ダイフクは空港向けシステム事業で航空会社への預け入れ荷物の状況を“見える化”し、手荷物受取所での旅客の利便性向上と、荷物紛失時の追跡を効率化するシステムを開発する。スマートフォン(スマホ)などと連動し、荷物の位置や受取所への到着を知らせる機能など想定。2020年までに実用化し、同事業の20年度売上高目標500億円(15年度比約5割増)達成を後押しする。 ダイフクは同事業で空港や航空会社向けの預け入れ荷物に関連する設備を横断的に手がけ、システムの保守やオペレーションも受託している。「荷物の見える化」では、荷物タグや無線識別(RFID)などを有効活用する。チェックインカウンターのコンベヤーから、空港内やターミナル間の搬送・仕分けシステム、一時保管用自動倉庫、荷物受取所のコンベヤーなどを総合的に手がける強みも生かし、可視化の仕組みを考案する。 工場や倉庫向けの搬送・仕分けシステム、自動倉庫で培っ