 『人間はどこまで家畜か』読みました - メロンダウト

    はてな界隈で知らない人はいない熊代さん(通称:シロクマ先生)の著書『人間はどこまで家畜か』読みました。 進化心理学やアナール学派の知見を用いながら文化や環境が社会にどのような変化をもたらし、その環境が人間にたいしどのように作用しうるのかを、精神医学的な分析も交えながら論じたものとなっていて、シロクマさんにしか書けないではないだろうか、というのが読み終わった印象だった。 人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造 (ハヤカワ新書) 作者:熊代 亨 早川書房 Amazon 長年、ブログを読んでいるとシロクマさんは適応の問題を常に考えていることがわかる。社会と人間のズレ、その摩擦が起こす不協和音にたいしアンテナをたてて物事を見ている方なのだと思う。病の方のほうが世界を正しく認識していることを「抑うつリアリズム」と呼んだりするけれど、『人間はどこまで家畜か』で書かれているように文化が加速し適応の閾

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    Re-KAm 2024/04/03
  • 歴代芥川賞受賞作の人気ランキングを作った|ンジャメナ

    はじめに 映画音楽には批評家が選んだオールタイムベストがたくさんあるのに、文学には無いのが不満だったので、代替になりそうな人気ランキングを作ってみました。文学全体は膨大すぎたので、今回は芥川賞受賞作に絞りました。 人気の基準は、日最大級のブックレビューサイト「ブクログ」の登録数です。おそらく(売上以外では)最もサンプル数が多いの人気を表すデータであり、基準とするのに適していると思います。 ちなみにブクログで人気の高い小説家は村上春樹、東野圭吾、伊坂幸太郎などです。ブクログの利用者はもともと年齢層高めのユーザーが多いでしょうから、40〜30代のライトな好き(の男性?)の趣味がもっとも反映されたランキングと考えるのが妥当かもしれません。 「芥川賞の小説とか読んでみたいな…でも受賞作って星の数ほどあるしどれ読めばいいかわからないな…これだけ多いと逆に読む気なくなるな…代表作だけに絞って紹

    歴代芥川賞受賞作の人気ランキングを作った|ンジャメナ
    Re-KAm
    Re-KAm 2024/03/31
  • 青空文庫 - 梶井基次郎 「桜の樹の下には」

    桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている! これは信じていいことなんだよ。何故(なぜ)って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。 どうして俺が毎晩家へ帰って来る道で、俺の部屋の数ある道具のうちの、選(よ)りに選ってちっぽけな薄っぺらいもの、安全剃刀の刃なんぞが、千里眼のように思い浮かんで来るのか――おまえはそれがわからないと言ったが――そして俺にもやはりそれがわからないのだが――それもこれもやっぱり同じようなことにちがいない。 いったいどんな樹の花でも、いわゆる真っ盛りという状態に達すると、あたりの空気のなかへ一種神秘な雰囲気を撒き散らすものだ。それは、よく廻った独楽(こま)が完全な静止に澄むように、また、音楽の上

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    Re-KAm 2024/03/20
    そろそろ桜が咲く頃なので
  • 「三流」 長嶋一茂|松坂恭平|マツザカ キョウヘイ

    皆さん、こんにちは。 今は、新幹線で移動中です。 とある場所に向かっております。 そんな中、携帯でピコピコし、Amazonに飛び、ひょんなことから2001年に読んだに辿りつきました。 それが 「三流」長嶋一茂 です。 2001年なので兄がプロ3年目で私が大学1年生の時です。 私的には、それなりに「松坂大輔の弟」を受け入れていたつもりでしたがこのをとったということは、今思うと全然受け入れられていなかったのだと思います。 様々な話は下記の有料マガジンからご確認頂ければと思います。 都立篠崎高校という弱小高校から当時大学で3の指に入るほどの強豪、法政大学野球部に入部。 当時の監督の山中正竹さんは、当時の主将に まず法政大学野球部に入ってくるような高校出身ではないこと 松坂大輔の弟であること この2点から「丁寧に接してやってほしい」と伝えてくれたそうです。 そんな対応をいただき、私は、主将の

