スパイク・ジョーンズ監督の新作映画『her(原題)』が、来年春に日本で公開される。近未来のロサンゼルスを舞台に、手紙の代筆ライターの中年男セオドア(ホアキン・フェニックス)が、実態のない最新型AI「サマンサ」(声:スカーレット・ヨハンソン)と対話し、恋に落ちる姿を描いたラブストーリーだ。現実と仮想世界の融合を取り巻く、多くのテーマを含んだ内容となっている。 この映画などを題材にして海外メディアは、AIと人間の関係の現在と未来について語っている。 【仮想パートナーは、健全に私たちの生活を豊かにするか?】 自然言語処理を用いて質問に答える「Siri」に技術提供した、ニュアンス社のジョン・ウエスト氏は「(AIとの対話は)思っているほど遠くない」とワイアード誌に語っている。同社のシステムではレストラン予約や友人の招待ができる。今、映画のサマンサのように、ユーザーの嗜好を見極めてレストランをおすすめ