チリ人映画監督ロドリゴ・オルトゥサル氏は6日、地元ラジオで、チリ北部コピアポ郊外での鉱山落盤事故をテーマにした映画の製作準備を進めていることを明らかにした。タイトルは、閉じ込められた作業員の数にちなんだ「33人」。 収益はすべて、閉じ込められた作業員の子供の教育費として寄付するという。 オルトゥサル氏は既に、事故の起きた鉱山にカメラ2台を設置して、作業員の救出を待つ家族らが滞在しているテント村「希望」の様子を撮影しており、映画ではこうした現実の映像とフィクションの場面を組み合わせる。 閉じ込められた作業員と顔立ちが似た俳優を現場周辺の地域で探すほか、著名俳優も起用する。 オルトゥサル氏は今週末、テント村を訪ね、映画化の構想について作業員の家族らと話す考えという。(共同)