10月11日と12日の2日間、東京都中野区にあるJR中野駅の近隣で「中野まつり」が開催された。これに合わせて、地元のCATV事業者JCN中野とジャパンケーブルネット(JCN)、KDDI、KDDI研究所の4社が協力し、中野駅北側に位置するサンプラザ中野と中野区役所前の広場を中心としたエリアで地域限定ワンセグ放送(エリアワンセグ)の実証実験を実施。来場者が自分のワンセグケータイで、祭りの出し物などを視聴できる取り組みを行った。 今回のエリアワンセグの実験は、KDDI単独ではなく、JCNとJCN中野と協力していることからも分かるとおり、既存のCATVのインフラを組み合わせて放送を実現したのが特徴だ。KDDIがCEATEC JAPAN 2008のブースでデモしていた、IP網を利用して放送を配信する「IP/RF」方式とは異なり、番組のデータはJCN中野が保有するケーブルなどを活用して配信した。使用チ
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