    「三流」 長嶋一茂|松坂恭平|マツザカ キョウヘイ
  • 小説の商業出版にいたる顛末:八潮久道『生命活動として極めて正常』 - やしお

    小説(短編集)が来月(2024年4月)にKADOKAWAから出版されることになった。その顛末やいろいろ思ったこと等のメモ。 ※このエントリはKADOKAWAの担当編集者や広報に見解を求めて書いていない。「私のケースはこうだった、私からはこう感じた/こう見えた」を記録している。勘違いされるといけないので念のためお断り。 概要 カクヨム(小説投稿サイト)で年に1~2作ほど小説をアップしていた。それ以前のブログ時代からだと20年くらい書いていた。 カクヨム経由でKADOKAWAから単行の刊行の打診があった。カクヨムに過去に投稿した作品5編と、書下ろし2編を加えて短編集とすることになった。 著者側の実作業としては3ヶ月弱程度。 アマチュア時は単に「作品」でしかなかったけど、今回は同時に「製品(商品)」の側面が出てきて色々新鮮だった。 自分が書いたものが物理的なになるのは、単純にうれしい。 目次

    小説の商業出版にいたる顛末:八潮久道『生命活動として極めて正常』 - やしお
    Re-KAm
    Re-KAm 2024/03/02
  • 似たようなおじさんには無限に出会えるのに本当の家族には1ミリも出会えない話──グレッグ・イーガン「堅実性」がすごい - 誰が得するんだよこの書評

    SFマガジン 2023年 12 月号 [雑誌] 早川書房 Amazon 久しぶりにグレッグ・イーガンの新作が読めるということで買ってきました。いや、マジでこのためだけにSFマガジン買う価値がある傑作です。 ストーリーとしては、無限の平行世界に何の前触れもなく飛ばされて、周囲の人やモノが似ているんだけど微妙に置き換わる、というものです。全人類が。そう、全人類が平行世界を貫く濁流にシャッフルされて、元居た世界線の家族や友達と二度と出会うことができない、という災害の話なのです。しかも、神がマッチングアプリでスワイプしているのか、同じような生い立ち、容姿、スペックの人にどんどん置き換わって無限にエンカウントできます(作の状況は無限おじさん編です)。 この災害が厄介なのは、同じ過去を共有する人と離れ離れになってしまうということだけでなく、これから先の人生を一緒に過ごすのような人間関係も構築できなく

    似たようなおじさんには無限に出会えるのに本当の家族には1ミリも出会えない話──グレッグ・イーガン「堅実性」がすごい - 誰が得するんだよこの書評
  • あとがきたちよみ

    あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページを、pdfファイルでご紹介します。 気軽にページをめくる感覚で、ぜひの雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からご覧いただけます。

    あとがきたちよみ
    Re-KAm
    Re-KAm 2024/02/10
  • 2023年に読んだ大江健三郎まとめ - logical cypher scape2

    大江健三郎が今年の3月に亡くなったことを受けて、代表作をいくつか読んでみようかなと思って、この1年間、時々読んでいた。 大江は代表作と呼ばれている作品だけでもかなりたくさんあるので、その中でもさらに絞り込んで、ごく一部だけを読んだ形になる。特に今回、息子との関係を描いたタイプの作品群は全然読んでいない。 個人的には『同時代ゲーム』を読めてよかったと思っている。 面白かったのは「セブンティーン」二部作かなあ。 でも、お話として完成度が高くて読みやすいのはやはり『万延元年のフットボール』かなとか。 とはいえ、どの作品もそれぞれ違った形で面白い。ノーベル文学賞作家を捕まえて何を言うかという感じだが、小説がうまい。文体は確かに独特なところがあるが(そしてその独特さをうまく説明できないのだが)、決して難解というわけではないと思う。読み物としての面白さがある。 大江健三郎というと、あの丸眼鏡の風貌とゆ

    2023年に読んだ大江健三郎まとめ - logical cypher scape2
    Re-KAm
    Re-KAm 2023/12/29
  • 少女雑誌にみる近代少女像の変遷:『少女の友』分析から